2013年8月のアーカイブ

安田侃の「こころを彫る授業」開催します!

投稿日 2013-08-29

8月29日 雨が降ったと思えば、青空が出たり、と落ち着かない天気が続いていますが、こんな日は彫刻が様々な表情を見せてくれます。

 さて、来月9月22日(日)・23日(月・祝)に「安田侃の『こころを彫る授業』」を開催いたします。
 通常は、当NPOスタッフが担当し、毎月第一土日に開催している「こころを彫る授業」。今回は、特別に彫刻家安田侃さんが講師となる授業を開催します。毎回、安田さんが講師とあって、全道・全国から沢山の方が参加してくださっています。
 彫るのは自身の“こころ”です。自分のこころと向き合い、それを大理石や軟石を使って、形にしていきます。今回は、学生の方も参加しやすいように、学生料金も設定しましたので、この機会に是非ご参加ください。
 締切りは9月9日(月)となっておりますので、参加希望の方はお早めにお申込ください。

■日 程  : 2013年 9月22日(日)、23日(月・祝) 
■時 間 : 各日10:00~16:00
■締 切 : 9月9日(月) ※お申込み多数の場合は、初めての参加の方を優先します。ご了承ください。
■参加費 :    一 般      /   15,000円(白大理石)10,000円(軟石)
         高校生・大学生 /   10,000円(白大理石)6,000円(軟石)
         中学生以下    /   9,000円(白大理石)5,000円(軟石)
アルテ市民ポポロ市民証提示の方は各1,000円割引になります。
※昼食は持参していただくか、お申込みがあれば別途650円でご用意いたします

■お申込・問合せ:アルテピアッツァ美唄ギャラリー(0126)63-3137

 

イリス弦楽四重奏団コンサート

投稿日 2013-08-26

8月25日 25日(日)17時から、アルテピアッツァ美唄内アートスペース(旧体育館)では、「イリス弦楽四重奏団コンサート」が開催されました。日本フィル・ヴィオラ奏者の後藤悠仁さんを中心に、植村薫さん(ヴァイオリン)、大谷美佐子さん(ヴァイオリン)、伊堂寺聡さん(チェロ)の4人で結成されたイリス弦楽四重奏団。今回で、アルテピアッツァ美唄での公演は13回目を迎えました。
 この日はころころと変わりやすい天気で、演奏中にも雨が降り、アートスペースの屋根を雨粒が打つ音が会場に響きました。それでも、イリス弦楽四重奏団のみなさまは演奏を最後まで止めることはありませんでした。「雨音に演奏がかき消されそうになるなんて、こんなに自然を近くに感じられるホールはないです」と、この環境を楽しみながら演奏され、ブラームスの弦楽四重奏で幕を閉じました。
 翌日の月曜日、この日は美唄市立栄幼稚園と私立めぐみ幼稚園の園児を招待してのミニコンサートが開かれました。大人っぽい雰囲気の昨日とはちょっと違い、このコンサートではアンパンマンのテーマ、犬のおまわりさんなど園児たちもよく知っている曲をたくさん演奏してくださいました。
 8月26日生演奏に合わせて、園児たちの大合唱♪というシーンもあり、たまたまアルテに来ていたお客さまの中には「つい一緒に歌っちゃいましたよ」とおっしゃる方もいるくらい、盛り上がっていました。園児のみんなには、一流の音楽に触れて、一緒に歌って、音楽の楽しさを体感した素敵な思い出になったでしょうね。夜も昼も、イリス弦楽四重奏団のみなさまの演奏に魅了された2日間でした。

-cocoon- 糸原ムギ Exhibition

投稿日 2013-08-24

8月24日 ただ今、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは、糸原ムギさんによる個展「-cocoon- 糸原ムギ Exhibition」を開催中です。羽根や羊毛、植物の種、花びらなど繊細な素材を使った立体作品が展示されています。
 最初の展示室にはいって、すぐに出合うのが大きな白い「かたまり」。その存在感の強さにひかれて、近くによって見てみると、たくさんの小さな紙がついていて、すべて同じ“ある言葉”が書かれています。
 もうひとつの展示室には、「羽根」をまとった作品たち。視線を上げると、壁には羽根が舞っているような絵画があります。そのほかに、木や石や糸を用いて創られた作品もあります。
 それぞれの作品に一切説明はありません。イメージをつなぎながら、展示室をゆっくりと静かに歩きながら見たい作品展です。アルテのギャラリーの窓から吹き込む風が良い、とおっしゃる糸原さん。ぜひ、風を感じながら作品をご覧ください。9月1日(日)までの展示です。

てくてく美唄炭鉱―再度我路編―

投稿日 2013-08-21

8月18日 8月18日(日)、アルテピアッツァ美唄ギャラリーで行われていた「思い出の炭鉱写真展」最終日、関連企画として「てくてく美唄炭鉱―再度我路編―」を開催しました。
 「我路」地区は、炭鉱が盛んだった頃、炭鉱町の「花街」でした。今も、その頃を思わせる「何か」がいろんなところに残っていますが、一人で歩いても見逃しがちです。そこで当時を知る方のお話を伺いながら、一緒に我路を歩く・・・というこの企画、昨年実施し、大好評をいただきまして、また今年も!我路を歩くことにしました。
 この日、お集まりいただいたのは20名ほど。札幌、岩見沢、名寄、北見、そして美唄にお住まいの方も参加してくださいました。アルテピアッツァ美唄を出発し、まずは炭鉱を掘るために使われていた立坑櫓と坑口を見学。当時炭鉱で働いていた方から話を伺いました。
 その後、我路ファミリー公園まで移動し、てくてく歩きながら、我路出身の方、我路に通学していた方、(山の上にある)常盤台で生活していた方など、いろんな人が入れ替わり立ち代り、思い出話を語りました。途中、昔の写真の撮影地点に立って、同じ場所を見て、写真と比べてみました。今は汽車も走っておらず、橋の場所も違うけれど、目の前にある建物と同じものがひとつでも写真に写っていることで、時の流れを実感。「おおっ」「あっ!」という歓声とともに、カメラのシャッターが下りる音がいっせいに響きました。そして、歩き疲れてきた頃、我路にお住まいの方々から嬉しい差し入れが!

8月18日

畑で採れた味の濃いトマトとあまーいトウモロコシをいただきながら、現在の「我路」のお話も聞くこともできて、疲れも吹き飛びました。我路のみなさま、昨年に続き、今年も素敵なおもてなし、ありがとうございました。
 ここには書ききれなかった「驚き」や「感動」がいっぱいあった今年の「てくてく」。一緒に歩いてくださったみなさま、ありがとうございました。興味を持たれた方はぜひ来年ご参加くださいね。

雨があがると

投稿日 2013-08-18

8月18日 昨日から今日にかけて、美唄では大雨が降り、風も強く、大きなプラタナスの木がワサワサと葉音を立てて、揺れていました。

 今日のような風が強い日には、広場に強い陽射しが注ぐ瞬間に出合うことがあります。雲の切れ間から射す光が徐々に強くなり、パーッと彫刻を照らすのです。
 澄んだ空気の中、いつにも増して白大理石の彫刻の白さが輝いて見え、雨に濡れて艶っぽい緑との対比が美しいこと!今日はそのまま一気に青空が広がり、セミが鳴きはじめました。北海道内では、「明日は始業式」という子も多いようで、あちこちで子どもたちがアルテの広場を駆け回る姿が見られました。夏休み最後の日曜日、晴れてよかったね~。

 また、お昼からは予定通り「てくてく美唄炭鉱―再度我路編―」を開催しました。その様子は後日ブログでお知らせしますので、参加できなかった方も、お楽しみに。

アルテの盆踊り

投稿日 2013-08-15

8月13日 お盆ですね。お墓参りのために美唄に帰省された方やお盆休みで旅行されている方など、連日アルテピアッツァ美唄にはたくさんのお客さまがみえています。

 かつて美唄が炭鉱で栄えた頃、その輪が二重三重になったという盆踊り。その頃の記憶を大切に伝えていこうと、今年も8月13日に「アルテの盆踊り」を行いました。
 力強い和太鼓のリズムが響き、子ども盆踊りから始まりました。年々参加してくれる子が増えているように感じます。盆踊りを踊ったことが無い子も、一緒に踊る大人たちをまねて、一生懸命踊ってくれました。子ども盆踊りが終わる頃、「水の広場」にはひとつひとつ想いを込めた絵が描かれた手作りのキャンドルが灯りました。灯りが水に反射して、ゆらゆらと揺れる、その風景を写真に撮ったり、自分で作ったキャンドルを探したり、眺めながらゆっくりと広場を歩いたり…それぞれに思いを抱きながらこの夜だけの特別な時間を過ごしました。
 大人盆踊りでは、炭鉱時代のままに「北海盆唄」に合わせ、「どーしたどした!」「それからどした!」と威勢のよい掛け声も飛び、あたりが真っ暗になるまで皆で踊りました。

8月13日「アルテは何度も訪れているけれど、盆踊りは初めてで感動した。来年もぜひ来たい」とおっしゃる方もいらっしゃいました。
 アルテピアッツァ美唄では、これからも毎年盆踊りを行います。地域のみなさま、美唄に帰省されるみなさま、この場を「ふるさと」と想うみなさま、また来年この場所で一緒に踊りましょう。

思い出の炭鉱写真展「炭鉱の四季」

投稿日 2013-08-12

8月10日 一昨日から、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは「思い出の炭鉱写真展」を開催中です。「炭鉱の四季」と題し、春夏秋冬、美唄が炭鉱町として栄えた頃の写真を展示しています。
 会場には、思い出の写真のほか、石炭ストーブや、元炭鉱マンで三笠市在住の斉藤靖則さんがつくってくださいました「立坑櫓」や「美唄市立栄小学校」の模型(アルテピアッツァ美唄は栄小学校の跡地を再生しています)も展示されています。当時を知る方々もこの記憶を伝えていく世代の方々も、ご家族そろってみなさまでお越しください。
 また、閉山後、全国へ散り散りになったあとも「我がふるさと」と美唄を訪れる方々のために「ふるさとノート」をご用意しています。美唄の炭鉱町に暮らしたみなさまはぜひこちらに思い出を綴ってください!

 今回はオープニングイベントとして、「炭鉱映像館」を開催しました。元国鉄マンで、美唄在住の金沢俊美さんが8ミリフィルムなどで撮影していた炭鉱閉山前後の暮らしの映像をみんなで鑑賞しました。当時炭鉱町に暮らした方々と、そのお子さんやお孫さんが一緒に…という方も多かったようです。貴重な映像が見られるとあり、2回上映で合わせて130名ものお客さまに来ていただき、大盛況でした。上映中には「これは○○があったところかい?」「今、映っているのは(美唄生まれの政治家の)岡田春夫さんだね」「ああ、そうだそうだ」などと話しながら、その頃の空気をこの場に集まった皆で共有しました。8月11日
 上映後、「私が乗ってた機関車が映ってた!」と嬉しそうに話していた方や「お父さんに見せてあげたかったな」と涙される方もいらっしゃいました。金沢さん、編集から上映、解説までありがとうございました。

 写真展の最終日、18日(日)には、炭鉱時代の花街・我路地区を歩く「てくてく美唄炭鉱―再度我路編―」を予定していますので、ぜひこちらもご参加ください。今の美唄につながる大切な時代をよく知る人のお話を聞きながら、一緒に歩いてみませんか?

安田侃講演会のお知らせ

投稿日 2013-08-10

8月10日 昨日から、雨が降ったりやんだりの天気です。雨に濡れた彫刻は、また違った見え方をしています。

 さて、9月7日(土)、アルテピアッツァ美唄で、安田侃講演会「イタリア:アートと歴史とまちづくり」を開催致します。
 今回は、札幌で行われる「JIA建築家大会2013北海道」にあわせて開催され、イタリア在住42年の安田侃さんが、「イタリア:アートと歴史とまちづくり」と題して語ります。
 1992年から、今なお安田さんが創り続けるアルテピアッツァ美唄で講演する貴重な機会となっておりますので、是非みなさんご参加ください。こちらからチラシなど詳細をご覧いただけます。

■日時:2013年9月7日(土)13時30分~
■場所:アルテピアッツァ美唄 アートスペース
■料金:入場無料 (会場内の寄付箱に寄付をお願いします。いただいた寄付はアルテピアッツァ美唄の管理運営に使わせていただきます。)

■主催:公益社団法人日本建築家協会(JIA)
■共催:NPO法人アルテピアッツァびばい
■後援:美唄市、美唄市教育委員会、北海道日伊協会

「思い出の炭鉱写真展」、「炭鉱映像館」開催します。

投稿日 2013-08-07

思い出の炭鉱写真展 昨日、今日と、美唄の気温は30℃を超え、暑い日が続いていますが、日陰に入ると、時折吹く涼しい風が気持ち良いです。

 さて、8月10日(土)から木造校舎2階のギャラリーで「思い出の炭鉱写真展」が始まります。かつて美唄に住んでいた方々が帰省されるこの時期にあわせ、炭鉱が栄えた頃の昔懐かしい写真をご覧いただきたいと、当NPO法人アルテピアッツァびばい主催で毎年開催しています。
 今年のテーマは「炭鉱の四季」。炭鉱もお休みになりヤマ一帯がお祭りになった山神祭や夏の盆踊り、 実りの秋やお正月など、ヤマに流れた季節を写真で展示するほか、オープニングイベントとして、懐かしい美唄の町並みや鉄道の映像を見る「炭鉱映像館」も開催致します。是非、ご家族みなさんでお越しください。
 その他、18日(日)には関連企画として、昨年も好評頂いた「てくてく美唄炭鉱」(昨年の様子はこちら)を開催致します。昔、炭鉱で栄えていた我路地区を、当時住んでいた人たちのお話を聞きながら一緒に歩きましょう。
 

■会期 2013年8月10日(土)~18日(日)
■場所 アルテピアッツァ美唄 ギャラリー展示室A, B
■料金 無 料

〈オープニングイベント〉 「炭鉱映像館」
■日時 2013年8月10日(土) ①13時~ ②15時~
■場所 展示室B
■解説 金沢俊美さん
■聞き手 酒井裕司さん(NPO法人炭鉱の記憶推進事業団) 

 また、11日(日)には写真展などでいつもご協力頂いています「NPO法人炭鉱の記憶推進事業団」さん主催で、アルテピアッツァ美唄の周辺の東明地区を歩く「ぷらぷら美唄東明」も開催されます。是非ご参加ください。詳しくはこちらから。

sapporo55夏祭り!

投稿日 2013-08-04

8月3日 昨日の土曜日、先日のブログでお伝えしていました「sapporo55夏祭り」に行ってきました。オーガニック野菜や手作りアクセサリーなどバラエティ豊かなブースが道内外から出店し、その中に「アルテピアッツァ美唄」の紹介ブースを設けていただきました。
 ブースでは通りかかった方が「つい先日、行きましたよ。気持ちのいいところですよね」と声をかけてくださったり、「母が美唄に住んでいて…」と立ち寄られた方が、8月10日(土)からアルテのギャラリーで開催する「思い出の炭鉱写真展」のチラシを見て興味を持ってくださったり、アルテのことを知っている方にも知らなかった方にも、少しでもアルテの空気をお伝えしようといろいろとお話させていただきました。「アルテの写真が見えたから寄ったよ!がんばってね」と声を掛けてくださるポポロさんもいらっしゃいました。
 今回も声をかけてくださり、搬入、搬出のお手伝いまでしてくださった主催の竹中工務店さん、sapporo55テナントのみなさん、ありがとうございました。ブースにお立ち寄りいただきましたみなさん、今度はぜひ「アルテピアッツァ美唄」に遊びに来てください!写真や言葉では伝えきれないアルテの空間が待っています。

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