オオタニアートキャラバン

投稿日 2014-09-13

9月13日 昨日、雨が一瞬ザーッと降った後に、綺麗な虹が2本掛かっているのが見えました。

 さて、今日から3日間、アルテピアッツァ美唄のストゥディオアルテ(体験工房)では、「がんばれ美術の時間 オオタニアートキャラバン in美唄」の成果発表展が行われています。オオタニアートキャラバンは、札幌大谷大学美術学科 教職課程履修生が主体となって、小学校や中学校で作品展示やワークショップを行うプログラムです。今回は、「アートの世界に飛び込もう」をテーマに、美唄市内の峰延小学校と峰延中学校の生徒と一緒にワークショップを行って、制作した作品を展示しています。
 会場に入るとまず目を引くのが、大きな龍の水墨画。5m×5mの大きな画用紙を使って、大谷大学の学生さんと、峰延中学校の全校生徒が一緒に作りあげました。 細部まで丁寧に描かれた龍は迫力満点です!手前には、峰延小学校の全校児童と一緒に絵を描いて作ったダンボールの家が4つ並べられ、世界にたったひとつの街が広がっています。小さなお子さんでしたら、実際に中に入ることができますので、「アートの世界」を体験してみてください。
 今日から3連休という方も多いでしょうか。ぜひご家族で見に来てください。15日(月・祝)までです。 

秋の気配

投稿日 2014-09-11

 今日は午前中は激しい雨でしたが、午後からは穏やかな日が差しています。雨上がりの青空と緑の木々に囲まれた白大理石の彫刻「真無」もいつもより明るく映えて見えます。

 さて、今年の美唄は、夏の間の天候が良かっためか、木の実類が例年より多く生っています。アルテピアッツァ美唄ストゥディオアルテ横にあるイチョウの木はまだまだ葉は青いものの、既にぎんなんがぽろぽろと落ちはじめています。先日、カフェアルテを訪れてくれた女の子は、笹の葉を使って自分で作った笹舟の中に、ヤマゴボウの実やまつぼっくり、スモモなどをいっぱい載せて「宝箱なの!」と見せてくれました。
 

 気がつけば、ナナカマドには赤い実がたわわに実り、カフェアルテの窓の外から見えるクルミの木からは、はらはらと落ち葉が舞っています。紅葉も徐々に始まりました。温かいコーヒーを飲みながら景色を眺めて、近づいてくる秋の気配を感じるのも、この時季の楽しみのひとつです。

第19回アルテの森語り

投稿日 2014-09-09

 昨夜は十五夜でした。こちら美唄でも、時折雲に隠れながらも大きな月が見えていました。
 さて、いつも季節の変わり目に開催しています朗読会「アルテの森語り」。次回は9月21日(日)に行います。
 朗読・磯田憲一さんとゲストにはフルート奏者・大島さゆりさんが出演されます。終演後の交流会では、美唄・匠の会のみなさまにより「新蕎麦」が振舞われる予定です。定員は40名ですので、どうぞお早めにお申し込みください。交流会への差し入れも大歓迎です!

■日時    2014年9月21日(日)17時半~    
        *終演後交流会があります、持ち込み大歓迎*       
■場所    アルテピアッツァ美唄 カフェアルテ  
■出演    朗読・磯田憲一さん(藤沢周平作「小ぬか雨」)、フルート演奏・大島さゆりさん
■料金    1500円(手打ち蕎麦付)  
■定員    40名・予約制  
■交通    市民バス(行き) 16:00美唄駅発→16:23アルテピアッツァ美唄着
              (帰り) 19:25アルテピアッツァ美唄発→19:53美唄駅着
■ご予約・問合せ   認定NPO法人アルテピアッツァびばい (0126)63-3137

小島啓二写真展「彫刻家・安田侃の世界」

投稿日 2014-09-06

9月6日 ただ今、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは「小島啓二写真展『彫刻家・安田侃の世界』」を開催中です。1つ目の教室では、札幌、函館、岩内…と、北海道各地におかれた安田侃彫刻のモノクロ写真を25点展示しています。2つ目の教室には、小島さんが夏のアルテピアッツァ美唄に1日滞在され、朝から夕方まで、その移り変わる風景をとらえた写真26点を時系列に展示し、その日に撮影した写真(400枚以上!)のスライドショーも上映しています。

 「この写真展を見て、各地にある安田侃彫刻を実際に見に行ってもらえたら。そして、アルテピアッツァ美唄で、ゆっくり1日過ごしてもらえたら嬉しい」と小島さん。9月6日10年以上前から何度もアルテを訪ねて、アルテの中を歩き、時間ごと、季節ごとに変わる風景と安田侃さんの彫刻作品を見てきた小島さんらしい視点の写真展です。
9月15日(月・祝)17時までの展示です ※9日(火)は休館日。週末には会場に小島さんがいらっしゃる予定なので、写真についてのエピソードがたくさん聞けるかもしれませんよ。ぜひみなさまそろってお越しください。

「てくてく美唄炭鉱~三井美唄編~」

投稿日 2014-09-03

 8月31日、「思い出の炭鉱写真展」関連企画の「てくてく美唄炭鉱~三井美唄編~」を開催しました。今まではアルテピアッツァ美唄のある東美唄地区を歩いてきましたこの企画ですが、今回は、美唄のもうひとつの巨大炭鉱「三井美唄炭鉱」があった南美唄地区を歩きました。
 お客さまの中には、三井美唄出身だから懐かしくて来た、という方も多く、様々な場所で「学校のグラウンドが狭かったので、三井の巨大な運動場で小学校の運動会をしたんだ」「ここは宴会場だったんだけど、宴会のときの騒ぎようと言ったらすごかった…」といった貴重なお話をお伺いすることもできました。
 また、地元の方からは、今も地域を挙げて山神祭や盆踊り、地域の草刈りなど、街や人を元気にする活動をしている…というお話もありました。当時からの炭鉱住宅が今も残り、人の営みがある南美唄地区を歩くことは、参加者にとっても大きな驚きがあったのではないでしょうか。

 さて、8月1日から、一ヶ月間開催した「思い出の炭鉱写真展」。今回のテーマは「思い出地図」ということで、昔の地図に、訪れた皆さんの思い出を書き込んでいただきました。「ここでダンスをした」「この小学校での思い出は忘れない…」…開催当初は白かった地図も、最終日にはとても賑やかになりました。ご来場いただいた皆さま、そして大切な「思い出」を地図に書いてくださった皆さま、本当にありがとうございました。目に見えない記憶を記していただいたことで、世代を越えて美唄の記憶を共有できる場になっていれば幸いです。今後も、アルテピアッツァ美唄では、様々なかたちで美唄の歴史を未来へ繋ぐ活動を継続していきます。

フラメンコライブ「胸のfuegoを燃やす旅2014」

投稿日 2014-08-31

8月30日 8月30日の夜、アルテピアッツァ美唄内ストゥディオアルテ(体験工房)では「フラメンコライブ『胸のfuegoを燃やす旅2014』」が開催されました。

 4人の踊り子さん、ひとりひとりが自己紹介のようにソロのバレイ(踊り)を披露し、観客をひきつけます。マイクを通さない生のカンテ(歌)とギターの伴奏、華やかな衣装を身にまとった踊り子さんの情熱的なバレイに、会場は熱気に包まれました。
 フラメンコ発祥のスペインには、美唄市と同じくかつて炭鉱で栄えた地域があり、フラメンコには炭鉱にゆかりのある演目もある…とのことで、フィナーレには「炭坑節」をスペイン語に訳して歌い、ルンバのリズムで踊ってくださいました。「炭坑節」の踊りをフラメンコ風にアレンジしたバレイも愛嬌たっぷり!客席には美唄市民の方が多かったこともあって、大いに盛り上がり、アンコールの声もかかっていましたよ。8月30日

 出演者の方々は、開演時間よりもだいぶ早くに来て、アルテの中を散策し、この空間を満喫してから、舞台に望んでいらっしゃいました。きっと、この時、この場所でしか見られないライブになったことでしょう。「アルテの空間でフラメンコライブがしたい!」と企画してくださった定免さんをはじめ、ご出演されましたみなさま、熱い夜をありがとうございました。

8月31日は美唄で

投稿日 2014-08-29

8月29日 近頃、吹いてくる風に秋の気配を感じます。日が暮れるのもだんだんと早くなってきました。

 さて、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーで開催中の「思い出の炭鉱写真展」最終日となる8月31日(日)、関連企画「てくてく美唄炭鉱~三井美唄編~」を行います。炭鉱で栄えた地域の” 足あと” をたどる、まち歩きイベントです。
 今回歩くのは、かつては道内一のマンモス校、3100 人を越える児童が通う小学校があったほど、炭鉱で大きく栄えた南美唄地区。集合は、13時「南美唄コミュニティセンター(美唄市南美唄町西町)」ですが、アルテから送迎バスも出ます。ご予約は不要です!詳しくはこちらをご覧ください。
 同日、美唄市内にあるラムサール条約登録湿地・宮島沼では、「食・農」「環境」「交流」をテーマとした手作りの農業祭「宮島沼カントリーフェス」(10時~15時)が行われます。旬の野菜や果物の軽トラ市、長靴飛ばし大会、農家の奥さま食堂…その他イベント盛りだくさんのフェスティバル!こちらもとても楽しそうです。
 8月31日(日)は午前中、宮島沼のカントリーフェスに行って、午後からは「てくてく」に参加して…と、美唄を満喫する1日もいいですね~みなさまのご参加をお待ちしています!

ありのままで~♪

投稿日 2014-08-27

8月27日 8月25日、アルテピアッツァ美唄アートスペース(旧体育館)で「イリス弦楽四重奏団コンサート」が行われました。
 アルテの木造校舎1階にある栄幼稚園と美唄市内のアカシア幼稚園の園児たち約100名が招待された他、一般の方も出入り自由の和やかなコンサート。
 いつもはクラシックの名曲を披露されているイリス弦楽四重奏団の方々ですが、この日は園児たちにあわせて「となりのトトロ」や「アナと雪の女王」といった選曲で、園児たちも大喜び。「ありの~ままで~♪」と元気いっぱいの大合唱が会場に響き渡りました。途中楽器の紹介もあり、ヴィオラやチェロといった見慣れない楽器に、園児たちからは「すごーい!」という声も。
 なかなか聞く機会の少ない生の演奏は、きっと園児たちの記憶にも残る思い出のコンサートになったことでしょう。   

 

雑誌「天然生活」に

投稿日 2014-08-24

8月24日 雨と晴れの繰り返しで、芝生もイキイキとしています。

 さて、アルテピアッツァ美唄の中の木造校舎一階にある美唄市立栄幼稚園が、雑誌「天然生活」10月号(出版社: 地球丸)に5ページにわたって特集されました。「芸術は大切な友達」という見出しで、29名の園児たちが芝生の上を駆け回った運動会の様子や日々アルテピアッツァ美唄の中で過ごす姿が掲載されています。

 安田侃さんの彫刻に、毎日触れている園児たち。まるで友達のように彫刻に声を掛ける子や、お気に入りの作品を大事にきれいにしている子・・・。

8月24日そんな園児たちの笑顔にアルテスタッフもいつも元気をもらっています。

 二日間に渡って丁寧に取材され、栄幼稚園とアルテのことを、あたたかい文章でまとめてくださいました。写真もとても綺麗で、園児たちの声が今にも聞こえてきそうです!特集の最後には、安田侃さんの言葉も載っています。
 全国の書店で発売中です。お近くの書店でどうぞ。

 

 

青葉市子アワぶくツアーツアー . 。○ o ◯ 2014@美唄

投稿日 2014-08-21

8月18日 お盆が終わり、真夏の暑さが過ぎ、朝晩はだいぶ涼しくなってきました。ひと雨ごとに秋が近づいてくるのを感じます。

 8月18日の月曜日、夕日が沈み、あたりが暗くなった頃、アルテピアッツァ美唄アートスペース(旧体育館)では、「青葉市子アワぶくツアーツアー . 。○ o ◯ 2014@美唄」が開催されました。47都道府県、全国をまわる弾き語りツアーで、北海道では札幌と美唄に立ち寄ってくださいました。
 楽器はクラシックギターのみ。スポットライトの下、静かにギターを手にして、青葉さんは歌います。「(会場にある)安田侃さんの彫刻のパワーがすごくて、少し緊張します…」とおっしゃっていましたが、小さな体から奏でられるギターの音色と透明感のある歌声が響くと、アートスペースの大きな空間を”青葉市子の世界”で包んでいました。

 窓の外から聞こえる鈴虫の声も、音楽の一部となっているようでした。青葉さん、夏の終わりの静かな夜に素敵なコンサートをありがとうございました。

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