

お話の後の交流会では、宮島沼近くのふゆみずたんぼで収穫されたお米を使ったおにぎりなどを用意し、美唄の味を堪能しました。宮島沼の過去から今、未来のお話まで、とても勉強になる楽しい時間となりました。牛山さんありがとうございました!
今月末、安田彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄では「秋のポポロウォーキング」を開催します(昨年の様子はこちら)。 普段はなかなか歩くことのできない、アルテの山の中をみんなで散策し、この時期ならではの様々な“秋の発見”を楽しむイベントです。今年もガイドには、北海道立総合研究機構林業試験場の南野 一博さんにお越しいただき、樹木のお話を伺ったり、動物の痕跡などを見ながら歩きます。散策の後は、美唄産のじゃがいも入りの豚汁もご用意しますので、心も体も温まりますよ。
大人も子どもも楽しめるイベントですので、ぜひ家族揃って、ご参加ください。
■日 時 2016年10月30日(日) 10時~お昼頃まで ※予約不要、小雨決行
■集合場所 アルテピアッツァ美唄 ストゥディオアルテ(体験工房)入り口
■参加料 500円(美唄産じゃがいも入り豚汁付)
※『アルテ市民ポポロ市民証』or『落ち葉カード(詳細はこちら)』提示で300円
■対 象 小学生以上
■持ち物 長靴、あたたかい服装
■お問合せ 安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 (0126)63-3137
アルテピアッツァ美唄は「こころを彫る授業」の体験版として、大理石や彫る際に使用する道具を用意し、参加者に実際に石に触れて、こころの形を彫る体験をしてもらいます。ブースにはこころを彫る授業のビデオ上映や四季折々のアルテピアッツァの写真も展示する予定です。その他会場には、オータムコンサートや鉄道模型の走行展示のほか、子どもたちが楽しめるようなプログラムも用意されていますので、近くへお越しの際はぜひお立ち寄りください。画像をクリックするとプログラムの詳細(PDF)をご覧いただけます。
■日時 10月22日(土)10:00~17:30(アルテブースは10:30~15:00)
いつも季節の節目に開催しています「アルテの森語り」。今回は十五夜の時期に合わせて行いました。
まずは道庁男声合唱団による合唱です。やなせたかしさんが作詞した「さびしいカシの木」や、誰もが聞いたことのある坂本九さんの「上を向いて歩こう」などを合唱され、その歌声は天井の高いカフェアルテに響き渡り、包み込むような深い力がありました。 プログラムの中盤、「生まれてくれてありがとう」の思いを込めて居場所の象徴としての「椅子」を贈る「君の椅子プロジェクト」代表でもある磯田憲一さんから、5月に生まれたアルテのスタッフの長女に君の椅子が手渡されるサプライズがありました。さらに、合唱団の愛唱曲である「君の椅子」が合唱され、会場はあたたかな雰囲気に包まれました。
続いて磯田憲一さんによる朗読は宇江佐真理著の「おはぐろとんぼ」。江戸を舞台に、仕事一筋で生きてきた料理人おせんに訪れた転機と心模様を描いた物語です。辺りも暗くなり、静謐な空間での朗読にみなさんじっと聞き入っている様子でした。
朗読が終わると、参加者からの差し入れや手作り料理などを並べた交流会です。美唄のそば打ちグループ「匠の会」が作る、新そばとてんぷらの盛り合わせも振舞われ、参加者と出演者でお話しながら楽しそうに交流されていました。
演奏していただきました道庁男声合唱団のみなさん、そして参加者のみなさん、ありがとうございました!次回の森語りは、決まり次第HPなどでお知らせしますのでお楽しみに。
9月10日(土)18:30から、ここ安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄内にあるストゥディオアルテ(体験工房)で、コンサートが行われます。4度目となる「僕の歌は君の歌vol.4」は、美唄市在住のギタリスト岸 孝志さんの、「生の演奏をもっと気軽に聴いてもらいたい、そしてそうゆうものがみんなの日常であってほしい」という想いから生まれた企画です。今回出演されるのは、のびやかな歌声を持つシンガーソングライターの田野崎 文さんとエビナマスジさん、ギタリストの岸 孝志さん。このコンサートで演奏される方は、自分が作った歌が「アーティストの歌」ではなく、「聴いた人の歌」になってほしいという想いを持つ方々ばかりです。普段、「こころを彫る授業」などが行われるストゥディオアルテですが、実は音の響きもとても良いのです。それぞれのフィールドで活躍されているアーティストの生の音楽を、ぜひストゥディオアルテで聴いてください。
そして、9月11日(日)17:00からは、アルテピアッツァ美唄内にあるアートスペース(旧体育館)にて、札幌市在住の田中フミオさんによる歌謡コンサートが行われます。このコンサートは盲導犬チャリティーの企画でもあります。みなさま、ぜひお越しください。
9月4日の日曜日、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄では、現代サーカス「空知遊覧2016 ツミキデポエム」(主催:北海道教育大学岩見沢校)が開催されました。
現代サーカスとは、これまでのサーカスとは違う、アートとサーカスが融合した「ヌーヴォーシルク(新サーカス)」です。会場はアルテピアッツァの屋外。テントを張って行うのではなく、広い敷地がサーカス会場となりました。いくつかのポイントごとでパフォーマンスが披露され、出演者が演技をバトンタッチしながら観客と共に移動していく回遊型の公演です。
300人近くの観客が集まったなか、サーカスは音の広場の彫刻「真無」からスタート。自然の音だけが響く静かな空間での、演者の感情を体現した美しい動きに観客は見入っていました。「水の広場」にある大理石の舞台では一輪車での演技、高速のスピンやバランスを保ちながらの複雑なターンに、技が決まると観客からワッと歓声が上がり場を盛り上げました。続いて演者が変わり、木に吊り下げられた「ティシュー」と呼ばれる布を用いた空中での演技。重力を忘れさせるゆったりとした動きに見ている人は心を奪われました。
最後は特設した空中パフォーマンス用のトラスでの演技、そしてジャグリング。長い竹馬や一輪車に乗った演者も集合し、観客からは自然と手拍子が鳴り大団円を迎えました。いつものアルテとは違う、まさに彫刻とサーカスが融合した特別な瞬間を、みなさんと共有した楽しいひと時となりました。
9月11日(日)には岩見沢の公演もありますので、気になった方はぜひご覧ください。詳しくはこちら。
8月16日(火)、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄内アートスペース(旧体育館)にて「アルテ〇〇の学校 第6回(星)(空)」を開催しました。
ゲストには、北海道網走郡にある津別町の山奥に「星ドロボウ津別観測所」を自ら建設、約600もの小惑星を共同発見し、その惑星に名前もつけているという円舘 金さんをお迎えしました。
たくさんの星空の写真を見ながら、星や宇宙について軽快に分かりやすく話す円舘さん、参加者を惹き込みます。天体写真で数々の雑誌に入選された円舘さんの写真をもとに、参加者全員で小惑星探しをしたのですが、動く小さな点ほどの小惑星をいち早く発見するのは、大人ではなくやはり子どもたちで、大人たちは思わず見つけた子どもに拍手を送ります。
その後は、土星と月のお話。ガリレオの時代、土星ははじめ惑星だと認識されておらず、耳がついているとされたのですが、その後も観測がつづけられ、耳だと思われていたものが実は輪であるということがわかったそうです!この日はあいにくのお天気で、土星を見ることはできませんでしたが、円舘さんのお話のあとには、「この曇り空の上には宇宙が広がっているんだ。」と、見えぬ宇宙に想いを馳せました。
8月14日(土)13時から、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄アートスペース(旧体育館)にて「炭鉱映像館」を開催しました。
これは、現在木造校舎2階ギャラリーで行っている「思い出の炭鉱写真展」(8月21日(日)17時まで)の関連企画で、今年5回目の開催となりました。映像を撮影、編集されたのは美唄市在住で、炭鉱があった当時をよく知る金沢俊美さん。自身の体験談を交えながらお話いただき、聞き手にはNPO法人炭鉱の記憶推進事業団の酒井裕司さんにお越しいただきました。
映像は東明駅から始まり、アルテピアッツァ美唄のある落合町栄町を抜け、炭鉱の栄えていた山の方へと上って行き、炭鉱メモリアル公園のある常盤台までを辿る構成となっています。8ミリフィルムの懐かしい映像で、当時の生活や街並みの様子を観賞しました。今年の写真展のテーマ「学校」に合わせ、各小学校で行われた運動会や学芸会、また、今はアルテピアッツァ美唄ギャラリーとなっている栄小学校でのクリスマス会の様子など、当時の子供たちの表情がうかがえる貴重な映像を見ることが出来ました。
最後には東美唄で石炭や人々を運んだ交通の中心、美唄鉄道のラストラン映像を上映し、「炭鉱映像館」を締めくくりました。