7月19~21日の3日間、アルテピアッツァ美唄内ストゥディオアルテ(体験工房)で、「安田侃の『こころを彫る授業』」を開催しました。美唄市、札幌市、小樽市…と北海道内各地から、そして、東京、神奈川、静岡と北海道外からの参加者もいらっしゃいました。
「自分の『こころ』を見たことがある人はいる?触れたことのある人は?」と、彫刻家・安田侃さんから参加者のみなさんへの問いで、授業はスタート。「こころを彫る」ことについて、彫刻の材料となるイタリアの白大理石のこと、道具の使い方などのお話を聞いたあと、それぞれ自分の「石」と向き合います。天気が良かったので、彫刻のための作業台をストゥディオから外へ持ち出し、自分の場所を見つけて、彫っている方も多くいらっしゃいました。
時々、手を休めて、アルテの中を散策したり、カフェで休憩したりしながら、みなさんそれぞれのペースで自分の“こころ”をかたちにしていました。今回、参加者の中には中学生や小学生の姿も。安田さんに話しかけられると、やや緊張しながらも、真剣に耳を傾けていましたよ。
「これだけ、職業も年齢も好みもバラバラの人たちが集まって、同じことをする(石を彫る)教室なんて、なかなか無いよ。石を前にすれば、誰でも同じ、ひとりの“人”なんです。」と安田さん。それぞれ自分の石を集中して彫っていても、不思議と仲良くなるようで、授業のあと、参加者同士が集って、カフェでテーブルを囲む楽しそうな姿も見られました。
ご参加いただきましたみなさん、授業のお手伝いをしてくださったみなさん、ありがとうございました。安田侃さんによる「こころを彫る授業」は不定期に開催していますので、次回開催が決まりましたら、ホームページやブログでお知らせします。また、来月、8月2日(土)、3日(日)はアルテスタッフが担当する「こころを彫る授業」を開催します。こちらもぜひご参加ください。