第3回 こころのふるさとアルテまつり vol.2

投稿日 2007-08-28

 会場は200人以上の熱気と期待と暑さでムンムン。それでも窓を閉め切って9月7日にオープニングを迎えるローマ展の設置のようすなどをまとめたDVDを見たあとで、2000年の時を経てきた遺跡のなかに現代彫刻を置くことの意味を自問しつつ、『時に触れる』展へ寄せる安田さんの想いなどを聞くことができました。                                                                           ギャラリーでは今年も”炭鉱の記憶再生塾”の主催による炭鉱の写真展。『思い出の炭鉱写真展』が開催されていて、美唄が炭鉱のマチとして栄えていた頃のようすを雄弁に語る写真や資料が展示され、墓参に訪れた土地縁の方々の郷愁を誘い、また今を生きる世代には美唄の歴史を知ってもらう絶好の機会となりました。                                                       まつりのフィナーレを飾るのは盆おどり。17:00からはこどもたちがや ぐらと「テンモク」をぐるりと囲むようにして新美唄音頭を。だいたい80名くらいの参加がありました。手作りキャンドルにも火が灯り、18:00からは太鼓のリズムで北海盆踊りを。アルテピアッツァを包み込むようにしている山々に、太鼓の音色がこだまするなか、心地よい汗をかいた1時間でした。                                                                   なんとか雨も降らずに全行程を終えることができましたのも、本当に大勢の方々の支えがあってのことです。心より感謝申し上げます。まつりに来てくださった方、お手伝いくださった方、みなさん本当にありがとうございました。また4回目の会場でお会いしましょう!                                                                     

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  1. 30日の読売新聞の朝刊の文化面に「負けず、勝たず、邪魔せず」という来月7日から始まる安田先生のローマ展の紹介記事が出ています。安田彫刻の転機が生と死を表現しようと苦闘した洞爺湖畔の「回生」だったこと。「目に見えない気の流れと彫刻の接点を純粋な次元に持っていく」という創作上の狙い。そして「負けず、勝たず、邪魔せず」という作品の位置づけ。作品については寡黙な安田先生が珍しく語っています。語られていることは、当然のことながらすべてアルテの作品と共通するもの。ぜひご一読を。

    Comment by 都会に出た熊 — 2007年8月30日 @ 2:27 PM

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