‘出来事’ カテゴリーアーカイブ

テラスから

投稿日 2014-05-02

5月2日 先日カフェアルテにお越しのご家族連れは道外から。お母さんは「子どもにいろんな景色を見せたくて」と、大型連休を利用してアルテに立ち寄ってくださいました。テラス席に出ると、子どもたちは、初めて見る木々や草花に興味津々の様子で、「桜、これから咲くの?」と、自分の住む地域との違いに驚いていました。

 連日のあたたかさのおかげか、風や光を感じることが出来るテラス席が人気です。安田侃さんの彫刻「意心帰」や「相響」を眺めながら、カフェのあたたかいコーヒーを飲んでのんびりひなたぼっこをしている姿を見かけます。また、「散策していると喉が渇くのよ…」と、夏期メニューの水出しアイスコーヒーやソフトクリームのご注文も多くいただくようになりました。

 大型連休も後半に入ります。雨予報もあるようですが、アルテピアッツァ美唄にお越しの際は、散策の休憩にカフェアルテをどうぞご利用ください。ソフトクリームのお持ち帰りも大歓迎ですよ!

子どもも大人も

投稿日 2014-04-30

4月30日 芝生の緑がだんだんと濃くなって、深呼吸すると、春の“匂い”がします。

 先週末、美唄市の宮島沼やマガンの保全を考えて活動する子どもたち「自然戦隊マガレンジャー」が「子ども湿地交流会」で鳥取から来た仲間とアルテピアッツァ美唄を訪れてくれました。
 アルテのスタッフがご案内…と思っていましたが、自分たちで彫刻を見つけて、駆け寄って、抱きついて、「(彫刻の上に)寝転んでもいいんだ!」「あったかくて気持ちいい~」と、楽しそうな子どもたち。引率の大人の方たちも一緒に、最後には「水の広場」で裸足になって遊んでいました。

 大型連休もまもなく本番です。子どもも大人もみなさん彫刻に触れて、抱きついて、寝転んで…難しいことを考えず、アルテピアッツァを体感しにきてください!

認定NPO記念集会&「アルテ文庫」が発表されました。

投稿日 2014-04-16

 先週の日曜日、ストゥディオアルテ(体験工房)で、認定NPO法人記念のイベント「アルテピアッツァ美唄 バトンを未来に」を開催しました。

 はじめに記念講演として、秋山孝二さんにお話いただきました。 前半は、秋山さんが理事長を務めていらっしゃる「認定NPO法人 北海道市民環境ネットワーク」や「公益財団法人 ワグナー・ナンドール記念財団」 といった、ご自身の多岐に渡る活動についてのご紹介がありました。続いて後半は、様々な分野の団体に関わった経験から、CSR(企業の社会的責任)の動向などのほか、「寄附を頂くまでのストーリーが大切」「継続的な活動が信頼に繋がる」など、認定NPOとなった当法人へ色々なアドバイスを交えて、貴重なお話をしていただきました。
 その後の対談では、秋山さんの講演を聞いた当NPO磯田憲一理事長が、「アルテ市民ポポロをはじめ、様々な方に支援を頂くなかで、共に(アルテを)支える喜びを感じていただきたい」と、アルテを応援していただく皆さんへの思いを語りました。 

 引き続き、「みんなで語ろうアルテピアッツァ美唄のこれから」では、 会場の皆さんとテーブルを囲んで、“アルテのここが好き”をテーマに付箋に書き出し、各テーブルごとに発表してもらいました。「カフェの窓側」「林の中の意心帰」などなど、和やかにみんなでアルテの事を考える時間となりました。
 そして、最後にアルテピアッツァ美唄での新たな取り組みとしてスタートする「アルテ文庫」が発表されました。アルテ文庫は、アルテピアッツァのギャラリーとカフェアルテに今秋設置予定の小さな図書館のこと。本棚には安田侃さんが自らセレクトした書籍が並び、置かれる本は、皆さんからいただく寄附でつくる「アルテ文庫貯金箱」から購入します。アルテ文庫の最新情報や、寄附の方法については「アルテ文庫」ページからご覧ください。皆さまのご協力お待ちしております。

冬のお客さま

投稿日 2014-03-09

3月9日 今年の雪融けは早いかな?と思っていましたが、久しぶりに大雪が降り、昨日から今朝までに50cm近く積もり、また真っ白になりました。

 昨日は雪が降る中、白い息を吐きながら、嬉々として「アルテはこうでなくちゃ!」と、木造校舎2階のギャラリーに入ってきた方がいました。その方は、ある冬に見た、まっ白な雪の風景がずっと印象に残っているそうで、毎年のように遠方から冬のアルテを訪れてくださっています。しばらくギャラリーで暖をとりながらお話したあと、再び「夏もいいんだけど、やっぱり冬がいいんだよねぇ…」と外へ散策に行かれました。

 こんなふうに、残りわずかな冬を惜しむかのように、日々アルテにはお客様が訪れています。暖かい陽射しを受けながら、キンと冷えた空気の中を歩くのは気持ちがよく、おすすめです。とはいえ、まだまだ防寒対策はお忘れなく。

美術の授業をアルテで

投稿日 2013-10-03

 昨日、今日とアルテピアッツァ美唄には美唄市内の中学生が訪れてくれました。午前中いっぱい使って行う美術の授業で、毎年恒例となりつつあります。まずは、アルテのスタッフがどこにどんな彫刻があるか、案内しました。途中から「あっちにも彫刻がある!」「向こうにも行ってみたい~」と生徒たちは彫刻に導かれるように散策していました。

 ひととおり、アルテの中を歩いて、彫刻を見たあとは、ひとつ自分の好きな彫刻を選んで、スケッチし、それを見ながらねんどで作ってみます。「まん丸に思えても、実はぜんぜん違うからよく見てください」と美術の先生。そのとおり、単純なかたちだと思っても、実は見る角度によってかたちが違う安田侃さんの彫刻です。何度もスケッチと比べながら、微調整をして、一生懸命その「かたち」を再現していました。

 自分の選んだ彫刻に向き合って、1人1人ぐっと集中して挑んでいた姿が印象的でした。他にはなかなか無いこんな美術の授業、この体験が生徒たちの中にどんなふうに残っていくでしょうね。

安田侃講演会「イタリア:アートと歴史とまちづくり」

投稿日 2013-09-09

9月7日 先週土曜日、アルテピアッツァ美唄アートスペース(旧体育館)で、安田侃講演会「イタリア:アートと歴史とまちづくり」が開催されました。今回は、主催の公益社団法人日本建築家協会(JIA)による「JIA建築家大会2013北海道」にあわせて行われました。

 当日は、朝から雨が降り続くなか、彫刻家安田侃さんのお話を聴こうと、道内外から約300名の方が会場に集まりました。
 イタリア在住42年の安田さん、講演は、和やかにサッカーの話題から始まり、彫刻家としてアトリエを構える北イタリアのピエトラサンタでのお話しや、美唄の炭鉱で働いたアジアの人々を慰霊する彫刻、イタリアで戦時中に起きた悲劇など古今東西の歴史観にまで至りました。
 後半は過去にイタリアのローマやフィレンツェ、ミラノなどで行われた大規模な野外彫刻展のスライドを交えながら、開催された町の地域性や、そこに関わる人々、当時の貴重なエピソードなどを語ってくださり、「もっと国が芸術をまもらなければいけない」と、彫刻家の視点から、イタリアと日本の芸術性の違いについてもお話されました。

 今回、入場無料ではありましたが、多くの方からご寄付をいただきました。いただいた寄付は、これからも次世代へとアルテピアッツァ美唄を繋げていくために大切に使わせていただきます。ご寄付してくださった方々、ご来場くださった方々、会場でお手伝いいただいたみなさん、本当にありがとうございました。

 

アルテを探検!

投稿日 2013-09-01

9月1日 9月になりました。気温が少し下がり、カフェアルテでは、温かいコーヒーとケーキで“ひと休み”、という方が増えています。

 今日は、ストゥディオアルテ(体験工房)から子どもたちの楽しげな声が聞こえてきました。
 美唄市主催のイベント「わくわく自然体験inアルテピアッツァ美唄」が行われ、美唄市内から10名の子どもたちが参加しました。NPO法人北海道自然体験活動サポートセンターの方々が講師となり、木で作った名札に名前を書いたり、外を探検したり、アルテで見つけた自然のものを使って工作したり、と一日アルテピアッツァ美唄を満喫していました。
 アルテピアッツァを散策していると、季節によって、色んな花が咲いていたり、大きな松ぼっくりが落ちていたり、不思議なキノコが生えていたり・・・と様々な植物、昆虫に出合うことが出来ます。みなさんも、アルテを探検してみてはいかがでしょうか?意外なところで、彫刻にも出会えるかもしれません。
 

雨があがると

投稿日 2013-08-18

8月18日 昨日から今日にかけて、美唄では大雨が降り、風も強く、大きなプラタナスの木がワサワサと葉音を立てて、揺れていました。

 今日のような風が強い日には、広場に強い陽射しが注ぐ瞬間に出合うことがあります。雲の切れ間から射す光が徐々に強くなり、パーッと彫刻を照らすのです。
 澄んだ空気の中、いつにも増して白大理石の彫刻の白さが輝いて見え、雨に濡れて艶っぽい緑との対比が美しいこと!今日はそのまま一気に青空が広がり、セミが鳴きはじめました。北海道内では、「明日は始業式」という子も多いようで、あちこちで子どもたちがアルテの広場を駆け回る姿が見られました。夏休み最後の日曜日、晴れてよかったね~。

 また、お昼からは予定通り「てくてく美唄炭鉱―再度我路編―」を開催しました。その様子は後日ブログでお知らせしますので、参加できなかった方も、お楽しみに。

朝もや

投稿日 2013-06-20

6月20日 6月上旬、快晴が続いた日々とうってかわって、ここ数日は雨が降ったり、どんより曇り空だったりという日が続いています。こんな天気でも、梅雨のない北海道ではまとわりつくような湿気はなく、過ごしやすいです。
 昨日の朝はアルテピアッツァ美唄を囲む山を靄(もや)が包み、幻想的な風景が広がりました。夜中、雨が降っていたようで、芝生や木々の葉の緑はいつもより濃く、ブロンズの彫刻はつやつやと光り、それらと霧との対比が美しい時間でした。
 こんなふうに、アルテは一刻一刻と変化する自然と変わらずそこにある彫刻が調和し、ハッとするような風景をみせてくれます。「今日は天気が悪いから…」なんて言わず、ぜひアルテを訪れてください。その日、その時にしか見られない風景が広がっているはずです。

修学旅行?!

投稿日 2013-05-15

5月15日 5月中旬になりましたが、なかなか気温が上がらず桜の開花はまだです。

 それでもGWから、団体のお客様が多く訪れてくださっています。先日来られた団体さんは、地産地消で地域の活性化を目指すツアーを大学生が主体となって企画したというものでした。題して「そうだ!修学旅行に行こう!in美唄」。記念すべき第一回目が「美唄」ということでアルテピアッツァ美唄にも大学生や一般の方など約30名の方が来てくれました。
 当NPOスタッフが説明をしながら一緒に散策しましたが、安田侃さんの彫刻や、周りの植物に興味津々の様子で、作品に触れたり、写真を撮ったり、カフェでソフトクリームを食べたり、とみなさん様々に過ごされていました。短い滞在時間でしたが、「また来ます!」と、帰りに嬉しいお言葉をいただきました。
 ツアーに参加されたみなさん、是非また遊びにいらしてくださいね。次回のツアーの行き先は今回の参加者の方が決めるそうですよ、さて次はどこへ行くのでしょうか?(写真提供:美唄市商工観光課)

RSS

PAGE TOP