2015年9月のアーカイブ

第22回アルテの森語り

投稿日 2015-09-28

 9月27日の日曜日、アルテピアッツァ美唄内カフェアルテでは、「第22回アルテの森語り」を開催しました。季節の節目に開催しています朗読会です。今回は、十五夜にあわせての開催でした。

 まずは、ゲスト奏者の能登谷安紀子さんによるヴァイオリン演奏です。バッハ「G線上のアリア」やサン=サーンス「白鳥」など、誰もが1度は耳にしたことがある曲から、能登谷さん自ら作曲した「提琴桜(ヴァイオリンざくら)」や「故郷」を編曲したものまで聞かせてくださいました。伸びやかなヴァイオリンの音色が、天井の高いカフェアルテに響き渡り、目を閉じて聴いている方もいらっしゃいました。
 続く、磯田憲一さんによる朗読は藤沢周平著「思い違い」。江戸の橋を舞台に描いた物語です。朝夕と橋の上をすれ違う女に心惹かれていた男の、ある「思い違い」とは…?物語の最後にその「思い違い」がわかるまで、客席の皆さんはすっかり聞きいっていました。

アルテの森語り 朗読会が終わると、今度は出演者と参加者が交じっての交流会です。参加者から頂いた手作りのパンやお月見団子などの差し入れと美唄のそば打ちグループ「匠の会」のお蕎麦(この日は大きなエビが入った「掻き揚げ蕎麦」でした!)を食べながら、わいわいと楽しいひとときを過ごしました。
 交流会が終わる頃には、高く上がった丸い月の光が夜道を照らしていました。ゲストの能登谷さん、ご参加いただきました皆さん、「匠の会」の皆さんやお手伝いくださいました皆さん、ありがとうございました!

 次回の森語り開催が決まりましたら、アルテHPやブログなどでお知らせしますので、お楽しみに。

ふたつの展示

投稿日 2015-09-26

Draw Glass 高橋良由美作品展 ただ今、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは、2つの展示をしています。

 展示室Aでは、「Draw Glass 高橋良由美(まゆみ)作品展」を開催中。高橋さんが創るDraw Glassとは、モザイク画のように、ガラス(Glass)を組み合わせることで描く(Draw)作品のこと。今回は13点の作品が展示されています。ひとつひとつは、手のひらくらいの小さなものですが、タイトルと併せてみると、その小さな作品の中にいろんなストーリーが詰め込まれているように感じます。作品には、猫がたくさん出てきますので、猫好きな方はお見逃しなく!ぜひ近づいて、じっくりご覧ください。

こころの同窓会 展示室Bでは、「こころの同窓会」を開催しています。ストゥディオアルテ(体験工房)で毎月第一土日に開催しています「こころを彫る授業」に参加している方々が企画されたもので、授業で彫ったそれぞれの「こころ」を展示しています。展示に参加された方のおひとりは「(自分の作品を見て欲しいというよりも)こんな授業があることを、もっとたくさんの方に知ってもらえたら嬉しい」とおっしゃっていました。「こころを彫る授業って、なぁに??」という方、ぜひこの展示をご覧ください。

 いずれも、10月12日(月)までの展示です。みなさまお誘い合わせのうえ、お越しください!※9月29日(火)、10月6日(火)は休館日です。

第30回森の広場の音楽会

投稿日 2015-09-23

9月20日 連休中、美唄は一時的に雨が降ることもありましたが、概ね気持ちの良い秋晴れで、親子三世代でアルテピアッツァ美唄を訪れる方が多かったです。

 きれいな青空が広がった9月20日(日)、アルテピアッツァ美唄アートスペース(旧体育館)では「第30回森の広場の音楽会」が開催されました。ユニセフに協力して行われているこの音楽会は、10年以上前からアルテで開催されていて、プロアマ問わず、参加できるコンサートとして親しまれています。美唄市内から参加する方もいれば、「この空間で演奏したい」と、遠くは横浜から参加される方もいらっしゃいます。

 この日は15組の方がエントリーされていました。出入り自由のコンサートなので、偶然アルテに来ていた方がふらっと立ち寄ったり、出演者も出番が来るまで観客として音楽を楽しんでいたり、子どもから大人までいろんな方が会場のアートスペースを訪れて、和やかな時間が流れていました。

お気に入りの彫刻を

投稿日 2015-09-20

0920blog 先週、美唄市内の中学生が美術の授業でアルテピアッツァ美唄を訪れてくれました。

 午前中いっぱいを使ってのこの授業では、最初にアルテのスタッフと一緒に敷地内を散策します。安田侃さんの彫刻を見て、触れて、お話をしながら歩きました。それから、生徒は自由に散策し、お気に入りの彫刻を見つけて、スケッチします。いろんな角度から見たり、触ってみたりしながら、スケッチした後、ストゥディオアルテ(体験工房)にて、その彫刻を粘土で模してつくってみる、という授業です。ブロンズの彫刻には黒っぽい粘土を、白大理石の彫刻には白っぽい粘土を使って、それぞれ自分のスケッチを見ながら作りました。
0920blog アルテピアッツァ美唄の空気を吸いながら、彫刻を「見る」「触る」だけではなく、「つくる」ことで、何かまた違う体験になったでしょうね。ちなみに、女子生徒には「天モク」、男子生徒には「ひとつがふたつ」が人気でした。
 生徒のみなさん、またぜひ遊びに来てくださいね~!

風に吹かれてⅢ

投稿日 2015-09-17

風に吹かれてⅢ 今日の美唄は快晴です。初秋らしい、爽やかな風が吹いています。

 本日から、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは、「風に吹かれてⅢ」が開催されています。豊村眞理さん、竹中英雄さん、清水佐和子さん、大谷みかこさん、若林克友さん、二瓶清美さん、のぞえきょうこさんの7名による、陶、木、ガラス、糸などを使った作品のグループ展です。アルテで出会った作家さんも参加して、今年で3回目の展示です。
風に吹かれてⅢ 搬入の日、出展作家のみなさんはアルテの空気を楽しみながら、展示作業をされていました。その雰囲気がそのまま展示空間に表現されていて、どの作品も、とてものびのびと気持ちよさそうにしているように感じます。

 9月23日(水・祝)16時までの展示です。みなさま、お誘い合わせのうえ、お越しください!※会期中、休館日はありません。なお、翌24日(木)は休館日です。

9月「安田侃の『こころを彫る授業』」開催しました

投稿日 2015-09-14

安田侃の「こころを彫る授業」 先週末、アルテピアッツァ美唄内ストゥディオアルテ(体験工房)で、「安田侃の『こころを彫る授業』」を開催しました。
 今回の参加者は小学生から大人まで、美唄市内や北海道内各地、そして、秋田、東京、奈良、静岡…遠くはカナダから来てくださった方もいました。
 彫刻家・安田侃さんがひとりひとりの作業台をまわって、その人とその彫刻を見ながら、声をかけます。大きな石と向き合う小学生の女の子には、しっかり彫れるように、安田さんが石を押さえてあげる場面もありました。
 16時までの授業はあっという間に終わりの時間。安田さんから授業のはじめにあった「(石を彫ることは)石と向き合い、自分のこころを探す作業です」という言葉のとおり、ほとんどの方が最初から終わりまで、集中して石に向き合っている姿が印象的でした。
 また、年齢や性別、普段生活している環境が違っても、同じ空間で「こころ」を彫った仲間同士、「また会いましょうね」と言葉を交わして帰って行く方もいらっしゃいました。安田侃の「こころを彫る授業」

 参加された皆さん、ぜひまた石を彫りに来てくださいね。ストゥディオ(工房)利用の方法については、こちらをご覧ください。
 不定期に開催しています「安田侃の『こころを彫る授業』」は、開催が決まり次第、アルテピアッツァ美唄HPやブログでお知らせします。また、毎月第一土日にアルテのスタッフが担当しています「こころを彫る授業」にも、ぜひご参加ください。詳しくはこちら

美唄弦楽アンサンブル18周年コンサート

投稿日 2015-09-11

9月11日 9月に入り、アルテピアッツァ美唄にある木々も少しずつ色づき始めてきました。「アルテの紅葉の見頃は?」とこの時期に聞かれる事も多くなりますが、例年ですと10月中旬~下旬です。こちらのブログでも、徐々に深くなっていく秋の様子をお伝えできればと思いますので、ぜひお楽しみに。

 さて、少し前の話になりますが、9月6日の日曜日、「美唄弦楽アンサンブル18周年コンサート」がアートスペース(旧体育館)で開かれました。美唄市とその近郊に住む音楽好きな人が集まって1997年に結成された美唄弦楽アンサンブル。18周年を記念した今回の演奏会には、市内外からおよそ70名の方が集まりました。様々な楽器の音色と、美唄弦楽アンサンブルの皆さんの息の合った演奏に、観客の方々も最後までじっと聴き入っていました。
 “芸術の秋”、これからイベントも多くなりますので、ぜひホームページの「イベント」をご覧ください。

第22回アルテの森語り、開催します

投稿日 2015-09-09

 告知が遅くなってしまい、申し訳ありません!カフェアルテを会場に、季節の節目に合わせて行っています朗読会「アルテの森語り」、次回の開催が決定しましたので、お知らせします。
 第22回目の森語りは、9月27日(日)、十五夜に合わせて開催します。朗読は磯田憲一さん、ゲストにはヴァイオリニストの能登谷 安紀子さんをお迎えします。
 暦を見ると、この日はほぼ満月に近いお月さまが見られるようです。秋の長い夜、静かなカフェアルテで朗読と演奏を楽しみませんか?皆さま、お誘い合わせのうえ、お申し込みください。お待ちしています。

■日時    2015年9月27日(日)17時半~    
       *終演後交流会があります、持ち込み大歓迎*       
■場所    アルテピアッツァ美唄 カフェアルテ  
■出演    朗読・磯田憲一さん(藤沢周平著「思い違い」) 
        ヴァイオリン奏者 能登谷 安紀子さん
■料金    2,000円(手打ちそば付き)  
■定員    40名・予約制 
■ご予約・問合せ   認定NPO法人アルテピアッツァびばい (0126)63-3137 (火曜休館 9:00~17:00)

BIBAIでアート

投稿日 2015-09-06

9月5日 ただ今、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは「BIBAIでアート」展が開催されています。展示されているのは、陶芸品や染織物で、京都造形芸術大学OB(陶&染織)と美唄陶芸グループ14名の皆さまによる作品です。毎年、アルテピアッツァ美唄のギャラリーで展示をされています。
 「陶芸」「染織」といっても、その表現方法は作家によってまったく違うのがおもしろいところ。美しい、可愛らしい、かっこいい、ユーモアのある…それぞれに印象が違いますので、たくさんある作品の中から自分のお気に入りを探すのも楽しいです。皆さま、お誘い合わせの上、お越しください。9月13日(日)15時までの展示です。※8日(火)は休館日。

 また、会期中、午前11時過ぎまで、団体のお客さまで混雑することがあります。詳しくはこちらをご覧ください。

安田侃さん、「北海道功労賞」受賞!

投稿日 2015-09-03

9月3日 8月31日、北海道から彫刻家・安田侃さんへ「平成27年度北海道功労賞」が贈られることが発表されました。
 この賞は、昭和44年に「北海道開発功労賞」(平成10年に「北海道功労賞」に改)として制定され、北海道の経済、社会、文化等の発展に貢献し、その功労が特に顕著な個人又は団体を対象とする、北海道知事が行う最高の表彰(北海道庁HPより抜粋)です。

 北海道庁HPでご覧いただけます、安田さんの受賞理由の中には、美唄市にある閉校した小学校跡地を「アルテピアッツァ美唄」として再生させたことや安田さんが直接指導する「こころを彫る授業」についても挙げられています。

 安田さんが、美唄市と共に今も創り続けているアルテピアッツァ美唄に携わる私たちスタッフも、この受賞をとても嬉しく思っています。安田侃さん、この度は本当におめでとうございます!

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