先週の土曜日、アルテピアッツァ美唄のカフェアルテで第15回「アルテの森語り」を開催しました。
はじめに朗読してくださったのは、朝日カルチャーセンター安藤教室の家内正賢さん。灰谷健次郎さん著の「チューインガムひとつ」を披露、万引きをした子どもと教師の微妙な関係を見事に“言葉”で表現された朗読には、色々と考えさせられる場面もあったのではないでしょうか。続いて、元HBCアナウンサーの安藤千鶴子さん。森語りでは、安藤さんの朗読を楽しみにこられる、という方も多いでしょうね。 今回は向田邦子さん著の「字のない葉書」を朗読してくださり、安藤さんのゆっくりとした口調で語られる、親と子の家族の愛情物語は、感慨深いものがありました。最後は磯田憲一さんによる宇江佐真理さん著「がたくり橋は渡らない」。こちらは花火職人の信次と女のおてる、二人が織り成す波乱万丈な恋物語ですが、磯田さんの感情豊かな朗読も相まって、みなさんじっと、物語の世界観に浸っていました。
朗読会の後は、交流会会場へと場所を移し、美唄匠の会のみなさんによる手打ちそばや、参加者の方からの差し入れなどが並び、ゆっくりと暮れる夏至の夜をみなさん最後まで楽しまれていました。今回も、お手伝い頂いたみなさん、ご参加頂いたみなさん、本当にありがとうございました。
また次回の開催も是非お楽しみに。