晴天。アルテピアッツァの北側の山は、昨日までとそれほど大きな変化はないので、今日は「音の広場」の様子をお知らせすることにします。
種を吹き付けた芝が芽吹き緑が生え揃ってきて美しいです。まだ若い芝を保護するために養生中で、ブロンズの「天聖」「天モク」の傍までは近寄れないのですが、イチョウの葉が黄色く耀いていて今後の変化に期待が持てます。時間帯や天候によっても見え方は様々でしょうが、午後3時くらいだと陽が西にやや傾き葉が透けるように美しいです。
10月1日から休館の火曜と雨天を除く毎日、アルテピアッツァの秋の最大の敵(?)である落ち葉集めのお手伝いを呼びかけました。初日は雨。2日は1名。今日3日は3名の参加がありました。
3名のみなさんの他にアルテピアッツァ美唄の職員やNPOスタッフ、総勢6名での作業となりました。昨晩激しい雨が降り、今日の朝の作業がまたまた雨のためになくなってしまうのではないかと思いましたが、朝、見事な秋晴れ。ヒンヤリとした空気に秋の深まりを実感します。そんななか3人もの方が「市の広報誌に書いてありましたので、来られる日には出来るだけお手伝いしたいと思っています」と駆けつけてくださいました。
今日はこのリアカーに2杯半を約1時間で集めました。自然の力はものすごく、次々に止めどなく落ちてくる葉を見上げて溜め息をついていた10月が、なんだか楽しくなってきました。
みなさんもお時間の都合がつきましたら、是非ご参加ください。どうぞよろしくお願い致します。
見事な秋晴れです。トンボの羽根が秋の日を浴びてキラキラと輝いています。この季節、美唄には宮島沼(ラムサール条約登録湿地国定鳥獣保護区)に飛来するマガンを見たり、市内の温泉施設ピパの湯ゆ~りん館へ日帰り入浴を楽しみにいらっしゃる方などが大勢いらっしゃいます。
観光バスのみなさんと偶然一緒になった方が「私の大好きな場所に大勢の人が来てくれるのは嬉しいのですが、独り占めできないことが残念でもあります。完全にエゴですよね」と微笑まれました。
これまでにも、こういう言葉を何度も耳にしました。これはアルテピアッツァという空間を守ろうとする私たちにとっての大きなテーマのひとつです。みなさんは、どう思われますか?
7月13日のブログでも紹介しましたが、アルテピアッツァ美唄のなかで小さなボランティア(栄幼稚園児)たちが果たす役割はとても大きくて、彼や彼女たちのなかには「私たちが守るんだ」という気持ちが少なからず存在しているみたいなのです。
夏の暑い時期に遠足などで水遊びにやって来る市内外の幼稚園や小学校のみんなが、池などの玉石を放り投げて遊び出すと幼稚園から何人もが声をそろえて「石を投げないでぇ~」と叫んでくれます。
そんな園児達が一生懸命草むしりにも汗を流してくれていることをHPの「便り」に書きましたら、それをご覧になった方が「牧場をやっている我が家の牛乳で作ったアイスクリームを、頑張っているみなさんに食べてほしくて…」と、幼稚園にバニラ・いちご・ココアの3つの味が届きました。「おししぃ~っ!」っていう声が2階まで聞こえてきました。
「さぁみんな、明日からもお仕事頑張ろうね!」先生の呼びかけに俄然ハッスルしているみんなの笑顔が輝きます。こんなふうにアルテピアッツァを中心にした人々の想いが、グルグル循環し始めています。グルグルがらせんを描いて上昇してゆきますように。
私たちの事務所改修がスタートしたとお知らせしてから2ヶ月が経ちました。
事務所の改修は確実に進んでいます。今は北海道工業大学の谷口ゼミのみなさんが一生懸命汗を流してくれています。…とは云っても敵は築50年、しかも度々増築・改修を繰り返して来た建物です。「作業を進めてゆけばゆくほど、なかなか手強い相手だということを痛感させられる」とか。内壁を剥がすと断熱材代わりに入れられていた昭和30年代の新聞などが出てきます。
そこにはまさに、暮らしを営んでいた方々の息づかいと、炭鉱が栄えていた当時の賑わいが凝縮している空間です。その面影を残しつつ、低予算でどこまで出来るか…。若いみなさんの埃まみれの格闘はもう少し続きそうです。