‘出来事’ カテゴリーアーカイブ

夏本番!

投稿日 2017-07-20

0720-3 太陽が眩しい季節になり、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄には、平日もたくさんの方が訪れています。
 北海道内外から観光のため、ご近所から犬と一緒にお散歩で、子どもたちが水遊びに、「こころを彫る授業」の続きで石を彫るために…昨日は美唄市内の小学生が総合学習の授業で、今日は中学生が美術の授業でアルテを訪れ、あちこち歩いて彫刻に触れていましたよ。

これから夏も本番です。この季節に初めてアルテを訪れようという方も多いのではないでしょうか?アルテまでのアクセスや施設概要など、わからないことがありましたら、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄ギャラリー TEL 0126-63-3137 までお気軽にお問い合わせくださいね。また、アルテHP内「ご来訪されるすべてのお客さまへ」も併せてご覧ください。

児童館でころころキャンドル作り

投稿日 2017-07-17

7月16日 毎年8月13日に安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄で開催している、「アルテの盆踊り」。この日に灯すキャンドルを子どもたちに作ってもらおうと、先日、美唄市立中央小学校内に併設されている児童館へおじゃましました。
牛乳パックに溶かしたロウを入れたら口を閉じて、ころころと転がしながら固めて作る「ころころキャンドル」。2本指で高速回転させる子や、おしゃべりしながら膝の上で転がす子、みんな楽しそうにころころしてくれました。
ロウが完全に固まったらクレヨンでお絵かきしてできあがり!色とりどりでどれもすてきなキャンドルになりました。盆踊りの日、辺りが暗くなる頃あかりを灯します。(昨年の様子はこちら) みんな、見に来てね!

夏至にあわせて

投稿日 2017-06-28

6月24日 少し前の話になりますが、6月24日の土曜日に「第27回アルテの森語り」を開催しました。

 この日のゲストは、いずれも北海道教育大学岩見沢校出身・在学の塩谷真央さん、垣原遥愛さん、林由里子さん。色鮮やかなドレスに身を包んだ3名でクラシックの名曲を演奏、ヴァイオリンとフルートの美しい音色がカフェアルテに響き渡りました。続いて、磯田さんによる藤沢周平著「約束」の朗読では、磯田さんの落ち着いた語り口で、会場が物語の世界に包まれました。最後に、磯田さんが「同じ空知で、安田侃さんの母校でもある北海道教育大学岩見沢校の若き演奏家の発表の場にもしていきたい」と、今後の森語りへの想いを語りました。

 その後の交流会も参加者同士いつまでも話が尽きない様子で、夏至の長い一日を存分に楽しんでいただけたようです。

アルテ〇〇の学校 第9回マルマルは(古)(民)(家)

投稿日 2017-05-29

5月29日 5月27日(土)、「アルテ〇〇の学校 第9回マルマルは(古)(民)(家)」をストゥディオアルテ(体験工房)で開催しました。あいにくの雨でしたが、定員いっぱいの方々が全道各地から参加してくださいました。

 ゲストは、良質な北海道の民家などを保存・再生し、次の世代へと繋げていく活動をされている「NPO法人北の民家の会」の北島詳三さん。はじめは、北島さんが古民家再生に携わるきっかけとなった「古民家再生塾」のお話から。続いて、民家再生に取り組む意義について、伝統的木造建築の素晴らしさに触れたり、先人の大工さんの巧みな技を知ることや民家の歴史から地域の歴史を知ることができたりと、古民家を通じて様々なことが見えてくるようです。
 後半は、実際に古民家が発見され、解体、保存、再生されるまでの一連の流れを解説してくださいました。また、再生事例を写真付きで紹介していただきながら、時折北島さんから「これは何に使うか分かりますか?」と参加者のみなさんに問いかける場面もありました。5月29日
 新たな施主に出合うことで再生される古民家は、「まさに渡りに船」とおっしゃる北島さんですが、北海道の貴重な木材で作られた伝統的な建造物の価値を理解してもらい、広めていくことが大事ともおっしゃります。終了後、参加者からは「北海道にもこんなに民家があるんですね」「民家を見る目が変わりました」と、まさに古民家の価値が広まったのではないでしょうか。北島さん、貴重なお話ありがとうございました。

 「アルテ〇〇の学校」、次回は(ア)(ス)(パ)(ラ)です!7月29日(土)の開催を予定しています。詳細が決まりましたら、ホームページやこちらのブログなどでお知らせしますので、お楽しみに。

「てくてく美唄炭鉱-東美唄フットパス編-」を開催いたしました

投稿日 2017-05-18

5月18日 5月14日(日)、「てくてく美唄炭鉱-東美唄フットパス編-」を開催いたしました。
 炭鉱地区の小学校・旧栄小学校跡地でもある安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄を出発し、炭鉱の記憶を残すための慰霊碑、「炭山(ヤマ)の碑」(安田侃 作)のある我路ファミリー公園までの往復およそ10kmを歩きました。
 フットパスのコースは主に、かつて炭鉱で栄えていた地区の美唄鉄道廃線跡を整備した美唄サイクリングロード。歩いていると当時の駅ホームや選炭場を垣間見ることができます。
 この美唄鉄道線の東明駅では東明駅保存会の方々が駅舎内を、中間地点の我路神社では神主さんが特別に拝殿を見せてくださったりと、貴重な体験に参加者の方々も喜ばれていました。
 そして、残された建物や、今でも変わらない山の稜線など、多くの人で賑わっていた過去の面影を追いながら、当時をよく知るアルテスタッフが語る様々なエピソードにみなさん耳を傾けていらっしゃいました。
 5月18日 小樽から来られた参加者が、「初めて来たけれど、これからは、『美唄』という文字を見るたび、美唄のこと、炭鉱の歴史のこと思い出すわ」と笑顔で言ってくださったことを、とても嬉しく思います。

 次回8月20日(日)13:00から「てくてく美唄炭鉱-三井美唄編-」として、南美唄地区の炭鉱跡を辿るイベントがあります。近くなりましたらHPやブログなどで告知いたします!

朝のひととき

投稿日 2017-05-10

5月10日 今朝は、気持ちのよいお天気でした。カフェアルテの開店準備をしていると奥の森で、1組のカップルが散策されている姿が見えました。しばらくすると木々の間を抜けて、木漏れ日の中気持ち良さそうに彫刻の横を通りこちら側へ歩いていらっしゃったのですが、ちょうどその時、風が吹いて桜の花びらが雪のように舞い、しばらくその場に佇まれていました。まるで何か映画のワンシーンを見ているようで、見ている側をも惹きつける素敵な瞬間でした。

新しい1年の始まり

投稿日 2017-04-10

4月10日 今日、木造校舎1階の栄幼稚園では入園式が行われました。例年、雪の残る時期ですが、今年は芝生も青くなりはじめ、冬用カバーを外した白く輝く彫刻が新入園児を迎えました。11名の新しいおともだちは、先輩園児に手をひかれて入場。お父さんお母さんと離れて落ち着かない様子で席につき、やがて泣き出す子、歩きまわる子、椅子から転げ落ちる子もいました。記念写真の撮影もひと苦労でした。でも、これから幼稚園へ通う中であっという間に成長していくことでしょう。
 いよいよ春本番。芝生の上でかけっこ、森で忍者ごっこ、水の広場で水遊び、と元気に動き回る園児の姿が見られるようになります。すてきな思い出たくさんできるといいね。私たちアルテピアッツァスタッフとも仲良くしてくださいね!

先生「侃ちゃん」と呼んでくれて

投稿日 2017-04-07

4月7日 詩人で評論家としてもよく知られる大岡信さんが4月5日逝去されました。安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄の木造校舎2階ギャラリーの廊下に、力強い筆致の大岡信さん直筆の詩がお守りのように架かっているのをご存知の方も多いと思います。
 1997年初夏、アルテピアッツァ美唄オープンから5年、水の広場がようやく完成した年に、アートスペース(旧体育館)で講演会をしてくださいました。「安田侃の彫刻には、ここに永久の時間があるという感じがする。そこに永久の時間があるというだけじゃなくて、時間が絶えずじっと瞑想しているように、生きて息をしているようなところがある」と語り、「名づけ得ぬものへの賛歌 安田侃に」と題した詩を読まれました。「侃ちやん わが友よ」「侃ちやん どつしり重い君の石は・・・」と親しげに語りかける詩です。そして、イタリアの大理石で作られた池で遊ぶ幼稚園児を見て「それがいい」と喜び、彫刻に触ってもよいこの場所を、日本でも珍しいくらいに開かれた、いい芸術広場と評しました。

 大岡信さんと安田侃さんの出会いは、アルテピアッツァ美唄が生まれる前の1985年のこと。イタリアで活躍していた安田侃さんも日本ではまだあまり知られていなかった頃です。大岡信さんの奥様の深瀬サキさんが東京の倉庫画廊上田ウエアハウスでの個展の初日をご覧になり、「とてもいい」とまず魅了され、その後、ご夫婦でファンになられたそうです。

4月7日 安田侃さんの彫刻を「壮麗さにおいても雄大さにおいても比類がない」と表現し、1994年のヨークシャー・スカルプチャー・パーク(イギリス)での安田侃野外彫刻展「大理石とブロンズ」展では、大岡信さんと安田侃さんが一緒に作品を見て回る様子がNHKのテレビ番組「日曜美術館」で紹介されました。作品を次々読み解く大岡さんの言葉には、時に、作者自身も気づいていないことを言い当てるようなところがありました。
 彫刻に寄せた詩を作り、方々にアルテピアッツァ美唄を紹介してくれた大岡信さんの訃報に接し、安田侃さんは、「まだ安田侃とアルテがほとんど知られていない時、確固たる言葉で評価してくださった最初の人」と感謝し、別れを惜しんでいます。安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄スタッフ一同、謹んで哀悼の意を表します。

 4月8日(土)から17日(月)まで、ギャラリー(木造校舎2階)で、大岡信さんが安田侃さんの彫刻やアルテピアッツァ美唄に寄せた詩の数々やアルテピアッツァ美唄での講演会の映像などをご覧いただけます。※11日は休館日

カフェアルテでクリスマス

投稿日 2016-12-28

12月28日 今朝の最低気温は-16℃で、ピリッと冷たい空気が、体の芯まで伝わりました。

 さて、12月25日、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄内カフェアルテでクリスマスパーティー「クリアルテ」が開催されました。アルテを応援してくださる美唄市民の方々とアルテスタッフが一緒に企画した新たな試みです。対象は、市内近郊に住む20代~30代。アルテの魅力を若い世代の方々にもっと伝えたいという思いでした。
 当日は、美唄市在住のギターデュオ「Duo・フォレスター」のお二人による、クリスマスに合わせた選曲のクラシックコンサートからスタート。その後、サプライズゲストとして、安田侃さんも来てくださり、「若い方々が集まるのは嬉しいことです。」とお話してくださいました。雰囲気が盛り上がったところで、この日の為にイルミネーションが施されたカフェアルテで、チキンやローストビーフ、イタリア料理、デザートと盛り沢山のビュッフェをイタリア産ワインなどのお飲み物と一12月28日緒にお楽しみいただきました。その他、初めて来た方の為にアルテの紹介をする時間、彫刻「相響」のライトアップやビンゴ大会など、気軽に楽しんでいただけるプログラムをご用意し、あっという間にクリスマスの夜は過ぎていきました。

 帰り際、スタッフに「料理、どれも美味しかったです。」「初めて来ましたが、素敵な場所ですね。」と嬉しい声をかけていただきました。ご参加くださった30名のみなさん、ありがとうございました。

ぺったんこ!

投稿日 2016-12-15

12月15日 先日、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄内にある木造校舎1階の栄幼稚園では、毎年恒例の「もちつき」が玄関ホールで行われていました。
まず最初に、お父さんたちが蒸したてのもち米をついてお手本を見せてくれます。そのリズムに合わせて、子どもたちは「それ~ぺったんこ♪」と声かけで参戦。そして次は子どもたちが交替でおもちをつきます!小さな子は先生に支えてもらいながらつくのですが、さすが年長さんともなると、背丈ほどある大きい杵を1人で持ってついている子もいました。
おもちをついている子も、「いち~、にぃ~」とかけ声で応援する子もみんな元気で一生懸命!全部で7臼、もち米20升分作りました。みんながんばってついたね~!
今年も、アルテスタッフにもお裾分けをいただきました。みんなでついた出来たてのおもちは、甘くてやわらかくてとても美味しかったです。ありがとうございました!

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