ふたつの美術授業

投稿日 2010-10-10

  先週は美唄市内のふたつの中学校がストゥディオ(工房)で美術授業を行いました。各学校ともクラス別で3日間、いつもとは違う空間で授業体験していた生徒たち。
 美唄東中学校は深川市にある公設民営美術館「アートホール東州館」の館長さんを招いて、プラハのテレジン収容所(アウシュヴィッツへの中継地)で描かれた子どもたちの絵をみながら講話を聞いていました。現代の子どもたちには遠い世界、悲惨な状況のなかで夢のように描かれた子どもたちの絵。普段体感しないような時間となったことでしょう。
 もうひとつの美唄中学校は屋内外にある安田さんの彫刻をみて、感じて、鑑賞。そのなかのひとつをスケッチし、工房に戻ってから粘土で制作。短い時間の中、それぞれに個性ある「真無」、「妙夢」、「帰門」などの作品が形作られていました。今みた実物をすぐ作品にできるなんてスバラシイことですね。アルテピアッツァでこういう授業を行う学校が2校もあったことをご報告。そしてもっともっと、開かれたアルテでありたいとおもいました。

トラックバックURLhttp://old.artepiazza.jp/blog/wp-trackback.php?p=719

コメントの投稿

No comments yet.

RSS

PAGE TOP