今年も開催しました「アルテの盆踊り」。予定していた13日(月)は朝から大雨・・・で翌14日(火)に延期となりましたが、当日は前日までの雨がウソのような快晴、絶好の“盆踊り日和”となり、ほっと一安心でした。
「ドンッドンッ、ドンッ」、5時半のこども盆踊りの時間にあわせて力強い太鼓の音が響き渡り、いよいよ盆踊りがスタート。赤やピンク、可愛い浴衣を着た子どもたちがたくさん集まってくれました。お母さんと手をつないでよちよち歩きで踊ってくれていた小さな子もいました。終わったあとはしっかりご褒美の“おかし”を貰ってご満悦の表情の子どもたち。また来年も踊りに来てね!
続いて大人盆踊りの「北海盆唄」が流れ、薄らと辺りが暗くなりはじめた頃、この日の一夜限りの演出として、「水の広場」には校舎1階の「栄幼稚園」の子どもたちをはじめ、たくさんの方に協力していただいて作った 「ころころキャンドル」が灯されました。
幻想的なアルテピアッツァの空間に、最後まで「北海盆唄」が流れ、踊る人たちの輪が途切れる事はありませんでした。
アルテピアッツァ美唄では、炭鉱の歴史を次の世代に伝えようと、現在ギャラリーで行われている「思い出の炭鉱写真展」とともに、毎年「アルテの盆踊り」の灯りをともし続けていきたいと思っています。
豪雨で延期の盆踊り、翌日はお天気に恵まれました。
休館日でしたのに、スタッフの皆さまはご苦労さまでした。
一日置いて昨夕からはまた豪雨。
ほんとうに雨の切れ間の晴天でしたね。
お盆は先祖の魂を迎えてまた送る行事と心得ていました。
私の父の故郷、信州で過ごした夏休み、お盆には迎え火を焚き、お墓に提灯を持ってご先祖様を迎えに行きます。
送り火は、稲藁で作った小舟に樺の皮に灯した火を載せて川に流しました。
今、川は護岸で固められ、この行事は禁止されたそうです。
アルテでのろうそくの灯も「送り火」でしょう。
だれもが訪れられる「ふるさと」として、いつまでも続いてほしいお盆の行事に思えました。
歴史を思い、先祖に思いをはせることで心を豊かに出来たら、アルテピアッツァはそれに相応しい場所です。
Comment by Y.N — 2012年8月16日 @ 5:30 PM
Y.Nさん
コメントありがとうございます。
そうですね、アルテは「こころのふるさと」として
たとえ、自分の故郷に帰ることができなくても、アルテの盆踊りで
歴史を思い、先祖に思いをはせる、そんなふうに集まっていただければ、
嬉しいです。これから先もずっと続けていきたい夏の行事です。
盆踊りで賑やかに踊った後は、水の広場のキャンドルを
眺めて、静かに語らう人もいらっしゃいました。
Comment by NPOスタッフ — 2012年8月16日 @ 6:18 PM
北海盆唄が流れるなか、櫓を囲んで大人も子供もも
盆踊りを楽しんだことでしょう。盆踊りの輪の中に入って、
亡きひとも一緒に踊っているという話しがあります。
盆踊りは魂鎮めの儀としても深みがありますね。
「こころのキャンドル」、水面に映えてきれいです。
アルテの風物詩ですね。
Comment by いはらしげあき — 2012年8月17日 @ 10:56 AM
いはらしげあきさん
コメントありがとうございます。
“この土地に生きた先人たちの霊を慰めその思いをつなぐとともに、
人々の結びつきを深める”とされる盆踊り。
「ころころキャンドル」とともに
アルテの風物詩として、いつもまでも続けていきたいです。
Comment by NPOスタッフ — 2012年8月18日 @ 8:57 AM