第26回「アルテの森語り」

投稿日 2016-12-26
12月26日 12月23日(金・祝)、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄カフェアルテで、第26回「アルテの森語り」を冬至に合わせて開催しました。この日は全道的に荒天で参加をあきらめた方も多い中、30名近くがお越しくださいました。
 16時半、辺りが真っ暗になってからゲストのフルート奏者、大島さゆりさんの演奏からスタート。大島さんは金と銀で作られた2種類のフルートを用意し、素材による音色の違いを聴かせてくれました。同じ曲の聴き比べに、参加者もうなずきながら音の違いを堪能していました。その後、アイルランドの曲や坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」などを演奏。最後にクリスマスソングメドレーを披露し、温かい拍手で大島さんの演奏は終了しました。
 続いての安藤千鶴子さんによる朗読は、日本の昔話「若返りの水」と童話「マッチ売りの少女」の2本。「若返りの水」は、途中笑いが起こる場面もあり、とてもなごやかな雰囲気でした。みなさんご存知の「マッチ売りの少女」では、安藤さんの落ち着いた声で語られる、寒い雪の中を歩く少女の描写が、外の雪景色と合っていました。物語のてん末では聞いている方々の哀愁をそそりました。
 最後に磯田憲一さんによる朗読、山本周五郎著「かあちゃん」です。女手ひとつで5人の子どもたちを育てているお勝と、その家に入った泥棒とのやり取りから始まった物語に、みなさんじっくりと聞き入っている様子でした。
12月26日 終了後は会場を隣接のストゥディオアルテ(体験工房)に移しての交流会です。「冬至かぼちゃ」を用意したほか、参加者からの差し入れもいただき、テーブルにはたくさんの料理が並びました。工房の外では餅つきも行われ、参加者、スタッフ、そしてこの日は安田侃さんも来られ、代わる代わる餅をつき、会場には一体感が生まれました。
 出演者のみなさま、ご参加いただいたみなさま、雪の降る中お越しいただき本当にありがとうございました!来年の開催についてはホームページやこちらのブログでお知らせしますので、どうぞお楽しみに。

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