2014年9月のアーカイブ

小島啓二写真展「彫刻家・安田侃の世界」

投稿日 2014-09-06

9月6日 ただ今、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは「小島啓二写真展『彫刻家・安田侃の世界』」を開催中です。1つ目の教室では、札幌、函館、岩内…と、北海道各地におかれた安田侃彫刻のモノクロ写真を25点展示しています。2つ目の教室には、小島さんが夏のアルテピアッツァ美唄に1日滞在され、朝から夕方まで、その移り変わる風景をとらえた写真26点を時系列に展示し、その日に撮影した写真(400枚以上!)のスライドショーも上映しています。

 「この写真展を見て、各地にある安田侃彫刻を実際に見に行ってもらえたら。そして、アルテピアッツァ美唄で、ゆっくり1日過ごしてもらえたら嬉しい」と小島さん。9月6日10年以上前から何度もアルテを訪ねて、アルテの中を歩き、時間ごと、季節ごとに変わる風景と安田侃さんの彫刻作品を見てきた小島さんらしい視点の写真展です。
9月15日(月・祝)17時までの展示です ※9日(火)は休館日。週末には会場に小島さんがいらっしゃる予定なので、写真についてのエピソードがたくさん聞けるかもしれませんよ。ぜひみなさまそろってお越しください。

「てくてく美唄炭鉱~三井美唄編~」

投稿日 2014-09-03

 8月31日、「思い出の炭鉱写真展」関連企画の「てくてく美唄炭鉱~三井美唄編~」を開催しました。今まではアルテピアッツァ美唄のある東美唄地区を歩いてきましたこの企画ですが、今回は、美唄のもうひとつの巨大炭鉱「三井美唄炭鉱」があった南美唄地区を歩きました。
 お客さまの中には、三井美唄出身だから懐かしくて来た、という方も多く、様々な場所で「学校のグラウンドが狭かったので、三井の巨大な運動場で小学校の運動会をしたんだ」「ここは宴会場だったんだけど、宴会のときの騒ぎようと言ったらすごかった…」といった貴重なお話をお伺いすることもできました。
 また、地元の方からは、今も地域を挙げて山神祭や盆踊り、地域の草刈りなど、街や人を元気にする活動をしている…というお話もありました。当時からの炭鉱住宅が今も残り、人の営みがある南美唄地区を歩くことは、参加者にとっても大きな驚きがあったのではないでしょうか。

 さて、8月1日から、一ヶ月間開催した「思い出の炭鉱写真展」。今回のテーマは「思い出地図」ということで、昔の地図に、訪れた皆さんの思い出を書き込んでいただきました。「ここでダンスをした」「この小学校での思い出は忘れない…」…開催当初は白かった地図も、最終日にはとても賑やかになりました。ご来場いただいた皆さま、そして大切な「思い出」を地図に書いてくださった皆さま、本当にありがとうございました。目に見えない記憶を記していただいたことで、世代を越えて美唄の記憶を共有できる場になっていれば幸いです。今後も、アルテピアッツァ美唄では、様々なかたちで美唄の歴史を未来へ繋ぐ活動を継続していきます。

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