朝霧

投稿日 2015-03-22

3月21日 昨日の朝、アルテピアッツァ美唄は一面、霧に覆われていました。その日、その時にしか見られない、自然と彫刻が創り出す景色にはいつもハッとさせられます。「朝霧が出ると、その日は晴れる」と言われるように、お昼前には太陽が出て、すっきりと晴れ、雪に光が反射して眩しいくらいでした。

 最近は「雪」より「雨」が降ることも多くなってきました。日に日に雪どけが進んで、彫刻の足元の雪もだいぶ無くなりました。この時期は、晴れていてもぬかるんでいるところも多いので、濡れても大丈夫な靴を履いてくると安心ですよ(長靴の貸し出しもしていますので、ご遠慮なくお声かけください)。

第60回栄幼稚園卒園式

投稿日 2015-03-19

3月18日 天気に恵まれ、あたたかな陽射しが降り注いだ昨日、アルテピアッツァ美唄内木造校舎1階美唄市立栄幼稚園のホールでは、「第60回栄幼稚園卒園式」がありました。

 今年の卒園生は10名。みんな自分の名前が呼ばれると、大きな声で返事をして、「大きくなったら、警察官になりたいです!」「パティシエになりたいです!」と将来の夢を言ってから、卒園証書を受け取っていました。
 園長先生は証書を読みながらうるうる、PTA会長さんも祝辞を贈りながらうるうる、担任の先生たちや保護者の方々も…卒園児の中にも涙をこらえている子がいました。幼稚園で過ごした日々を思い出すと、楽しかったこと、大変だったこと、いろんなことがあったでしょう。

 毎日挨拶していた園児たちが卒園するのは少し寂しいですが、旅立ちの春です。小学生になっても、家族や新しいお友達とまたアルテに遊びに来てね。園児のみなさま、保護者のみなさま、ご卒園おめでとうございます!

「小学生のための『こころを彫る授業』」、もうすぐです!

投稿日 2015-03-16

小学生のための「こころを彫る授業」 今月末に開催します「小学生のための『こころを彫る授業』」(詳細については、こちら)、お申し込みの締め切りが近づいてきました。
 開催日は、3月27日(金)、28日(土)、29日(日)の3日間。1日完結型の授業ですので、それぞれ1週間前までにお申し込みをお願いします。今のところ、どの日も数名空きがあります。定員は各日15名ですので、お早めにお申し込みください!
 また、保護者の方の見学も可能です。見学する方の昼食(とりめし定食700円)もご用意できますので、希望の方は授業お申し込み時に併せてご予約ください(参加するお子さまの昼食代は参加費に含まれます)。
 イタリアの白大理石と札幌の軟石、好きな方を選んで彫刻し、自分の“こころ”をかたちにする授業です。1人1人違う、目に見えない自分の“こころ”に子どもたちはどんなふうに向き合うでしょうか?お申し込みは、アルテピアッツァ美唄ギャラリー(0126-63-3137)までお電話ください。

日の光

投稿日 2015-03-14

 季節が逆戻りしたかのような雪が続いたここ数日ですが、今日はひさびさに朝から晴れています。朝、アルテピアッツァ美唄アートスペースでは、太陽の光がさしこんで、彫刻の陰影をくっきりと浮かび上がらせていました。
 この時期、窓の外を眺めていると、暖かい日光で屋根の雪が融けて、まるで雨のようにしとしとと降り注ぎます。日の光をあびた雫はキラッキラッと反射して綺麗ですが、これらは屋根の雪が一気に落ちてくる前兆でもあります。湿り気を含んだ雪は重く、軒下を歩いているときに落ちてくると、あわや大事故…なんてことも。とても危険なので、アルテ内各施設の軒下へは立ち入らないようお気をつけくださいね。

 さて、ここで「カフェアルテ」よりお知らせです。3月21日(土)より、営業時間を10:00~17:00に戻します。春分も近づき、日も長くなってきました。のんびりと夕暮れのアルテを散策した後には、あたたかいコーヒーでほっと一息…。みなさまのご来店、お待ちしております!

アルテ文庫のご紹介

投稿日 2015-03-11

アルテ文庫 昨年10月にオープンしました「アルテ文庫」に、新たに安田侃さんが選んだ書籍が追加されました。今回は、安田さんの彫刻作品にも使われている白大理石の産地「カッラーラ」の石切り場の写真集やその大理石の山脈をモチーフに19世紀、20世紀に描かれたイタリアの絵画集など、日本ではなかなか目にすることのない本も。(写真はほんの一部です)
 個性豊かな本ばかりで、イタリア語が読めなくても、眺めるだけでも伝わるものがあります。「古代から多くの芸術家たちがこの風景を見ていたのかな…」などと、いろいろ想像するのも楽しいです。本の解説カードもありますので、どれを読もうか迷ったら、どうぞ参考にしてください。

 皆さまからのご寄附でますます充実していく「アルテ文庫」は、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーにあります。書籍はどなたでもご覧いただけますので、ぜひお立ち寄りください。(「アルテ文庫」のしくみについて、詳しくはこちら

口笛のような

投稿日 2015-03-08
3月8日 例年ですと、この時期はまだまだ雪深いのですが、今年はすでに芝生が出てきた地面もあります。とても穏やかな日々なので、近頃アルテピアッツァ美唄の中では、この陽気に反応した動物や植物が動き出している“気配”を感じます。
 午前中、林の中を歩くと、「ピーツピーツ」「チュンチュン」「チチチチ…」…などなど、陽射しに応えるように何種類もの小鳥たちの賑やかな声が聞こえます。中でも、「ヒッ、フー」と、ひときわ澄んでいて、口笛のようにも聞こえる声は、「ウソ」という鳥のさえずり。スズメよりひと回り大きく、頭のてっぺんは黒くて、首の周りが鮮やかな朱色の小鳥です。アルテに来た際には耳を澄ませてみてください。とてもきれいな声ですよ。
 ブロンズの彫刻も、表面についた雪が解けてキラキラと輝いて、なんだかイキイキしているようにも見えました。今年の雪解けはだいぶ早いかもしれません。

「カフェアルテ」スタッフ募集のお知らせ

投稿日 2015-03-05

3月5日 3月に入り、夕方になってもまだ外は明るく、だんだんと陽が長くなっているのを日々、実感します。

 さて、これから雪解けが進み、桜の季節や連休に入るとアルテピアッツァ美唄にもたくさんの方が来てくださいます。そんな賑やかな時期にむけて、カフェアルテでは、一緒に働くスタッフを募集しています。
 アルテピアッツァ美唄が好き、カフェアルテが好きという方なら、経験の有無も問いません。興味のある方は、ぜひお問い合わせください。「空いた時間にボランティアとしてなら…」というご連絡もお待ちしております!
 募集の概要・応募方法など、詳しくはこちらから。

美唄市内小学校絵画・書道展(後期)

投稿日 2015-03-02

3月2日 先週から、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは、「美唄市内小学校絵画・書道展」の後期の展示がはじまりました。現在、中央小学校、峰延小学校、茶志内小学校の3校の児童たちによる絵画、書道、版画103点を展示しています。

 前期に引き続き、後期も力作ぞろいです。例えば、茶志内小学校の1・2年生による「大根」の絵。画用紙を縦に2枚並べた大きな画面に、畑で収穫を待つ大根をのびのびと描いています。二股に分かれているものもあれば、ダンスしているものもあったり(!)、ひとつも同じ形のない大根。葉が青空に向かってグンッと力強く伸びているようすもよくわかります。細かいところまでよーく観察して描かれていて、迫力満点です!また、他の作品も、「この子にしか描け(書け)ないんだろうなぁ」というものばかりで、見応えがあります。

 美唄市内から、我が子の作品を見るため訪れるご家族も多く、どのご家族も、お子さんが嬉しそうに「こっちだよ!」と、お父さんお母さんの手を引いて、ギャラリーに入ってくるのが印象的です。3月11日(水)までの展示ですので、ぜひ皆さまお越しください。※3日(火)、10日(火)は休館日です。

3月の「こころを彫る授業」

投稿日 2015-02-28

2月28日 「2月は逃げる 、3月は去る」と言いますが、あっという間に2月も今日で終わりですね。

 さて、3月の「こころを彫る授業」のご案内です。アルテピアッツァ美唄のなかで、大理石や軟石を使い、自分の“こころ”をかたちにしてみせんか?石炭ストーブで工房を暖めてお待ちしております。
 ◆日にち:3月7日(土)、8日(日)※1日のみの参加も可能。 ◆時間:10:00~16:00 ◆場所:アルテピアッツァ美唄内ストゥディオアルテ(体験工房) ◆材料費:一般/15,000円(大理石)10,000円(軟石)大学生・高校生/10,000円(大理石)6,000円(軟石)中学生以下/9,000円(大理石)5,000円(軟石)◇アルテ市民ポポロ市民証提示の方は各1,000円割引 ◇翌月以降の授業に継続参加の場合は1日1,200円(アルテ市民ポポロ市民証提示の方は200円割引)。 ◇昼食について:持参していただくか、別途800円で美唄農家のお母さん達による昼食「かあさんの味」をご用意します。こちらは予約が必要ですので、授業のお申し込みと一緒にお早めにご予約ください。

 3月には、「小学生のための『こころを彫る授業』」も行われますので、こちらもぜひご参加ください。

 授業に関するお問い合わせ、お申込みはアルテピアッツァ美唄ギャラリー(0126)63-3137までお願いします。※休館日を除く、9:00~17:00。

アーカイブ資料公開

投稿日 2015-02-25

アーカイブ資料公開 昨日、久しぶりに降った雪が彫刻の上や木々などに積もり、また冬らしい風景になりました。

 さて、2月14~22日まで「ストゥディオアルテ」で行っていました、アルテピアッツァ美唄のアーカイブ資料公開が無事に終わりました(今回はいつも応援してくださっているアルテ市民ポポロのみなさまを対象にご案内していました)。昨年度より、アルテに関わる様々な資料を整理し、この空間を未来に残してくために活用しようと「アーカイブ事業」に取り組んでおり、今回、整理できたところから、一部資料を初めて公開しました。
 会場には、年表のほか、オープン当初の構想模型や過去年のカレンダー、イベントや講演会の映像等を用意しました。ご覧いただいた方々からは、「1992年のオープンから少しずつ創られてきたのですね」「映像を見ると、当時の雰囲気や想いがよく伝わってきて、ただ話で聞くのとは違う」「時系列にアルテの成り立ちが分かって面白い」など、たくさんの声をいただきました。中には、1日中、会場に居てじっくり資料と向き合っていた方や「見たいものがたくさんあって、時間が足りない!」と何度も足を運んでくれた方も。
 
 私たちスタッフにとっても、訪れた方に資料の説明をしたり、一緒に映像を見たりする時間は、アルテの23年を追体験するようで、貴重な時間となりました。資料公開にお越しいただき、今後の活用についてご意見をくださったみなさま、ありがとうございました。

 

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