‘季節’ カテゴリーアーカイブ

「雪虫」?

投稿日 2015-02-22

 気温が高い日が続いています。アルテピアッツァ美唄では、場所によって“かんじき”がなくても雪原の上を歩けるようになっています。雪の表面は昼に融けて、夜にまた凍る・・・を繰り返し、さらさらだった表面が、ざらめのようになってきました。晴れた日は、粒の粗い氷がキラキラ反射して、とても眩しいです。
 先日、散策に来てくださったお客さまから「雪の上に何かいる・・・!」と驚きの声をいただきました。それは、羽蟻のような小さな昆虫でした。調べると、「セッケイカワゲラ」という、-10℃以下でも動くことができる虫で、春に川の上流で産卵後、下流まで流されて冬に孵化し、冬の間雪の上を何キロも歩いて上流まで戻る習性があるそうです。アルテでも毎冬、陽射しを暖かく感じる時期に見られます。

 俳句の世界では「雪虫」という名でありながら、春の季語として用いられるセッケイカワゲラ。旅の途中にアルテへと立ち寄ってくれた彼らに、早くも春を感じてしまいます。

「第62回美唄雪んこまつり」でアルテの紹介をします。

投稿日 2015-02-07

2月7日 2月に入り、北海道内各地で「さっぽろ雪まつり」をはじめとした「雪」や「氷」に関するお祭りが開催されていますね。ここ、美唄市内でも今週末は「第62回美唄雪んこまつり」が美唄市役所前で開催されています!(※アルテピアッツァ美唄でのイベントではありません。)

 今日、明日と2日間に渡って行われ、子どもたちに大人気の「大雪像」と「滑り台」、個性豊かな市民雪像の他、ゲームコーナーや屋台もあります。今日の夕方には、美唄市内の幼稚園児たちが中心となって作った、たくさんの「ころころキャンドル」を灯すとのこと。昨年見に行きましたが、とてもきれいですよ~。
 そして、明日8日(日)には、私たち「アルテピアッツァ美唄」のスタッフも出張してブースを作り、アルテの紹介をさせていただけることになりました!広い会場の中、探してみてくださいね。 その他、スノーシュー体験や乗馬体験などもできます。ぜひ遊びに来てください。 時間は、10:00~15:00まで。会場は、美唄市役所前広場~中央公園です。詳しくは、美唄観光物産協会事務局0126-63-0103 までお問い合わせください。

冬の夕暮れ

投稿日 2015-02-04

2月4日 美唄は雲ひとつ無い、すっきりとした冬晴れの日が続いています。アルテピアッツァ美唄の中は相変わらず雪に覆われていますが、周辺の大きな道路では路面が出ていて、車も走りやすく、「もうすぐ春…?」と錯覚しそうなほど。(北海道の冬はまだまだ長いですが、暦の上ではもう「立春」ですね)

 そんな抜けるような青空が広がった日は、夕方のアルテもお見逃し無く。肌がピリピリするほど凍てつく寒さの中、夕焼けの黄金色と闇が訪れる前の蒼色が交差して、空間を染めます。刻々と移ろう景色をぼんやり眺めていると、いつの間にか陽は落ちて、反対の空には星が出ていた…ということもよくあるくらい、つい見入ってしまいます。

 とても美しい時間であると共に、とっても寒い時間でもあるので、帽子や手袋など、しっかりと防寒対策をしてどうぞ。

足跡探し

投稿日 2015-01-26

1月26日 ここ数日、美唄は穏やかな日が続いていて、今日はスノートレッキングをしている方もいらっしゃいました。

 冬は、動物たちの気配をより近くに感じられる季節でもあります。夜中のうちに遊びに来ているのでしょう。この時期、キツネ、リス、シカ…と、雪上に動物たちの足跡がたくさん残っています。
 写真の足跡は、「エゾユキウサギ」です。夏に一度見かけたことがありますが、室内で飼われるような「ウサギ」よりずっと大きく、走りも力強かったです。今は真っ白い冬毛に覆われているので、さらに見つけにくいかもしれませんが、足跡はあちこちに残されています。かなり傾斜のきつい雪面にも足跡が残っているので、調べてみると、このウサギの足の裏には毛が密生し、それが“かんじき”のような役割を果たして、雪上でも滑りにくいそうです。よくできていますね~。
 アルテピアッツァ美唄に遊びにいらした際には、動物たちの「足跡」も探してみてください。この時期だけの小さなお楽しみです。

雪遊び

投稿日 2015-01-18

1月28日 先日、アルテピアッツァ美唄内「ストゥディオアルテ」の入り口のところに、小さな雪だるまが2体、知らぬ間に置かれているのを見つけました。誰が作ってくれたのか?わかりませんが、切り株の上にチョンと座っていました。

 冬の間、アルテには雪遊びをしに来くる子どもたちも多いです。寒さなんて何のその、広ーい雪原を走ったり、跳ねたり、寝転がったり・・・。どっしりと構える大きな彫刻に背中を預けてひと休みする子もいます。時には、子どもに手を引っ張られながら一緒になって楽しそうに遊んでいるお父さんお母さんも。遊具など無くても、自然や彫刻と戯れながら、いろんな“遊び”を見つけて、キャッキャとはしゃいでいます。

 雪遊びで、身体が冷えたかな?と思った時には、「カフェアルテ」へどうぞ。ぱちぱちと音を立てて燃える薪ストーブで店内をしっかり暖めております。子どもたちには別海産の牛乳を使った「ホットミルク(500円)」や、美唄産かぼちゃ「ぬくもり」を使用した「かぼちゃスープ(ポコポコぱん2個付)(600円)」がおススメです。ぜひお立ち寄りください。

かんじき貸し出ししてます。

投稿日 2015-01-15

1月15日 ここ数日は穏やかな天気が続き、“カケス”や“ヤマゲラ”などの野鳥たちの鳴声があちこちから聞こえてきます。

 さて、そんな野鳥の観察にも役立つかもしれません。アルテピアッツァ美唄では、ふわふわな雪の上でも、足があまり埋まらずに歩くことができる道具“かんじき”を、無料で貸し出しを行っております。
 冬は屋外の彫刻(ブロンズの大きな作品のみ)をご覧いただけるように園路をつけていますが、雪の上を歩きながら散策するのも、いつもと違った景色が見えるのでおすすめです。動物の足跡を追ってみたり、鳥の鳴声のするほうへ行ってみたり、とその先には貴重な出合いがあるかもしれませんね。あわせて長靴も貸し出ししておりますので、ご希望の方は、ぜひお気軽にスタッフまでお声掛けください。 

今年もよろしくお願いします

投稿日 2015-01-07

1月7日 あけましておめでとうございます。みなさまはどんなお正月を過ごされたでしょうか?アルテピアッツァ美唄は本日が新年最初の開館日です。朝は青空が見えていましたが、徐々に雪雲に覆われ、細かな雪が降ってきました。

 今年もアルテピアッツァ美唄のブログでは、NPO法人アルテピアッツァびばいのスタッフが、日々のこと、安田侃さんの情報などを発信していきます。なかなかアルテに来ることができない方々にも、ブログを読んで、春夏秋冬通して、ここの空気に触れていただければ幸いです。
 まだしばらく厳しくも美しい冬が続きます。ピリッと肌が痛いくらい寒い日もありますが、そんな日こそ、その時にしか出合えない「何か」があるはずです!しっかりと防寒して、冬のアルテにもぜひいらしてください。本年もみなさまのお越しをお待ちしています。

良いお年を

投稿日 2014-12-28

 12月28日もう年末年始のお休みに入られた方も多いでしょうか。アルテピアッツァ美唄は明日、12月29日(月)が年内最後の開館日です。
 あっという間の1年、今年は団体旅行で初めてアルテを訪れる方も多かったように思います。風を感じながら芝生の上を歩いたり、どっしりと構える彫刻にそっと触れてみたりしていくうちに、帰り際には「なんだかよくわからないけど、気持ちがいいところだねぇ!今度ゆっくり来るわ」と言って、また日を改めて訪れてくださる方が何人もいらっしゃいました。そのたびに、この空間の大きな“力”を感じました。
 また、今年の主な出来事のひとつに、アルテピアッツァ美唄の指定管理者を任されています「NPO法人アルテピアッツァびばい」が「認定NPO法人」に認定されたことがあります。その記念事業として、「アルテ文庫」という新しい取り組みを始められたこと、皆さまのご協力とご理解に感謝いたします。私たちスタッフにとっても、大きな励みとなりました。

 2014年、アルテピアッツァ美唄を訪れた皆さま、全国各地で、様々なかたちで応援してくださった皆さま、ありがとうございました。新年、アルテピアッツァ美唄は1月7日(水)から開館しています(屋外は年末年始もご覧いただけます)。それでは、どうぞ良いお年をお迎えください。

 認定NPO法人アルテピアッツァびばい スタッフ一同

第20回「アルテの森語り」

投稿日 2014-12-25

12月25日 今日のアルテピアッツァ美唄は、朝からしんしんと雪が降っています。

 さて、12月23日(火・祝)アルテピアッツァ美唄カフェアルテでは、 第20回「アルテの森語り-朗読会-」を開催しました。2008年3月から、季節の節目に開催してきた森語りも、今回で20回を迎えました。
 開演の4時半にはすでに辺りは真っ暗となり、まずは、ゲストのフリーデリケ・キーンレさんのチェロ演奏からスタート。 静かに登場され、バッハの無伴奏チェロ組曲 第1番から演奏が始ま

12月25日

り、その後は、朗読会の雰囲気に合わせるように、日本民謡の「八木節」や、最後には童謡「この道」で、歌声も披露してくださいました。チェロの温かみのある豊かな音色がカフェアルテの空間に心地よく響き渡りました。

続いて、朗読は磯田憲一さん。今回朗読するのは、初めて披露する藤沢周平著「雪明り」。江戸の人情物語ですが、磯田さんの深みのある声により、物語の世界へぐんっと引き込まれます。カフェアルテの窓からは、ライトに照らされた雪景色も見え、朗読の雰囲気も一層盛り上がりました。

 終了後は、場所をストゥディオアルテ(体験工房)に移して、恒例の交流会。今回は冬至の頃の開催にあわせて、「冬至かぼちゃ」をご用意したほか、大勢の方からの差し入れなど、テーブルいっぱいに料理が並びました。その他、工房の軒下では、餅つきも行われ、参加者の方々が掛け声にあわせて順番に餅をつく光景に、会場も和やかな雰囲気に包まれました。
 出演者のみなさん、ご参加いただいた方々、そしていつもお手伝いしてくださるみなさん、本当にありがとうございました。来年、開催の際には、ホームページ、またはこちらのブログでお知らせいたしますので、どうぞお楽しみに。

蒼い雪

投稿日 2014-12-12

 一面が雪原となった、アルテピアッツァ美唄「音の広場」。「カフェアルテ」からその様子を見ていると、眩しいくらいきらきらとした光を放っていたり、すこし日がかげるとモノトーンのようになったりと、刻々と姿を変えています。
 先日、そんな様子を半日ほどカフェからご覧になっていたお客様が、日没後「音の広場」の散歩から戻られると、夕闇に染まった雪がどこまでも蒼かった、と興奮気味に教えてくださいました。

 現在、アルテピアッツァ美唄では日没から閉館時間の17時まで彫刻のライトアップを行っています。ライトアップされた雪の上を歩くと、日中とはまた違った雰囲気を味わうことが出来ますよ。ただし、足元に充分お気をつけ下さい。

 最後にひとつ、お知らせです。12月23日(火・祝)に「カフェアルテ」で開催予定の「第20回アルテの森語り」は、ご好評につき定員となりましたので受付は締め切りとさせていただきます。予約された方は当日をお楽しみに!

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