
ここ数日、美唄は穏やかな日が続いていて、今日はスノートレッキングをしている方もいらっしゃいました。
冬は、動物たちの気配をより近くに感じられる季節でもあります。夜中のうちに遊びに来ているのでしょう。この時期、キツネ、リス、シカ…と、雪上に動物たちの足跡がたくさん残っています。
写真の足跡は、「エゾユキウサギ」です。夏に一度見かけたことがありますが、室内で飼われるような「ウサギ」よりずっと大きく、走りも力強かったです。今は真っ白い冬毛に覆われているので、さらに見つけにくいかもしれませんが、足跡はあちこちに残されています。かなり傾斜のきつい雪面にも足跡が残っているので、調べてみると、このウサギの足の裏には毛が密生し、それが“かんじき”のような役割を果たして、雪上でも滑りにくいそうです。よくできていますね~。
アルテピアッツァ美唄に遊びにいらした際には、動物たちの「足跡」も探してみてください。この時期だけの小さなお楽しみです。
久しぶりに眩しいほど陽射しがあった昨日の午前中、めずらしいお客さまがありました。
木造校舎2階ギャラリーへ続く螺旋階段の途中に、ふわふわの、丸っこいものが。「あれ、忘れ物のぬいぐるみかな?」と思い、よく見ると、生きています!それは、「エゾモモンガ」でした。どこかにぶつかって脳しんとうを起こしていたのでしょうか、ちょこんとうずくまっていました。その後、無事に意識を取り戻し(?)、校舎の壁に飛び移って、走ってどこかへ消えていきました。大きな目とふさふさの尻尾が可愛らしかったです。
このエゾモモンガ、アルテピアッツァ美唄の中では、過去に「カフェアルテ」で発見されたことはありました(その時のブログはこちら)が、それ以来、見かけることはなかったので、驚きました。調べてみると、本来夜行性で、昼間はほとんど活動しないとか。どうしてこんな天気の良い日に、出てきたのでしょうね?でも、またいつか会えることを密かに楽しみにしています。
今日は暖かく、散歩をするにはとても気持ちの良い日でした。アルテピアッツァ美唄内カフェアルテ横の松林を歩いていると、頭上で「カサカサカサ…」と音がし、「チッ、チッ」と鳴き声が聞こえました。声のする方をみてみると、ふかふかの尻尾が目立つエゾリスが全部で3匹、木の幹に沿って、登ったり降りたり、木から木へ飛び移ったり、忙しそうに走り回っています。
エゾリスは冬眠をしません。食べ物が少なくなる冬に備えて、ドングリやクルミなどを土中に貯蔵する習性があり、雪が積もる時期でも根雪を50~60cmも(!)掘って潜り、貯蔵した食べ物を探し出すことができる能力を持っているのだそうです。そのため、雪が降る前のこの時期、長い冬に備えて、エゾリス達は活発に動き回っています。
カフェアルテ近くの林で、風も無いのに頭上から葉や木屑が落ちてきたり、「カサカサ…」と音がしたら、ぜひ見上げてみてください。エゾリスが駆け回っているかもしれません。
ここ数日は、雪の日も少なく、穏やかな天気が続いています。
この季節、雪が降った翌朝の楽しみが、動物たちの足跡さがしです。ふわっふわの新雪の上を歩いた跡がたくさんあり、夜中にアルテピアッツァ美唄の屋外を、動物たちが行動しているのがよく分かります。
昨日見つけたこの足跡、山の方に向かっていますが、みなさん何の動物か分かりますか?前に並んで二つ足跡があって、その後ろに真っ直に二つの足跡・・・。実はこれは「うさぎ」の足跡なのです。うさぎが飛ぶ姿を想像してみてください、実は前の二つは「後ろ足」で、後ろの二つは「前足」なのです。
そんな動物たちの足跡をたどってアルテピアッツァを散策するのも冬の楽しみ方ですね。その先では、安田侃さんの彫刻に出合えるかもしれません。
近頃、アルテピアッツァ美唄にある彫刻「帰門」から、川むこうの山をじっと見ていると、時折、雪上に、小さな黒い点が動く様子が見えます。この点を双眼鏡でよ~く見ると、なんと鹿の姿が!!
アルテの雪原に鹿の足跡はよく見つけますが、姿を見かけるのは早朝や夕暮れ時のこと。ですが、晴れた日の昼間に向かいの山を注意深くじっと観察していると、雪が融け、顔を出した草を食むために、あちらこちら移動する鹿の姿が見られます。枝葉も落ち、雪がある今だからこそわかる鹿たちの動きは、アルテピアッツァ美唄アートスペース(旧体育館)の窓からも観察できますよ。
さて、今週末26日(日)から木造校舎2階ギャラリーで行われる「炭鉱(ヤマ)の記憶をキーワードにしたアートプロジェクト」展のオープニングイベントとして、厳寒の我路町を歩くぷらぷら我路・・・、ならぬ「ぶるぶる我路」が開催されます。我路のまちには様々な建物がありますが、夏場は蔦や樹木で覆われて見えないものも多く存在します。冬場は覆っていた草木が枯れて、その姿が明らかになるチャンスです。必ず温かい格好での参加をお願いします。帰ってきたら、是非カフェアルテ特製「かぼちゃスープ」で温まってくださいね。
「ぶるぶる我路」(我路町を歩いてまわるイベントです)
■とき 2014年1月26日(日)10:30~12:00
■集合場所 アルテピアッツァ美唄ギャラリー展示室
■注意事項 移動は自家用車に分乗して行います。自家用車はアルテピアッツァ美唄第一駐車場に停めて集合場所までお越しください。
■料金 無料
■お問合せ そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター Tel.0126-64-9901
■詳細はこちらをご覧ください。
連日、夏のような暑さが続くアルテピアッツァ美唄では、子どもから大人まで「水の広場」が人気です。
6月の暑い日になると、アルテに来られるお客様からよく尋ねられる事があります。
「このギギギギッという大きい音はなんですか!?」、と。この時期になると、屋外に響き渡るのですが、実はこの音、「エゾハルゼミ」が一斉に鳴く声なのです。北海道に限らず、森林などでは聞くことができるのですが、住宅地などではほとんど耳にする事のないセミの大合唱に、みなさん驚かれています・・・。敷地内の木々をよーく見てみると、写真のようにエゾハルゼミの抜け殻が張り付いていますので興味のある方は探してみてください。
日々、聞こえてくる音、見える景色が刻一刻と変化するアルテピアッツァ美唄。散策の際は、安田侃さんの彫刻とともに、そんな自然の“音”も、是非お楽しみください。
ここのところ、穏やかな天候が続いていたアルテピアッツァ美唄ですが、昨日から今日にかけて吹雪となり、雪がまた積もりました。
数日前までは、ご近所の方、来訪される方と「このまま雪が融けて春になるのかな?」といった話をしていたのですが、まだまだ冬は続きそうですね。
写真は今日の朝、雪が積もった後に撮影したものです。
カフェの奥の林の中に設置されているブロンズの彫刻「天聖・天モク」ですが、うさぎが手前の「天聖」の真ん中をくぐって、「天モク」へと向かって行く足跡がくっきり残っていました。この彫刻、子供から大人まで、多くの方がこの“間”を通り抜けていますが、動物たちも、同じように通っているのですね。
姿は見えませんが、雪が降った後は、動物たちの足跡がたくさん残っているので、どんな動物が来て、どんな行動をしていたのか、を想像するのも面白いですよ。
昨日の日曜日は、とても風が強い日でした。時折、吹雪いては外が真っ白になって、前が見えなくなるほど。お客さまはそろって「寒かった~」とストーブに駆け寄り、暖をとっていました。
今日は風が止んで、穏やかに日が射しています。今朝、木造校舎の近くで、エゾリスの足跡を見つけました。昨日の強風によって均された雪の上に、くっきりと。よく見てみると、「行き」と「帰り」であることまでわかります。まだ誰もいない朝早く、好物の松ぼっくりを目がけて、カフェアルテ横の松林とギャラリー横にあるエゾマツの木を行ったり来たりしていたのでしょうね。なめらかな雪の上を駆けてゆく姿が目に浮ぶ、かわいい足跡でした。
ここ数日、アルテピアッツァ美唄は雪が少なく、冬の澄んだ青空が、広がっています。
昨日、カフェアルテの窓から撮影した写真ですが、見えますでしょうか?よーく見ると、2頭のエゾシカが悠々と歩く姿が写っています。親子なのでしょうか、お母さんに寄り添うように、小鹿が後をついていく姿が微笑ましかったです。天気がよく、散歩でもしているのか、ゆっくりゆっくりと歩いて、ブロンズの彫刻「ひとつがふたつ」を目指すように、山の方へと登っていきました。
足跡はあっても、日中は殆ど、姿が見えない動物達ですが、時折ひょっこり顔を出してくれます。そんな、動物達に出合えるのも、冬のアルテピアッツァの楽しみのひとつです。