とうとう降りました。朝から降っていた冷たい雨が昼近くには雪に変わり、みるみるうちに空間を白一色にしてしまいました。 水分を多く含んだ大粒の雪は木の枝にもどんどん降り積もり、風景を一変させます。 これからはいよいよ雪の季節です。真っ白なアルテピアッツァ情報も楽しみにしていてください。
日本の四季を見つめ、西洋的視点を踏まえて数々の名作を描いた東山魁夷さんの作品集に「コンコルド広場の椅子」というステキなものがあります。椅子に腰かけて人間はいろいろな思いを持ちます。そして、力を蓄えて、また立ち上がります。通常ならなくなっている木のベンチが今年はまだ残っていました。秋の名残を惜しむ人達のために置いてあったのでしょう。アルテに置いてあるベンチは自然を身体に取り入れる装置です。春になってまた、生命の輝きが感じられる季節まで少しお休みです。
Comment by 都会に出た熊 — 2006年11月12日 @ 4:47 PM