‘イベント’ カテゴリーアーカイブ

第25回森の広場の音楽会

投稿日 2012-10-21

10月20日 昨日、アートスペース(旧体育館)では、「森の広場の音楽会」が行われました。半年に1度のペースで開催され、今回で第25回目、「3.11東日本大震災追悼と復興への祈りのコンサート」としては4回目の開催です。
 毎回、幅広いジャンル、プロアマ問わずに様々なミュージシャンが参加するこの音楽会、今回もピアノソロや合唱、弦楽アンサンブルなど、16組が出演されました。 

 オープニングを飾ったのは、ジャンべ(アフリカの太鼓)、縄文太鼓奏者・茂呂剛伸さんとドイツで活躍されているピアニスト・hajimeさんのユニットによるです。打楽器特有の体に響くリズムと流れるようなピアノの音色に引き寄せられて、会場に入ってきた方も多くいらっしゃいました。ふらりと訪れ、音楽に触れられるのは、この音楽会の大きな魅力です。10月20日

 出演者からは「アルテピアッツァ美唄の、この空間で演奏したくて」という声をよく聞きます。また、地元・美唄の方(ご夫婦ギターデュオで参加された方も!)も多く参加されていて、いつも会場は優しい雰囲気に包まれています。秋の週末、お天気はあいにくの雨でしたが、あたたかい気持ちにさせてくれる素敵な音楽会でした。

二つの展覧会

投稿日 2012-10-13

10月13日 ここ数日で、朝晩はすっかり寒くなりました。今日からカフェでは薪ストーブを焚きはじめ、店内を暖かくしてお待ちしています。

 さて、木造校舎2階のギャラリーでは只今二つの展覧会が開催中です。
 展示室A(写真上)は小沢やすひろ個展「学び舎の四季」が開催されています。展示している約40点の絵は、かつて小沢さんが過ごした、木造校舎での学校生活が、温かみのある画風で描かれています。木製の椅子と机での授業風景、紅白帽をかぶって楽しげな運動会の様子など、今にも子供の声が聞こえてきそうです。昔の学校の椅子等も置かれた会場に、「懐かしい」と思われる方も多いかもしれませんね。当時の風景を是非、お楽しみください。10月13日
 展示室B(写真下)では、「中田雄一のうつわ展」が開催されています。陶芸家の中田さんは、美唄市出身で今は金沢市にアトリエ兼陶芸体験工房「ねんどスタジオ」を主宰されています。今回は大きな皿や小鉢など「うつわ」を中心に約60点の美しい陶器が、木の床に丁寧に並べられています。ひとつひとつ色合いや形が違いますのでゆっくりとご覧ください。17日(水)までは中田さんもギャラリーにいらっしゃる予定ですので制作のお話など是非直接伺ってみてください。

 二つの展示は10月21日(日)までです。最終日は16:00まで。※火曜休館 

第13回「アルテの森語り」

投稿日 2012-10-01

9月30日 10月に入り、今日からアルテピアッツァ美唄では落ち葉集めが始まりました。10月いっぱいは毎日(休館日除く※雨天中止)行っていますのでみなさんのご参加お待ちしています。

 昨日、カフェアルテでは季節の節目に開催している「アルテの森語り」が行われました。13回目の今回は、中秋の名月(十五夜)にあわせて開催し、会場は秋の七草のひとつススキやホオズキなどで秋色に飾られました。
 はじめの朗読は、ゲストの安藤千鶴子さんによる木下順二著「山の背くらべ」です。お一人でのご出演は約一年ぶりとあって、皆さん心待ちにしていた様子で、安藤さんが第一声で読み始めると会場の空気も自然と静まります。すぐに物語の世界へと引き込まれ、孤独な若者男女が山と出合い、自分を見つめなおす姿が鮮明に見えてくるようでした。 
9月30日 続いて磯田憲一さんによる山本一力著「蒼龍」の朗読です。物語に出てくる職人(大工)の主人公にあわせて、今回は半纏を着て登場されました。大工の夫婦を巧みに演じられ、途中貼り紙を見る場面では、その貼り紙が会場の壁に映し出されるという演出もあり、臨場感溢れる朗読となりました。
 朗読会の後は皆さんお待ちかねの交流会へ、お隣のストゥディオアルテへと場所を移します。今回も参加された方、ご近所の方からの差し入れを始め、美唄「匠の会」による手打ちそば(新そばでした!)など沢山の料理がテーブルいっぱいに並び、参加された方は最後まで楽しまれていました。
 出演者の方々、参加してくださった方、お手伝いいただいた方みなさん、どうもありがとうございました。また次回開催をお楽しみに。

南美唄地区を歩きませんか?

投稿日 2012-09-13

美唄フットパス この時期、「一雨ごとに涼しくなり、秋が近づく」というのが例年の気候ですが、先日の大雨が去った後、また蒸し暑さが戻ってきました。今日の予想最高気温は28度(!)です。

 さて、先月、美唄の我路地区で行いました「てくてく美唄炭鉱」は「楽しかった」「来年もまた参加したい!」と大変ご好評いただきました(当日の様子はこちら)。「まだまだいろいろ見てみたい」「参加してみたかったな~」という方に朗報です!来週、「美唄フットパス」(主催:北海道空知総合振興局)が行われます。
 今回のコースは、三井美唄炭鉱街として栄えた南美唄地区。昭和の面影を残す炭鉱住宅群や当時の映画館、炭鉱関連施設などをガイドスタッフと一緒に巡ります。平成19年経済産業省近代化産業遺産となった元・三井美唄炭鉱事務所では、今回特別に内部も見せていただけるそうなので、こちらも必見です。参加費・お申込不要なので、お気軽にご参加ください!

◆日  時:     2012年9月17日(月・祝)13時~受付、13時半出発
◆集合場所:    アンテナショップPiPa(美唄市進徳町1区) 駐車場あり
◆ コース :     三井暮らし歴史アートコース 約6km
◆申し込み:    不要、現地集合
◆主  催:     北海道空知総合振興局
◆協  力:     美唄市、NPO法人アルテピアッツァびばい、NPO法人炭鉱の記憶推進事業団
◆お問合せ:    北海道空知総合振興局地域政策課 (0126)20-0034
※画面をクリックすると、詳細がご覧いただけます。

アルテの四季コンサート2012・秋

投稿日 2012-09-02

9月1日 9月1日、まだまだ真夏のような暑さの中、アルテピアッツァ美唄アートスペースにて「アルテの四季コンサート2012・秋」が開催されました。今年、5月に引き続き、美唄出身、在住のミュージシャン岸孝志さんが企画した音楽イベントの第二弾です。ミュージシャンの池田聡さん、岸孝志さん、そして、今回はラジオパーソナリティとしても活躍するミュージシャンでもあるみのや雅彦さんが出演されました。

 約200名の観客(暑い中、開場前からずっと並んでいた方が多数!)が待つ中、17時半開演。前半は、池田さんと岸さんのセッション、ヒット曲『モノクローム・ヴィーナス』などが披露されました。途中、CMソングを数多くてがけている沖縄在住のミュージシャン・福井洋介さんがゲストで参加してくださいました。続いて、後半はみのや雅彦さんのステージです。最新のアルバムに収録されている曲を中心に演奏され、エネルギッシュなトークと歌で会場は大盛り上がりでした。
 アンコールでは、池田さん、みのやさん、岸さんの3人が再登場し、『卒業写真』、『22才の別れ』のほか、みのやさんが池田さんに提供された曲も演奏され、熱い拍手の中、コンサートは終了。約3時間半にもおよぶ、長時間のコンサートでしたが、それを感じさせないくらい、出演者と観客の熱気に満ちたコンサートでした。企画者の岸さん、出演者のみなさん、お疲れ様でした!

 そして、ここでテレビ放送のお知らせです。9月4日(火)、UHB「スーパーニュース」(17:54~)の中で、この「アルテの四季コンサート」の企画から開催までを追った特集が放送されます。コンサートにかける岸さんの思いを聞くことができたり、当日の映像も放送される予定です。お楽しみに!(なお、ニュース番組内の特集のため、報道内容により変更になることもあります。ご了承ください)

てくてく美唄炭鉱 我路編

投稿日 2012-08-23

8月19日 8月20日まで開催していました「思い出の炭鉱写真展」関連企画として、先週の日曜日、「てくてく美唄炭鉱 我路編」を行いました。“我路”という地域は、アルテピアッツァ美唄から車で5分ほどのところにあり、炭鉱が栄えていた頃、我路に行けば全て用は足せる…と言われるほどの大商店街でした。今回は、その当時を知る方のお話を聞きながら、我路地区をてくてく歩いてみよう、というイベントです。
 当日の参加者は、「炭鉱に興味がある」「昔、このあたりで働いていた」という方々が集まり、スタッフ含め52名と超満員!
 「炭鉱メモリアル森林公園」の立坑やぐら、我路ファミリー公園にある安田侃さん作の記念碑「炭山(やま)の碑」に立ち寄って、炭鉱の歴史をおさらいした後、いよいよ我路地区を散策します。

 大正時代建造ながら現役の簡易郵便局「我路郵便局」などが並ぶ路地を、「お祭になるとこの道いっぱいに出店が並んで、それはそれは通りが狭く感じられたんだよ…」と、お話を聞きながら、てくてくてくてく…。
 道中、我路に住む方からミニトマトを差し入れいただいたり、我路神社の神主さんのご厚意で神社の本殿を特別に参拝させていただいたりと、我路の方々から嬉しいサプライズも(ありがとうございました)!
 約2時間の“てくてく”は、あっという間に終了の時間です。「本当に懐かしかった。建物はだいぶ無くなったけど、それでも道路や神社は昔と変わりなかった。」「我路って、まだまだこんなに元気なんだね」「また来たいなあ」と参加者のみなさん。 

 炭鉱隆盛時から時が過ぎて、今は何も無くなってしまった…と思われがちな東美唄地区。ですが、当時をうかがい知ることが出来る“ヒント”が、今もなお息づいていることを感じた1日でした。

イリス弦楽四重奏団アルテピアッツァコンサート

投稿日 2012-08-20

8月19日 昨日19日は、アートスペース(旧体育館)にて「イリス弦楽四重奏団アルテピアッツァコンサート」が開催されました。イリス弦楽四重奏団は、日本フィル・ヴィオラ奏者の後藤悠仁さんを中心に、植村薫さん(ヴァイオリン)、大谷美佐子さん(ヴァイオリン)、伊堂寺聡さん(チェロ)の4人で結成されました。普段は個々に活動されていますが、イリスとしては、今年、結成20周年(おめでとうございます!)を迎え、アルテでは、12回目のコンサートとなります。
 今回の曲目は、モーツァルトとドヴォルザーク。後半から、美唄在住のピアニスト・奥山幸恵さんも加わって、五重奏となり、しなやかで力強い演奏を披露してくださいました。音楽と夕日が射し込む彫刻空間が一体となったアートスペースでは、目を閉じて、じっとその時間を味わうように聴いている方も多くみられました。

 そして、本日午前中には、イリス弦楽四重奏団のみなさんからアルテピアッツァ美唄内木造校舎1階の栄幼稚園の園児たちへの“プレゼント公演”も行われました。8月20日「となりのトトロ」など子どもたちもよく知っている曲ばかりを、一流の演奏で聴かせてくださいました。演奏者のすぐ近くに用意された座席で、園児たちは立ち上がって、手拍子を打ったり、生のクラシック音楽を楽しんでいたようです。

 ギリシア語で「虹の女神」を意味する“イリス”の名の通り、しっとりと落ち着いた演奏からリラックスした楽しい演奏まで、虹のように多彩な音色で人々を笑顔にしていました。イリス弦楽四重奏団のみなさま、2日間に渡るコンサートをありがとうございました。

アルテの盆踊り

投稿日 2012-08-15

8月14日 今年も開催しました「アルテの盆踊り」。予定していた13日(月)は朝から大雨・・・で翌14日(火)に延期となりましたが、当日は前日までの雨がウソのような快晴、絶好の“盆踊り日和”となり、ほっと一安心でした。
 「ドンッドンッ、ドンッ」、5時半のこども盆踊りの時間にあわせて力強い太鼓の音が響き渡り、いよいよ盆踊りがスタート。赤やピンク、可愛い浴衣を着た子どもたちがたくさん集まってくれました。お母さんと手をつないでよちよち歩きで踊ってくれていた小さな子もいました。終わったあとはしっかりご褒美の“おかし”を貰ってご満悦の表情の子どもたち。また来年も踊りに来てね!
 続いて大人盆踊りの「北海盆唄」が流れ、薄らと辺りが暗くなりはじめた頃、この日の一夜限りの演出として、「水の広場」には校舎1階の「栄幼稚園」の子どもたちをはじめ、たくさんの方に協力していただいて作った 「ころころキャンドル」が灯されました。8月14日
 幻想的なアルテピアッツァの空間に、最後まで「北海盆唄」が流れ、踊る人たちの輪が途切れる事はありませんでした。

  アルテピアッツァ美唄では、炭鉱の歴史を次の世代に伝えようと、現在ギャラリーで行われている「思い出の炭鉱写真展」とともに、毎年「アルテの盆踊り」の灯りをともし続けていきたいと思っています。

思い出の炭鉱写真展

投稿日 2012-08-09

8月9日 天気の良い一日、空には綺麗な夏雲が広がっていました。

 アルテピアッツァ美唄のある、美唄市の人口は現在約2万5千人ですが、かつて産炭地として栄えた1950年代には、全盛期、約9万人以上の方の暮らしがありました。こうした美唄の歴史、炭鉱の記憶を次世代へと伝えていく取り組みとして、毎年お盆の時期に開催している「思い出の炭鉱写真展」(NPO法人アルテピアッツァびばい主催)が今日から木造校舎2階ギャラリーで始まりました。
 今回の展示テーマは「炭鉱の一日」。「眠らない街」として24時間3交替制で働いていた坑夫達やその家族の暮らしの様子を、朝、昼、夜とそれぞれに分かれて展示しています。朝、働きに出かける坑夫の様子、昼の学校の給食の様子、夜の大規模な盆踊りの様子など、活気に満ちあふれていた当時の様子が写真に写る人々の表情から伝わってきます。その他にも今回の展覧会のためにと、美唄市在住の方が作成してくださった炭山のお祭の貴重な映像(約20分)、8月9日お隣、三笠市在住の方から寄贈していただいた「三菱美唄炭鉱立坑やぐら模型」(1/75スケール)の展示など、充実の展示内容になりました。展覧会開催にご協力くださった皆さま、本当にありがとうございます。
 炭鉱で栄えた時代を知っている方から、石炭を見たことがないという子どもまで、色々な世代の方に写真展を通して“炭山の記憶”を共有して頂ければと思います。展示は8月20日(月)まで、どうぞみなさんでご覧ください。※会期中無休

 期間中には関連企画として8月19日(日)に「てくてく美唄炭鉱 我路編」を開催します。かつて炭鉱で栄えた我路地区を、当時の事を知る方々と一緒に、お話をしながら歩きます。皆さまのご参加お待ちしております。詳しくはこちら

 美唄炭鉱の歴史については、アルテピアッツァ美唄ホームページ内「炭山の記憶」もご覧ください。
  

今年も行ってきました!

投稿日 2012-07-30

7月28日

 先週の土曜日、sapporo55インナーガーデン(紀伊國屋書店札幌本店入口前)で行われた「sapporo55夏祭り」にアルテピアッツァ美唄も参加してきました!夏祭りらしい「わたあめ屋さん」や「風船屋さん」などが並ぶ中、アルテも“入口すぐ”の特等席にブースを設けていただきました。
 毎年開催されていますこのイベントは、札幌でアルテピアッツァ美唄を紹介させていただく貴重な機会です。主催の竹中工務店さん、sapporo55テナントのみなさま、いつも参加のお誘い、ブースのお手伝いなど、ありがとうございます。
 ブースでは、アルテの空気感が伝わりますように・・・と写真やポスターを貼り、いくつかアルテグッズを並べて、お客さまをお迎えしました。

 「ここは何ですか?」と興味をもってくださった方や「ずっと行きたいと思っているんですよ」とブースを訪ねてくださった方々に、札幌からアルテへの交通手段、四季によって変わるアルテの風景のこと、毎月第一土日に行われている「こころを彫る授業」のことなど、いろいろお話させていただきました。中には「とてもいいところですよね!」と、私たちアルテスタッフと一緒に、お連れの方にアルテがどんな場所か、説明をしてくださる方も。嬉しかったです。
 ブースを訪ねてくださったみなさま、ありがとうございました。次は美唄でお会いしましょう。

RSS

PAGE TOP