秋にぴったりな2つの展示

投稿日 2017-10-26

1026-3 ただ今、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄ギャラリー(木造校舎2階)では、2つの個展を開催中です。

 1つは、高橋良由美(まゆみ)さんによるDraw Glass作品展「月と猫と」(展示室A)。色とりどりの細かなガラスを組み合わせた、絵画のような作品が並んでいます。「月と猫が大好き」という高橋さんの手によって、猫特有のいたずらな目や愛らしいしっぽの動きなどが表現されています。すべての作品に月と猫が描かれていますので、探してみてくださいね。

1026-2t もう1つは、田村恵美子さんによる灯りの作品展「冬が来る前に…Ⅱ」(展示室B)です。こちらには、牛乳パックや和紙などを使って手作りされた灯篭のような「灯り」が展示されています。LEDの光を灯すと、作品の素材や形によって様々な光を放ち、空間を彩っています。どれも優しい雰囲気の灯りです。

 2室とも、ホッと温かい気持ちになる、寒くなってきたこの時期にぴったりの展示です。みなさま、ぜひご覧ください。どちらも、11月5日(日)16時までの展示です。※10月31日(火)は休館日。

「秋のポポロウォーキング」開催しました!

投稿日 2017-10-23
10月23日 今日は朝からみぞれが降っていますが、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄にあるもみじやイチョウの葉っぱは見頃を迎えています。
 暖かな日となった昨日は、普段は入れないアルテの森を歩く「秋のポポロウォーキング」を開催しました。見落としがちな生き物たちの形跡を、北海道立総合研究機構林業試験場の南野一博さんにガイドしていただきながら、集まった20名の方と散策しました。
 芽を伸ばし木に成長しつつあるドングリの実を発見。近くにドングリの木はないのに誰の仕業?これはリスやねずみが運んでいるのだそうです。道中には鹿の足跡もたくさんあり、生き物の息づかいを感じられました。自生している山葡萄やマタタビなども実っていて、参加した方は秋の実りをお土産にしていました。カツラの葉っぱから出る甘い匂いをみんなで確認したり、急な坂道では参加者同士が手を貸し合いながら、1時間半の散策はあっという間に終わりました。
 ストゥディオアルテ(体験工房)に戻ると美唄産の野菜(農家の方よりご提供いただきました!)を使った豚汁とふかし芋で温まりました。みなさん「楽しかった!」と、初めて会った参加者同士も打ち解けて、交流の深まったポポロウォーキングとなりました。ご参加いただいたみなさん、そして案内してくださった南野さん、ありがとうございました!

風に吹かれてⅤ

投稿日 2017-10-20

IMG_4494 ひと雨ごとに寒さが増しています。いつ初雪が降ってもおかしくないくらいに冷え込む日も出てきました。

 さて、ただ今、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄ギャラリー(木造校舎2階)では、「風に吹かれてⅤ」が開催されています。
 アルテを通じて出会ったという、6名の作家(豊村眞理さん、竹中英雄さん、若林克友さん、大谷実佳子さん、のぞえきょうこさん、清水佐和子さん)によるグループ展です。image1陶、ガラス、木、ワイヤーなど、扱うものは違いますが、作家同士の事前打ち合わせはなし(!)で、搬入する時にそれぞれの作品を見ながら話し合い、展示空間を創っていったそうです。展示室の中で、作家の手を離れて作品たちが戯れるかのように楽しげに並んでいます。「こんなところにも?」という場所にも作品がありますので、お見逃しありませんように。

 日替わりで、出展作家さんが在廊されていますので、作品についてお話を聞くこともできますよ。みなさま、お誘い合わせのうえ、お越しください。10月23日(月)15時までの展示です。

アルテピアッツァ美唄25周年記念コンサート「プッチーニ“蝶々夫人”のゆうべ」

投稿日 2017-10-18

IMG_1467 10月14日(土)、15日(日)、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄アートスペース(旧体育館)では、「アルテピアッツァ美唄25周年記念コンサート『プッチーニ“蝶々夫人”のゆうべ』」が開催されました。
 コンサートの冒頭、彫刻家・安田侃さんは「アルテピアッツァ美唄ができて、25年。これまで応援し、支え続けてくれたみなさんに、どんなお礼ができるだろうと考えました。そして、自分の人生の中で心から感動したことを共有できたら…と思い、今回のコンサート開催を決めました。堪能してください。本物です。」と挨拶されました。
 札幌交響楽団コンサートマスターである大平まゆみさん率いる弦楽四重奏による演奏のあと、プッチーニ・フェスティバル「蝶々夫人」の主演ソプラノ歌手、ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディさんが登場。イザベッラ・クリサンテさんのピアノ伴奏で、安田さんが舞台美術を手がけたオペラの様子を背景に、歌劇「蝶々夫人」の中から「変わらぬ愛を」「ある晴れた日に」などが披露されました。
 ドナータさんのパフォーマンスは繊細で、時に力強く、“聴いた”というよりも、“体験した”と表現したくなるようなものでした。また、場面ごとにドナータさんの纏う真っ白な、そして、真っ赤な着物のような衣装が、感情の揺らぎを表すように靡くのも印象的でした。
_MG_2564 総合芸術といわれるオペラの要素をギュッと凝縮したような圧巻のコンサートに、観客も大きな拍手とスタンディングオベ―ションで応え、会場全体が心地よい高揚感に包まれたまま、終演。アルテピアッツァ美唄を支えるみなさまと「本物」のオペラの歌声を共有できたことは、私たちスタッフにとっても、貴重な体験となりました。

 この夏から秋にかけて、アルテ25周年記念として続いた事業はこれで終わりです。各方面のみなさまが関わってくださり、たくさんのご支援、ご協力もいただきました。ありがとうございます。そして、これから先も10年、20年…この空間を未来に残していけますように、ますますのご協力をどうぞよろしくお願いします。

「まなざし展」、まもなく終わります

投稿日 2017-10-15

1014-1 今週末は天気に恵まれ、たくさんのお客さまにお越しいただいています。また紅葉も美しく、写真を撮っている方も多かったです。
 さて、ただ今、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄木造校舎2階ギャラリーで開催中の「安田侃のまなざし展」が明日16日(月)で終わります。よくアルテにいらっしゃる方からは「いい展示だねぇ、(まなざし展が)終っちゃうのが寂しいねぇ」という声も聞かれました。
 アルテの教室に彫刻と工芸作品がならび、作品同士が共鳴する空間になっています。アルテピアッツァ美唄25周年の特別な展示ですので、まだご覧になっていない方はお見逃しありませんように!10月16日(月)17時まで。

カフェに絵本が届きました

投稿日 2017-10-12

10月12日 外の空気がぐっと冷えてきました。こんな肌寒い日は、カフェアルテでひと休みされるのはいかがですか?カフェラテやココアなど、体がほっとする温かいお飲み物をご用意しています。
 
 そして、ただいま店内にあるブックコーナーには、アルテピアッツァ美唄25周年「安田侃のまなざし展」開催中にちなんだ絵本を数冊置いています。どの絵本にも、「まなざし展」へ出展してくださっている染色家・柚木沙弥郎さんが携っていらっしゃり(作家のプロフィールについては、こちらをご覧ください)、文は、柚木さんの他、小説家の原田宗典さんやジャズピアニストの山下洋輔さんなども書かれています。絵本を置いてから、お子さんだけでなく大人の方にもじっくりと読んでいただいています。
 ギャラリー(木造校舎2階)で作品を見終わったあと、カフェアルテでひと息つきながらこれらの絵本を手に取っていただけたら嬉しいです。
 
 また、10月14日(土)は貸切のため、誠に勝手ながら、カフェアルテの閉店時間を14時とさせていただきます。どうぞご了承ください。

2018年カレンダーの販売がはじまりました。

投稿日 2017-10-11

10月11日 寒い日が続き、この週末にかけて、紅葉が見頃を迎えそうです。

 さて、2018年カレンダーの販売を開始しました!今回は、アルテピアッツァ美唄にある「妙夢」の表紙から始まり、札幌駅や国内外の展覧会に展示された安田侃さんの彫刻「妙夢」と「天聖」「天モク」が2ヶ月に1ページ楽しめる仕様になっています。安田さんの代表的な彫刻ですが、置かれる空間や季節などでどの作品も表情が違って見えるのが不思議ですね。サイズもB5サイズと、少し飾りやすいサイズになりました。ぜひ、お部屋などにいかがでしょうか。
 ただいま、アルテピアッツァ美唄ギャラリー、カフェアルテで販売している他、発送も受け付けております。

■価 格:1,000円(税込)
■内 容:「妙夢」と「天聖」「天モク」の写真6ページ(2ヶ月1ページ)+表紙+テキストページ
■サイズ:B5(182㎜×257㎜)※開いた場合(182㎜×514㎜)
■送 料:全国一律200円
※100部以上で名入れ(料金別途・10月中旬締切)もできますので、詳しくはお問合せください。
※順次、札幌、美唄市内等の一部書店や美術館でもお取り扱い予定です。
-ご注文方法-
電話でのご注文のほか、「名前」「ご注文部数」「おところ」「電話番号」を 明記の上、下記FAX&メールでも承っております。 お支払いは、カレンダーに同封します郵便振替用紙をご利用ください。 また、知人へのプレゼントなど、他のお送り先への郵送も可能です。
■お申込み・お問合せ:
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄ギャラリー TEL/FAX:0126-63-3137  mail:arte@artepiazza.jp
(9:00-17:00、火曜休館)

「安田侃のまなざし展」はじまりました

投稿日 2017-10-07

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 本日より、アルテピアッツァ美唄25周年「安田侃のまなざし展」がはじまりました。
 今回の「まなざし展」では、染色家・柚木沙弥郎さん、書家・中野北溟さん、陶芸家・吉田喜彦さん、漆芸家・関野晃平さん、そして、彫刻家・安田侃さんの作品が展示されています(各作家のプロフィールについては、こちらをご覧ください)。

 安田さんが共鳴した作家の方々とのコラボレーション展です。アルテピアッツァ美唄の中に、工芸と彫刻、ジャンルを超えた新しい空間が生まれています。貴重な機会ですので、ぜひみなさまご覧ください。10月16日(月)までの展示です。

「落ち葉集め」と「ポポロウォーキング」のお知らせ

投稿日 2017-10-05
10月5日 10月に入り、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄の敷地内にあるカツラの木や桜の葉っぱは紅葉が深まり、すっかり秋らしくなりました。
 10月は、休館日と雨天を除く毎朝8時半~10時まで、熊手を使って「落ち葉集め」を行っています。清々しい朝の時間に軽く体を動かしながら、一緒に園内をきれいにしませんか?
 また、10月22日(日)には北海道立総合研究機構林業試験場の南野一博さんをお迎えして「秋のポポロウォーキング」を開催します。普段は歩くことのできないアルテの山の中をみんなで散策しながら、草木のお話や動物たちの足跡を探します。大人も子どもも楽しめる秋のイベントです。当日朝10時まで「落ち葉集め」も行っていますので、アルテをきれいにした後、一緒に秋をみつけに行きましょう!
■日 時    2017年10月22日(日) 10時~お昼頃まで ※予約不要、小雨決行
■集合場所   アルテピアッツァ美唄 ストゥディオアルテ(体験工房)入り口
■参加料    500円(豚汁付き)
         ※『アルテ市民ポポロ市民証』or『クリーン会カード』提示で300円
■対 象    小学生以上
■持ち物    長靴、あたたかい服装
■お問合せ   安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 0126-63-3137

「ブロンズ展」、まもなく終わります

投稿日 2017-10-02

0830-3 天気予報をみると、今週の美唄は雨の日が続くようです。今日も雨模様で、アルテの中にある木々や芝生、彫刻は細かな水の粒子を纏って、しっとりと穏やかにみえます。
さて、8月23日から始まりましたアルテピアッツァ美唄25周年「安田侃ブロンズ展―時をつなぐ」、早いもので、今週末10月6日(金)で終わります。残り4日間、まだご覧になっていない方はぜひお越しください。
そして、10月7日(土)からはアルテピアッツァ美唄25周年事業として、もう1つの展覧会である「安田侃のまなざし展」が開催されます。こちらは、彫刻家・安田侃さんが共鳴した4名の作家とのコラボレーション展示です。この新しい試みに、どんな展示空間が出来上がるのか、私たちスタッフも楽しみにしています。どうぞご期待ください。

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