美唄での講演会の翌々日、安田さんは岩見沢教育大学でマイクを握っていました。今年度から母校の特任教授として迎えられている安田さんと学生との顔合わせ。いわば交流会のようなものです。 大学に入学してまだ2ヶ月足らずの初々しい学生100人ほどが集まり、事前アンケートに従って幾人かが安田さんへ質問を投げかけます。 「どんな時に作品のアイディアが閃くのですか?」「行き詰まった時、どんなふうにして乗り越えるのですか?」「安田さんの学生時代を振り返って、これから4年間学生生活を送る私たちへのアドバイスはありますか?」などなど…。どの質問も真っ直ぐで、切実で、安田さんも「それは企業秘密です」と言いながら、ひとつひとつ丁寧に答えていきます。 「壁にぶつかるということは前進しようとしている証しです。乗り越えてもそのままそこにとどまっていてもそれは素敵なことです。他人の表現に惑わされず自分自身と向き合う濃密な時間を過ごしてください」と。 すべての言葉をお伝えすることが出来ないのは残念ですが、安田さん自身がとても楽しそうだったのが印象的なひとときでした。
6月6日には東京で安田さんの講演会があります。お近くにお住まいの方、よろしかったら是非おでかけください。