2013年9月のアーカイブ

落ち葉集め、はじめます。

投稿日 2013-09-30

9月30日 日に日に秋は深さを増し、アルテピアッツァ美唄内にある木々も葉を落として冬支度をはじめています。特に、大きなプラタナスやポプラの木の葉はこれからどんどん落ちて積もっていきますので、10月は毎朝、「落ち葉集め」を行います。
 この落ち葉集めに手を貸していただけませんか?事前連絡は不要、時間は10分でも30分でも“できるだけ”で構いません。「朝の散歩がてら、ちょっとだけ手伝おうかな…」という方も大歓迎です。朝の爽やかな時間、とても気持ちがいいですよ。
 落ち葉集めは次の春をきれいな状態で迎えるための準備でもあります。四季折々、アルテピアッツァ美唄の美しい空間を守っていくためにご協力をお願いします!

■日 時    10月の毎日(火曜休館日除く) 8:30~10:00  ※予約不要、雨天中止    
■場 所    アルテピアッツァ美唄 アートスペース(旧体育館)入り口
         (当日の作業場所を掲示しています)
■持ち物    帽子、軍手など。作業しやすい服装でお越しください。

安田侃の「こころを彫る授業」開催しました。

投稿日 2013-09-27

9月26日 少し前になりますが、9月22日、23日の二日間、アルテピアッツァ美唄のストゥディオアルテで、「安田侃の『こころを彫る授業』」を開催しました。今回も、彫刻家安田侃さんから、直接指導を受けられる機会とあって、道内はもとより、関西、関東など道外の方も多く参加してくださいました。

 天気に恵まれた二日間、初めて参加される方は、これから彫る“こころ”の石を選ぶところから始まります。安田さんから初めに、「選んだ石は、今が一番綺麗です。これからどんどん皆さんの“こころ”の形にしてください。」との言葉から授業はスタートしました。
 まず石をじっと見つめる方、石にそっと手を触れている方、すぐにノミで彫り始める方、殆どの方が初めての体験に戸惑いながらも、自身の“こころ”と向き合っているように見えました。途中、安田さんは、参加者の方にそっと声を掛けたり、実際に彫り方をレクチャーされたりと、皆さん、彫刻家安田さんの言葉や、手の動きにじっと目をやっていました。
9月26日
 二日間の授業を終えて、「とっても楽しい時間でした!」「時間が全然足りませんね」「またすぐ彫りに来ます」と嬉しい言葉を頂きました。
 ご参加頂いた皆さん、ありがとうございました。来月の10月5日、6日にはNPOスタッフが担当する「こころを彫る授業」も開催しますので、是非、また続きを彫りに来てください。
 安田侃の「こころを彫る授業」は、不定期の開催ですが、決まり次第アルテピアッツァ美唄のHPと、こちらのブログでもお知らせします。
 
 

農村の表現者たち~私たちの暮らしとその周辺

投稿日 2013-09-25

9月26日 今日は朝からまとまった雨が降って、気温も下がり、一雨ごとに秋が深まっていくのを感じます。

 明日からアルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは「農村の表現者たち~私たちの暮らしとその周辺」が開催されます。
 北海道内で農業など仕事を持ちながら、それぞれ自らの表現を続け、発表している今井克さん、菅野義樹さん、冨田美穂さん、諸橋淳さんによるグループ展です。2教室に40点を超える絵画や写真の作品が展示されています。
 写真と見まがうほど緻密に描かれたかわいらしい小鳥、キャンバスから出てきそうなくらい迫力のある牛、優しく透明感のある表現で描かれた農村地帯の風景、草の匂いがしそうなほど瑞々しく写された放牧地…その対象と接し、近くに暮らしながら生み出された作品たちはどれもエネルギーに満ちています。

 その場所、その時の空気も一緒に伝わってくるような作品ばかり。農村にお住いのみなさま、農業関係のみなさまにもぜひ見ていただきたい作品展です。会期中は初日と週末に作家さんが在廊されます。10月2日(水)までの展示ですので、お見逃しのありませんように。※10月1日(火)は休館日。

 

第16回「アルテの森語り」

投稿日 2013-09-22

9月21日 連休初日の21日(土)、真っ赤な夕陽が沈むころ、アルテピアッツァ美唄にあるカフェアルテでは「第16回アルテの森語り」が行われました。「森語り」は季節の節目ごとに静かな夜のアルテで行っている朗読会です。
 今回は、長谷川加奈さんのヴァイオリンで幕を開け、いつもより照明を少し落として大人っぽい雰囲気の会場で、バッハなどのクラシック音楽からシャンソン曲「愛の賛歌」、童謡「ふるさと」などしっとりと演奏してくださいました。
 続いて、磯田憲一さんによる朗読、藤沢周平著「意気地なし」です。妻に先立たれた蒔絵師の伊作と乳飲み子のおけい、婚約者の作次がいながら彼らが気になって仕方ないおてつ…人間の微妙な心の動きを1人演じ分けながら進む磯田さんの朗読に、参加者のみなさんもじっと眼を閉じて聞き入っていました。
 森語りの最後、元HBCアナウンサーの安藤千鶴子さんが読まれたのは高村光太郎の妻・智恵子を描いた津村節子著「智恵子飛ぶ」です。最初に智恵子の作品である美しい“切り絵”(今回の森語りのチラシにもなっています)が紹介されたのち、朗読がはじまり、光太郎と智恵子の深い絆を感じ、涙されている方もいらっしゃいました。
9月21日 そして、朗読の後にもお楽しみがあります。出演者と参加者のみなさん一緒においしいお蕎麦を食べながらの「交流会」です。おそばは「いつも楽しみにしているのよ」とおっしゃる方も多い、美唄の匠の会のみなさんによる手打ちそば。今回は香りよい“新そば”をざる天そばで出してくださいました。また、十五夜ということで、手作りの「おはぎ」を差し入れてくださった方もいらして(ありがとうございました!)、おいしく楽しい夜のひとときとなりました。
 次回の開催は12月を予定しています。今回参加された方もできなかった方もぜひご参加くださいね。

土の作品展「風に吹かれて」

投稿日 2013-09-19

9月19日 ただ今、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階のギャラリーでは、大谷実佳子さん、清水佐和子さん、竹中英雄さん、豊村眞理さんによる陶芸作品展「土の作品展『風に吹かれて』」が開催されています。
 アルテのギャラリーを気に入ったメンバーが声をかけあい、集まった陶芸仲間によるグループ展です。大阪と東京から集まったみなさんは搬入の日にはじめて今回の互いの展示作品を見て、その場で話し合いながら空間づくりをされたそうです。

9月19日 ところせましと並べられた作品たち。あら、こんなところにも!という場所にも置かれています。作品群による空間のそれぞれに色があり、たった4人によるグループ展とは思えないほど見応えがあります。作家さんが在廊されている日が多いので、作品についての詳しいお話を伺うこともできます。陶芸に興味がある方も、そうでない方も、お誘い合わせのうえ、お越しください。23日(月・祝)16時までの展示です。

アルテ通信vol.21、できました

投稿日 2013-09-16

 9月16日 アルテピアッツァ美唄での出来事やお知らせなど内容盛りだくさんでお届けしていますアルテ通信(年3回)の最新号vol.21ができました!アルテ市民ポポロのみなさんのお手元にはもう届いている頃と思います。

 今回の巻頭エッセイは、「安田侃の『こころを彫る授業』」に参加された九州大学院 人間環境学研究院 実践臨床心理学専攻 教授の増田健太郎さんにご執筆いただきました。イベント報告では、アルテの中でこの夏に行われたイベントを中心に掲載、毎回全国各地にある安田侃さんの作品を紹介する「安田侃モニュメントめぐり」では、函館五稜郭病院の風ちりん広場にある彫刻を紹介しています。美唄の炭山(やま)の記憶を次代に伝える「炭山の記憶」では、今年初めて開催しました「炭鉱映像館」と「アルテの盆踊り」について書きました。
 このアルテ通信はアルテピアッツァ美唄のギャラリー、アートスペース、カフェに置いています。また、アルテ市民ポポロのみなさんへはアルテ通信発行のたびにご自宅へお送りしています。ご希望の方はアルテピアッツァ美唄ギャラリーまたはアルテピアッツァ美唄ホームページ内「ポポロになる」からお申し込みください。どこにいても、通信を読んで、アルテの空気を感じていただけたら幸いです。

今年の秋は

投稿日 2013-09-14

9月13日 美唄は朝晩とすっかり涼しくなり、セミよりも鈴虫の声がよく聞こえるようになりました。今年は例年よりもやや早めでしょうか?アルテピアッツァ美唄では紅葉がはじまっています。カエデやサクラ、モミジも色付き始め、ナナカマドはもう真っ赤になっているところもあります。
 そして、今年、アルテの敷地内にあるクルミの木にはたくさんの実がなり、彫刻へと続く小道を歩くと、足の裏が痛いくらいに?たくさん落ちています。これから冬支度をはじめるエゾリスたちは、今年のクルミの出来に大満足でしょう。

 最後にお知らせをひとつ。9月22日(日)、23日(月・祝)に行います「安田侃の『こころを彫る授業』」は定員に達しましたので、募集を締め切りました。参加されるみなさま、授業はもちろんのこと、秋のアルテも楽しみにいらしてくださいね。

第16回「アルテの森語り」のご案内

投稿日 2013-09-11

9月11日 数日続いていた雨もようやく落ち着き、今日は晴れて、日中は蝉も鳴いていました。

 さて、アルテピアッツァ美唄の、季節の節目の行事「アルテの森語り」を、9月21日(土)に開催いたします。今回は、“十五夜”の頃にあわせて行います。
 朗読してくださるのは、元HBCアナウンサーの安藤千鶴子さんと磯田憲一さん、そして、ヴァイオリン奏者の長谷川加奈さんが、素敵な音色を披露してくださいます。毎回好評の交流会も、終演後に予定しています。(持ち込み、差し入れ大歓迎です。)
 夕暮れ時、静かな「カフェアルテ」で朗読や音楽に耳を傾けてみませんか?ご参加お待ちしております。

◆日時  2013年9月21日(土)17時半~ 
◆場所  アルテピアッツァ美唄 カフェアルテ  
◆出演   安藤千鶴子さん(元HBCアナウンサー)、磯田憲一さん、長谷川加奈さん(ヴァイオリン演奏)
◆料金  1500円(手打ち蕎麦付)  
◆定員  40名・予約制 
※定員になり次第締め切らせていただきます。
※未就学児童のご入場はご遠慮願います。  
◆ご予約・問合せ   NPO法人アルテピアッツァびばい (0126)63-3137

 

安田侃講演会「イタリア:アートと歴史とまちづくり」

投稿日 2013-09-09

9月7日 先週土曜日、アルテピアッツァ美唄アートスペース(旧体育館)で、安田侃講演会「イタリア:アートと歴史とまちづくり」が開催されました。今回は、主催の公益社団法人日本建築家協会(JIA)による「JIA建築家大会2013北海道」にあわせて行われました。

 当日は、朝から雨が降り続くなか、彫刻家安田侃さんのお話を聴こうと、道内外から約300名の方が会場に集まりました。
 イタリア在住42年の安田さん、講演は、和やかにサッカーの話題から始まり、彫刻家としてアトリエを構える北イタリアのピエトラサンタでのお話しや、美唄の炭鉱で働いたアジアの人々を慰霊する彫刻、イタリアで戦時中に起きた悲劇など古今東西の歴史観にまで至りました。
 後半は過去にイタリアのローマやフィレンツェ、ミラノなどで行われた大規模な野外彫刻展のスライドを交えながら、開催された町の地域性や、そこに関わる人々、当時の貴重なエピソードなどを語ってくださり、「もっと国が芸術をまもらなければいけない」と、彫刻家の視点から、イタリアと日本の芸術性の違いについてもお話されました。

 今回、入場無料ではありましたが、多くの方からご寄付をいただきました。いただいた寄付は、これからも次世代へとアルテピアッツァ美唄を繋げていくために大切に使わせていただきます。ご寄付してくださった方々、ご来場くださった方々、会場でお手伝いいただいたみなさん、本当にありがとうございました。

 

「孤高の画家 澤田文一展」「写真展 夢のかたち 加藤征治」

投稿日 2013-09-06

9月6日 ただ今、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは、2つの展覧会が開かれています。
 展示室Aでは、「孤高の画家 澤田文一展」を、展示室Bでは、「写真展 夢のかたち」を、どちらも写真家の加藤征治さんによる企画展です。
 「孤高の画家 澤田文一展」では、画界のドストエフスキーと言われた孤高の画家・澤田文一さんの油絵を中心とした作品19点が展示されています。どれも心にずしりとくる貴重な作品です。「澤田作品と人となりを理解するうえで少しでもお役に立てれば」と、それぞれの作品に解説文が添えられていますので、合わせてご鑑賞ください。
9月6日 展示室B「写真展 夢のかたち」は、アルテのギャラリーでは4回目となる加藤征治さんによる写真展です。ぽつんと建つ小屋、海岸沿いのバス停、雪をまとった線路…海沿いの街・留萌の風景を中心にモノクロ写真が27点展示されています。白黒の濃淡で表現された作品は、ふっと音と時間が止まった瞬間のようにも見えます。
 ひんやりとした風が吹きはじめた初秋に似合うふたつの展覧会です。みなさま、お誘い合わせのうえお越しください。9月16日(月)16時までの開催です。※火曜休館

RSS

PAGE TOP