昨日、木造校舎2階の廊下にいた時、小学校低学年くらいの男の子が「ちょっと聞いてもいいですか?」と私の方へ訪ねてきてくれました。そして、教室内にある作品を指差して、「あの彫刻はどうしてボコボコしてるところがあるんですか?」と聞きました。私が「どうしてだと思う?」と質問すると、男の子は一生懸命考えていましたが、その時に答えは出ませんでした。
安田侃さんは「自分の彫刻は、見る人の心の鏡でありたい」とおっしゃっています。「答えは人それぞれ違ってていいんだよ」と言われます。自分だけの答えを、その時の男の子は見つけられたでしょうか。もし答えが見つかっていたら、いつかこっそり聞かせて欲しいなと思います。