日が少しずつ長くなり、ゆっくりと夏に近づいているのを感じますが、ここのところお天気は変わりやすく、午後から雨が降ることもあります。散策の際には折り畳み傘を一本お持ち頂いた方がよいかもしれません。
さて、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄のギャラリー(木造校舎2階)では、ただ今「初夏根」展が開催されています。ゴトウユキエさんとハットリワカコさんによる花と版画の展示です。
枝や枯れ葉、乾燥レンコンや木の実などを使った空間作品は、その可愛らしさで見る人を惹きつけます。そして壁面に展示された版画は、ぎんなんやユリネなどの食べる植物がモチーフとなっており、その丸みを帯びたフォルムからは親しみのある愛らしさを感じます。お2人の展示は、まるで誰かの部屋を訪ねたような、物語の中に迷い込んだような、そしてそこに「どうぞ」と迎え入れられたような気持ちになる空間です。どうかゆっくりとご覧ください。展示は6月12日(日)までです。※最終日は15時まで。