彫刻を未来に

投稿日 2017-11-09

1109-1 雨のたびに葉が落ちて、最後まで残っていたプラタナスの葉もわずかとなりました。

 遠目ではわかりにくいですが、冬に備えて、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄にある屋外彫刻には、保護用の白いシートがかけられました(一部ブロンズ彫刻を除く)。また、シートをかける前にイタリア国家認定文化財修復士の資格を持つアルテスタッフがひとつひとつ、彫刻の状態チェックを行いました。傷や染みが付いた部分、錆が出ている部分などを写真に撮ったり、メモしたりしながら集めた詳細な記録は、アルテを守っていくための重要な情報のひとつとなります。
 しばらく白大理石の彫刻に触れられないのは寂しいですが、北海道の厳しい冬を何度も越えて、ずっと先の未来に彫刻を残していくためには大切なことです。次の春、彫刻たちが姿を現すのは4月末頃を予定しています。
 ギャラリー(木造校舎2階)やアートスペース(旧体育館)の中の作品は、冬の間も変わらずにご覧いただけます。どうぞお立ち寄りください。

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