‘季節’ カテゴリーアーカイブ

彫刻を未来に

投稿日 2017-11-09

1109-1 雨のたびに葉が落ちて、最後まで残っていたプラタナスの葉もわずかとなりました。

 遠目ではわかりにくいですが、冬に備えて、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄にある屋外彫刻には、保護用の白いシートがかけられました(一部ブロンズ彫刻を除く)。また、シートをかける前にイタリア国家認定文化財修復士の資格を持つアルテスタッフがひとつひとつ、彫刻の状態チェックを行いました。傷や染みが付いた部分、錆が出ている部分などを写真に撮ったり、メモしたりしながら集めた詳細な記録は、アルテを守っていくための重要な情報のひとつとなります。
 しばらく白大理石の彫刻に触れられないのは寂しいですが、北海道の厳しい冬を何度も越えて、ずっと先の未来に彫刻を残していくためには大切なことです。次の春、彫刻たちが姿を現すのは4月末頃を予定しています。
 ギャラリー(木造校舎2階)やアートスペース(旧体育館)の中の作品は、冬の間も変わらずにご覧いただけます。どうぞお立ち寄りください。

冬支度

投稿日 2017-11-01

11月1日 11月に入って紅葉も終わりに近づいています。カフェアルテの裏には深紅色のもみじとイチョウの葉のじゅうたんができていますが、このじゅうたんもそろそろ見納め。いよいよ本格的に雪の季節を迎えます。
 
 さて、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄は冬の間も開館していますが、屋外の大理石作品には雪から作品を保護するためのシートがかけられ、「水の広場」もあわせて冬篭りに入ります(一部のブロンズ作品は冬の間もご覧いただけます)。
 また、「カフェアルテ」では「かぼちゃスープ」(冬期限定)をお出しするために、ただ今仕込みの真っ最中です。今年のかぼちゃも甘くてほくほくですよ。お楽しみに。

「秋のポポロウォーキング」開催しました!

投稿日 2017-10-23
10月23日 今日は朝からみぞれが降っていますが、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄にあるもみじやイチョウの葉っぱは見頃を迎えています。
 暖かな日となった昨日は、普段は入れないアルテの森を歩く「秋のポポロウォーキング」を開催しました。見落としがちな生き物たちの形跡を、北海道立総合研究機構林業試験場の南野一博さんにガイドしていただきながら、集まった20名の方と散策しました。
 芽を伸ばし木に成長しつつあるドングリの実を発見。近くにドングリの木はないのに誰の仕業?これはリスやねずみが運んでいるのだそうです。道中には鹿の足跡もたくさんあり、生き物の息づかいを感じられました。自生している山葡萄やマタタビなども実っていて、参加した方は秋の実りをお土産にしていました。カツラの葉っぱから出る甘い匂いをみんなで確認したり、急な坂道では参加者同士が手を貸し合いながら、1時間半の散策はあっという間に終わりました。
 ストゥディオアルテ(体験工房)に戻ると美唄産の野菜(農家の方よりご提供いただきました!)を使った豚汁とふかし芋で温まりました。みなさん「楽しかった!」と、初めて会った参加者同士も打ち解けて、交流の深まったポポロウォーキングとなりました。ご参加いただいたみなさん、そして案内してくださった南野さん、ありがとうございました!

夏期メニューもあと1ヶ月です。

投稿日 2017-09-21

9月21日 カフェアルテから見える、ナナカマドの実が綺麗です。

 さて、季節の変わり目で朝晩と気温差がある今日この頃ですが、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄内にあるカフェアルテでは、夏期メニューの提供が残り1ヶ月ほどとなりました。
 暖かい日には水出しアイスコーヒー、ソフトクリームが人気ですが、 少し肌寒い日にはホットコーヒーやココアで体を温めるという方も多くなってきました。
 夏期メニューは11月6日(月)までの予定です。「冬になる前にもう一度」という方、ぜひお待ちしております。

少しずつ

投稿日 2017-08-20

0819-11 お盆を過ぎ、日中は暑くても朝晩はだいぶ涼しくなってきました。それに反応して、アルテピアッツァ美唄の中にある木々は少しずつ色づきはじめています。
 「昼夜の温度差が大きい」というのは、きれいに紅葉する条件のひとつだそうです。その他、「直射日光がよく当たる」「適度な湿度がある」など、アルテのある環境に当てはまっている条件が多く、毎年秋には彫刻と鮮やかな紅葉が美しく調和する空間が広がります。紅葉の見頃はまだ先ですが、トンボが飛びまわっていたり、ナナカマドの実が生りはじめたり…秋の気配をあちらこちらで感じます。
 さて、今日は13時から「てくてく美唄炭鉱-三井美唄編-」があります。集合場所は、南美唄コミュニティセンター(旧三井美唄小学校敷地内)です。予約不要なので、お気軽にお越しください。地域のことをよく知る方々のお話を聞きながら、みんなで一緒に歩きましょう。詳しくはこちらをご覧ください。

今年の「アルテの盆踊り」、雨天中止にしました

投稿日 2017-08-14

 昨日(13日)、開催を予定していました「アルテの盆踊り」は雨のために中止しました。
 天気予報では曇りマークが出ており、開催する予定で準備をしていましたが、一向に雨が止まず、直前の判断になってしまいました。お集まりいただきましたみなさま、お問合せくださいましたみなさま、申し訳ありません。
 順延を予定していましたが、本日も夕方には雨の予報が出ているため、中止とさせていただきます。また来年、よろしくお願いします。

 そして、盆踊りの時に灯す予定でした「ころころキャンドル」は、8月27日(日)17時半から灯します。キャンドルを楽しみにしていたみなさま、ぜひ27日にお越しください。

8月13日は「アルテの盆踊り」

投稿日 2017-08-09
過去の「水の広場」の様子

過去の「水の広場」の様子

 ただ今、開催中の「思い出の炭鉱写真展」には連日たくさんの方が訪れています。炭鉱旺盛期を美唄で過ごして、展示されている写真を見ながら、「知っている人が写っていたよ」と教えてくださる方もいれば、たまたまアルテで美唄の炭鉱のことを知り、時間をかけてじっくり見ている方もいらっしゃいます。

 さて、今週末、8月13日(日)は「アルテの盆踊り」があります。「アルテの盆踊り」は、当時この地域の盆通りとして親しまれていた「北海盆唄」で踊ります。太鼓の音頭に合わせ、みんなで一緒に踊りましょう。
 そして、日暮れの頃には、美唄の子どもたちやアルテを訪れた方々と手作りした「ころころキャンドル」を水の広場に灯し、お盆の特別な夜を演出します。また、甘いゆでとうもろこしや美唄名物の焼き鳥、とりめしなどの販売もありますので、こちらもお楽しみに。ご家族揃って、お越しください。

■日時:2017年8月13日(日) ※雨天時は14日 こども盆踊り17:30~ おとな盆踊り18:30~
■場所:アルテピアッツァ美唄トリフォリオの広場(木造校舎横)

晴れた日には

投稿日 2017-06-16

6月16日 今朝から安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄には、抜けるような青空と雲のコントラストが広がっています。
 こんなお天気の良い日には、素足を水につけたり、木々の下に敷物をしいて本を読んだり、のんびり彫刻を眺めたりするのにぴったりです。ぜひ、ゆるりとした時を過ごしにいらしてください。

初夏の知らせ

投稿日 2017-06-14

6月14日 6月に入っても気温が低い日が続いていましたが、ようやく初夏らしい暖かさになってきました。

 安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄には「ギィー、ギィー、ギィー」とセミの大合唱が響いています。夏のイメージが強いセミですが、この「エゾハルゼミ」は初夏のこの時期に一斉に鳴き合います。
 緑が濃く、散策していても気持ちの良い季節です。週末にはコンサートなども開催されますので、ぜひお出かけください。

雨の日

投稿日 2017-06-08

6月8日 安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄は、朝から降ったり止んだりだった雨もようやくあがりました。雨のおかげで空中の塵が洗われ、とても澄んだ空気が広がっています。
 このような天気だと散策しているお客様は少ないので、広場は少し物寂しく感じます。ですが、そこからあえて小道に入ってみると、不意に彫刻があらわれることがあります。その出合いには一瞬、はっとさせられますが、同時に久しぶりに人に会えた安心感のような、温かい気持ちにもなれます。
 雨の日だからと諦めずに、思い切って散策してみませんか?もしかしたら新しい出合いがあるかもしれません。

RSS

PAGE TOP