雪根開き

投稿日 2018-03-05

3月5日 冬、カフェアルテの前に広がる音の広場を歩き、ふと山の方に目をやると、緑が生い茂る夏の間には見えなかった彫刻が、周りの木々に守られるように、そっと佇んでいるのが見えます。地面が顔を出すまでにはまだ時間がかかりますが、今朝、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄の木造校舎の方から見える向かいの山の木々は、「雪根開き」をしていました。太陽の光を浴びて熱をもった木の幹が、その周りの雪だけを融かす現象をそう呼ぶそうです。遠くからは、山に浮かび上がった幾何学模様のように見えました。
 春の訪れを知らせるこの現象。春はまだ先だと思っていましたが、しっかりと次の季節が近づいていることを感じます。

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