第24回「アルテの森語り」

投稿日 2016-06-19

6月19日 6月18日の土曜日、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄にあるカフェアルテでは、「アルテの森語り」を開催しました。季節の節目に開催していますこの朗読会、今回で24回目となりました。

 まず始めに、チェロ奏者のフリーデリケ・キーンレさんと岩見沢教育大4年生の高橋勇輝さんによる演奏、ヴィバルディのチェロソナタ第5番から始まりました。深みのある心地よい音色が重なり合い、チェロ独特の響きがカフェアルテを包み、聞いてる方々を魅了されていました。 

 続いて、磯田憲一さんによる朗読は菊地寛著「入れ札」です。追っ手に追われ赤城山を後にした国定忠治が連れて行けるのは3人の子分のみ。なんとかその3人の中に入りたいと苦悶する長年の子分、九郎助のお話です。細かい心理描写の多いこの作品を、情緒のある語り調子で、聞く人を惹きつけます。

6月19日

 そして朗読の後は、参加者と出演者を交えて交流会を行いました。多くのファンをもつ美唄のそば打ちグループ「匠の会」による手打ちそばを始め、お客様からいただいた差し入れなどを囲み、みなさまで楽しいひとときを過ごすことができました。

 夏至に合わせて開催しました今回の朗読会、会が進むにつれてゆっくりと日が傾き、終わる頃には空におぼろ月が出ていました。参加してくださったみなさま、出演者の方々、ありがとうございました!

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