これ、どこか分かりますか?3月の「天翔の丘」なのです。 1月に登ったときは足跡ひとつなく、雪ももっと肌理が細かくて凛とした雰囲気でしたが、丘に登ったのは久し振りで、一体どんな様子になっているのかワクワクしながらてっぺんにたどり着くと、かなり雪も解け足跡もそこここについていて結構登って来る人がいることが分かります。 ただ相変わらずそこにあるはずの彫刻は見事に雪の下に隠れ、冬のこの状態に初めてこの場所に立った人には、このくぼみが何なのか?くぼみの中にあって自分の存在のシグナルをかすかに送ってくるものが何なのか?どんな形状のものが雪の下で息を潜めているのか?多くの疑問が生まれるでしょう。しかも、その答えは雪解けの季節を待たなければ得られないのですから、少々がっかりでしょうか? でも、想像してみてください。雪がとけ緑の芝生が活き活きと生え揃い、山の木々の緑が芽吹いた頃に、この丘に立った瞬間のことを。その時には露わになった彫刻を眩しい想いで見つめることでしょう。
先日アルテに行き「冬景色」を体験してきました。確か雪のない季節にはもっと多くの作品が見えてたはずなのに?
今は多くの作品が雪の下です。「ここには何があったか?」を推理しながら雪のアルテを歩くのもいいものです。
この雪の季節もあと僅か。春はもう、すぐ近くまで来ています。
Comment by hara — 2006年3月6日 @ 3:18 AM