春の兆し

投稿日 2006-03-10

 啓蟄も過ぎ3月も10日ともなれば、すっかり春の気配です。                                                       今日のように青空が広がり日が照っていると、頬をなでる風にも真冬のような厳しさはなくなり、ましてや突き刺さるような寒さは感じられません。                                                                            帰門の足もと(という云い方は少し可笑しいですね。つまり接地面のことです)も、良く日が当たる南側の雪が徐々に融けて赤いヤキズリが見え始めました。これから日を追うごとにこういった土の面積が広がってゆくのです。                                           白一色だったアルテピアッツァにも、こんな風景が見え始めましたよ。

どこでしょう?

投稿日 2006-03-05

 これ、どこか分かりますか?3月の「天翔の丘」なのです。                                 1月に登ったときは足跡ひとつなく、雪ももっと肌理が細かくて凛とした雰囲気でしたが、丘に登ったのは久し振りで、一体どんな様子になっているのかワクワクしながらてっぺんにたどり着くと、かなり雪も解け足跡もそこここについていて結構登って来る人がいることが分かります。                                                       ただ相変わらずそこにあるはずの彫刻は見事に雪の下に隠れ、冬のこの状態に初めてこの場所に立った人には、このくぼみが何なのか?くぼみの中にあって自分の存在のシグナルをかすかに送ってくるものが何なのか?どんな形状のものが雪の下で息を潜めているのか?多くの疑問が生まれるでしょう。しかも、その答えは雪解けの季節を待たなければ得られないのですから、少々がっかりでしょうか?                                                          でも、想像してみてください。雪がとけ緑の芝生が活き活きと生え揃い、山の木々の緑が芽吹いた頃に、この丘に立った瞬間のことを。その時には露わになった彫刻を眩しい想いで見つめることでしょう。                    

♪きょう~ぉは楽しいひなまつりぃ~♪

投稿日 2006-03-03

 階下から歌声が聞こえてきます。「きょう~ぉは楽しいひなまつりぃ~♪」。アルテピアッツァ美唄という施設は幼稚園が併設されているので、四季を通じての節目節目の行事をしっかりと体験することが出来ます。こどもの日、十五夜、冬至、クリスマス、お正月などなど…。そして今日はひな祭り。園児たちが紙皿を使って手作りした雛飾りやカップケーキ雛も緋毛氈の上に鎮座しています。                                                        幼稚園はいつでも季節を先取りした手作りの飾りで溢れています。色画用紙で作った魚や雪だるまが飾られたり、実際に集めた落ち葉や木の実で季節感を出していることもあります。自然豊富な環境だけではなくて、園舎内にも季節を意識させてくれる様々工夫があります。美味しそうに桜餅をほお張るこどもたちの笑顔を見つめながら、この場所で成長してゆく園児は幸せだなぁ~とつくづく思うひとときでした。                                                        

妙夢 in リモーネ

投稿日 2006-03-01

 美唄は今日も雪が降っています。曇天からフワフワ…。3月の湿気を帯びた雪が静かに積もってゆきます。                           

 何といっても女子フィギアの金メダルに湧いたトリノオリンピックも閉幕。平静を取り戻しつつありますが、イタリアでの記念彫刻展は13日まで開催されています。会場に展示されている安田さんの「妙夢」の写真をアップしましたが、他の方々の作品等も覗いてみてください。

音の広場へ

投稿日 2006-02-25

 久しぶりの快晴です。しかも昨晩のうちに降った雪が十数センチほど積もり、その新雪に光が映えてきらめいています。                                                  その光に誘われ、かんじきを装着して「音の広場」を目指します。                                                        途中、小動物や先客の足跡を確認しながら針葉樹の並木道を歩こうとして驚きました。夏のように歩くことは叶わないのです。1メートル以上も雪が積もっているのですから当たり前なのですが、目線も随分と高くなっています。                                                   音の広場にたどり着くとブロンズ「天モク」の傍に雪だるまが並んでいます。カラマツ林の中に佇む「相響」も雪に埋もれていますが、その上をこどもたちが歩きまわった跡が残っています。雪だるまを作ったこどもたちが乗ったのでしょうか?                                                  視線を移すと山の中腹に「ひとつがふたつ」が立っています。この彫刻も半分は雪に埋もれて、上部には雪がうっすらと乗っています。真っ白な音の広場で、ホッと一息。贅沢な時間です。                                                              

霧発生

投稿日 2006-02-22

 今日の予想最高気温は7℃。曇り空とはいえ確かに暖かです。そんなわけで朝から濃い霧に包まれて視界不良。いつもとは違った風景が拡がっています。                                                   「帰門」の辺りに立って見渡すと「天モク」はかろうじて見えていますが、奥にある「天聖」や天翔の丘の天辺、道道沿いの「真無」など普段当たり前に見えているものの存在が曖昧になっていて不思議な感覚に囚われます。アルテピアッツァを取り囲む山々の存在もまったく確認できません。                                               四季を通じてアルテピアッツァに霧がたちこめるということは度々ありますが、いずれも幻想的な雰囲気なのです。                                                              

除雪中

投稿日 2006-02-18

 2月も中旬、数日前には雪が「融けてます」なんて豪語していましたが、あの日以来雪が降りっぱなしです。風も強く視界不良になるほどの吹雪きに見舞われ、最高気温もマイナスの世界に逆戻りです。                          今朝もスタッフは除雪作業に追われています。除雪が完了した通路に立ち「真無」を見ようとしても、積雪に阻まれて彫刻のてっぺんがほんの少し見えるだけです。その「真無」の周辺に除雪中のスタッフの姿や除雪機を確認することは出来ません。が、除雪機が勢いよく飛ばしている雪が弧を描いているのが見えます。ひと冬の降雪量が8メートルにもなる美唄市ですが、今期は例年よりも雪が多いように感じられます。                                                                               まだしばらくは、除雪の日々が続きそうです。

融けてます

投稿日 2006-02-15

 天気予報によると今日の最高気温は2℃。しかも午前中は少し雨粒が落ちていて、雪の表面がみるみるうちにダレてきています。                                                                 栄幼稚園の玄関前に作った雪だるまも、どんどん潰れてきています。幾日か前の作りたての時は顔も頭もまんまるだったのに、雪が融けてかなり変形してしまいました。                                                          天翔の丘も、水の広場も、トリフォリオの広場も、どこを見ても冷え込みが厳しい日のそれとは、雪の表情が違います。1メートルくらいは積もっていた屋根雪も、今日の暖かさで勢いよく滑り落ちています。                                                  これから先は雪が降る日があってもすぐに暖気もやってきて、徐々に雪嵩が減ってゆくはずです。

トリノオリンピック記念 野外彫刻展

投稿日 2006-02-11

 いよいよトリノオリンピックが開幕しましたね。連日の熱戦が予想され、そのなかでの日本勢の活躍も期待してしまうわけですが、そのオリンピックを盛り上げるべくピエ モンテ州リモーネで彫刻展が開催され安田さんも出展しているそうです。                                            2月8日から3月12日までの会期でジャコモ・マンズーなど巨匠たち約50人の競演となるわけですが、「オリンピック観戦の際に是非」と思われた方、要注意です。会場はトリノから100㎞ほと離れているそうですので事前に良くお調べください。近々写真も入手してブログでも紹介するつもりですが、こういったニュースを聞くたびに「イタリアにおける安田侃」ということを考えます。「マエストロ KAN!」とイタリア人に愛されている安田さんの作品をイタリアの空のもとで見てみたいものです。

今日の美唄は、ものすごい雪で彫刻の上の雪がどんどん成長していきます。今日のイタリアは、どんな天候なのでしょう。                                       

兵庫県立芸術文化センターに「天秘」

投稿日 2006-02-09

  2005年10月22日にオープンした兵庫県立芸術文化センターの1階メインエントランスに1月下旬、ブロンズの「天秘」が置かれました。                                                                            大・中・小の3つのホールを備え音楽だけではなく、演劇、バレエなどを通じて多くの人々が集い交流する場となるであろう同センターにあって、行き交う皆さまにきっと愛される彫刻となるはずです。                                            お近くにお住まいの方、旅行などの予定がある方、機会がありましたら是非ゆっくりとご覧ください。  

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