数十年ぶりの栄小学校

投稿日 2019-04-01

 3月のある日、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄の木造校舎に、この校舎がまだ「美唄市立栄小学校」だった頃に通われていたという方が、お孫さんとご一緒に来訪してくださいました。
 懐かしむように校舎を歩かれ、「昔、この校舎はすごく寒くてね。授業中、手がかじかんで鉛筆が持てないの。でも校長先生に『こんな鉛筆の持ち方はダメだ』って叱られてね」と当時のエピソードを教えてくださいました。
 炭鉱が閉山し、栄小学校6年生の時に他のまちへ引っ越されたとういうその方は、今でも栄小学校が夢に出てくるのだそうです。
 楽しい記憶が詰まったこの場所に、「来ることが出来て本当に良かった。懐かしかった」と言って帰っていかれました。
 大切な心の思い出にふっと触れられて、私たちもとても幸せな気持ちになりました。
 ご来訪ありがとうございました。また、お待ちしていますね。

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