なんて穏やかな日々でしょう。もう2日間くらい雪が降っていなくて、やわらかな陽射しが伸びています。 今日はクリスマスイヴ。3連休の最終日でもあります。4月からオープンしたカフェアルテでは、初めてのクリスマスにツリーと☆型のクッキーを作ってみました。22日から今日までの限定“ポチョン”(温かい珈琲と紅茶にサービスで付いている小さなお菓子)です。12月に入って、実は手作りパンやクッキーなどもメニューに加えています。パウンドケーキや「本日のケーキ」として、ベークドチーズケーキやチョコレートケーキ、タルトなどを作っています。 温かい飲み物と、手作りケーキ。のんびり、ゆっくりお過ごし下さい。
日本ではクリスマスというと生クリームで覆われたクリスマスケーキをすぐ思い浮かべます。しかし、ヨーロッパではドライフルーツを入れた焼き菓子が多いんです。
イタリアではヴァカンツェ・ナタリツェ(クリスマス・シーズン)に作られるバネットーネ。ドイツでは、1400年代から作られている粉砂糖を周囲にたっぷりかけ布につるまれた幼児のキリストを象徴させたシュトレン。スターリングラードという映画では、故郷からはるばる母親手作りのこのケーキか届いて喜ぶシーンが印象的でした。
イギリスは、クリスマス・プディング。物を入れて占いにも使われます。もとは、ひき肉も入れていたのですが、今は保存の問題から動物油脂を入れるだけになっています。北海道に縁の深いニッカウイスキー創業者竹鶴さんは、このケーキに入っていた指輪が縁でイギリス人のリタさんと結婚したのです。ちなみに指ぬきが入っていると、一生独身だそうです。熊は金貨に当たりたい。
クリスマス菓子は、家庭や家族の愛情の象徴なのですね。カフェに行ったら、温かい心に触れることができるかも。薪ストーブの炎もいいもんです。
Comment by 都会に出た熊 — 2007年12月24日 @ 11:27 AM