昨年の4月10日の設立総会から1年。5月27日(土)はNPO法人アルテピアッツァびばいの第1回通常総会となりました。 季候の良い土曜の昼下がりに私たちが体育館を独占したのでは、この施設を適切に維持管理するという主旨に反するという考えから、夕方4時からの開催にしました。 昨年度の収支・事業報告、今年度の収支・事業計画についても会員の皆様から承認され、無事に総会を終えることができました。
総会後には「道庁男声合唱団」のみなさんが駆けつけてくださり、美声を披露してくださいました。アンコールも含め4曲のミニコンサートでしたが、おかげさまで会場内はすっかりリラックスした雰囲気に包まれ、みなさんお待ちかねの安田侃講演会が始まりました。
「アッシジ展と釜山ビエンナーレ」と題した講演会が始まる頃には300人ほどが詰めかけていて大変な熱気となりましたが、その会場内の熱気にも勝る熱を持って語ってくださった安田さん。 今から20年近くも前に美唄に建てた「炭山(やま)の碑」と今回出展された釜山ビエンナーレの「静江」の物語。目を背けてはいけない朝鮮人強制労働の歴史…。決して忘れてはいけない事実とその事実にまつわる人々の想いを形に込めた彫刻家。 釜山と美唄が繋がった…。本当にそう思える講演でした。
多忙ななか美唄まで駆けつけてくださった多くの方と、会場には来られなくともいつも思いを寄せてくださる更に多くの方々に改めて感謝しつつ、ひとつの区切りがつきました。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
総会と講演会がとても意義のあるものとなったようで、よかったですね。
ひとつ提案ですが、安田先生の講演内容をHPに載せるというのは、無理なお願いでしょうか?なかなか生で触れることができない者からの勝手なお願いですが・・・
Comment by じゃりんこ — 2006年5月31日 @ 3:03 PM
私も札幌からJRに乗り、定期総会に初めて出席しました。
一番印象に残ったのは、安田先生には失礼なのですが、実は「道庁男性合唱団」の歌声でした。
まさかそんな催しがあるとも思わなかったので、とても楽しめました。
大雪の歌を聞いて、道産子であることに感動し、「ふるさと」を聴くに至っては思わず涙がこぼれました。
だって、かつて自分が通った幼稚園ですから。
生まれ変わったアルテで、この曲を聴ける自分は本当に幸せだと思いました。
機会がありましたら、合唱団の皆様にぜひ、お礼を申し上げたいです。
Comment by chieko — 2006年6月5日 @ 11:20 PM