5月の「こころを彫る授業」は第2週目です。

投稿日 2017-04-13

4月13日 春らしい陽気の日が続いています・・・とこちらでもお伝えしていましたが、昨日と今日はご覧のとおり冬に逆戻りです。

 さて、5月の「こころを彫る授業」のお知らせです。いつもは、毎月第一土日に開催していますが、ゴールデンウィーク期間中のため、5月は第2週の土日に開催となります。
 春は身の周りの環境が変化したり、慌ただしい日々を過ごされている方も多いと思いますが、自分の「こころ」とゆっくり向き合う時間をつくってみてはいかがでしょうか?

◆日にち:5月13日(土)、14日(日)※1日のみの参加も可能。 ◆時間:10:00~16:00 ◆場所:安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄内ストゥディオアルテ(体験工房) ◆材料費:一般/15,000円(大理石)10,000円(軟石)大学生・高校生/10,000円(大理石)6,000円(軟石)中学生以下/9,000円(大理石)5,000円(軟石)◇アルテ市民ポポロ市民証提示の方は各1,000円割引 ◇翌月以降の授業に継続参加の場合は1日1,200円(アルテ市民ポポロ市民証提示の方は200円割引)。 ◇昼食について:持参していただくか、別途800円で美唄農家のお母さん達による昼食「かあさんの味」をご用意します。3日前までに授業のお申し込みと一緒にご予約ください。
お申し込みは、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄ギャラリー TEL 0126-63-3137 ※火曜休館

新しい1年の始まり

投稿日 2017-04-10

4月10日 今日、木造校舎1階の栄幼稚園では入園式が行われました。例年、雪の残る時期ですが、今年は芝生も青くなりはじめ、冬用カバーを外した白く輝く彫刻が新入園児を迎えました。11名の新しいおともだちは、先輩園児に手をひかれて入場。お父さんお母さんと離れて落ち着かない様子で席につき、やがて泣き出す子、歩きまわる子、椅子から転げ落ちる子もいました。記念写真の撮影もひと苦労でした。でも、これから幼稚園へ通う中であっという間に成長していくことでしょう。
 いよいよ春本番。芝生の上でかけっこ、森で忍者ごっこ、水の広場で水遊び、と元気に動き回る園児の姿が見られるようになります。すてきな思い出たくさんできるといいね。私たちアルテピアッツァスタッフとも仲良くしてくださいね!

先生「侃ちゃん」と呼んでくれて

投稿日 2017-04-07

4月7日 詩人で評論家としてもよく知られる大岡信さんが4月5日逝去されました。安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄の木造校舎2階ギャラリーの廊下に、力強い筆致の大岡信さん直筆の詩がお守りのように架かっているのをご存知の方も多いと思います。
 1997年初夏、アルテピアッツァ美唄オープンから5年、水の広場がようやく完成した年に、アートスペース(旧体育館)で講演会をしてくださいました。「安田侃の彫刻には、ここに永久の時間があるという感じがする。そこに永久の時間があるというだけじゃなくて、時間が絶えずじっと瞑想しているように、生きて息をしているようなところがある」と語り、「名づけ得ぬものへの賛歌 安田侃に」と題した詩を読まれました。「侃ちやん わが友よ」「侃ちやん どつしり重い君の石は・・・」と親しげに語りかける詩です。そして、イタリアの大理石で作られた池で遊ぶ幼稚園児を見て「それがいい」と喜び、彫刻に触ってもよいこの場所を、日本でも珍しいくらいに開かれた、いい芸術広場と評しました。

 大岡信さんと安田侃さんの出会いは、アルテピアッツァ美唄が生まれる前の1985年のこと。イタリアで活躍していた安田侃さんも日本ではまだあまり知られていなかった頃です。大岡信さんの奥様の深瀬サキさんが東京の倉庫画廊上田ウエアハウスでの個展の初日をご覧になり、「とてもいい」とまず魅了され、その後、ご夫婦でファンになられたそうです。

4月7日 安田侃さんの彫刻を「壮麗さにおいても雄大さにおいても比類がない」と表現し、1994年のヨークシャー・スカルプチャー・パーク(イギリス)での安田侃野外彫刻展「大理石とブロンズ」展では、大岡信さんと安田侃さんが一緒に作品を見て回る様子がNHKのテレビ番組「日曜美術館」で紹介されました。作品を次々読み解く大岡さんの言葉には、時に、作者自身も気づいていないことを言い当てるようなところがありました。
 彫刻に寄せた詩を作り、方々にアルテピアッツァ美唄を紹介してくれた大岡信さんの訃報に接し、安田侃さんは、「まだ安田侃とアルテがほとんど知られていない時、確固たる言葉で評価してくださった最初の人」と感謝し、別れを惜しんでいます。安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄スタッフ一同、謹んで哀悼の意を表します。

 4月8日(土)から17日(月)まで、ギャラリー(木造校舎2階)で、大岡信さんが安田侃さんの彫刻やアルテピアッツァ美唄に寄せた詩の数々やアルテピアッツァ美唄での講演会の映像などをご覧いただけます。※11日は休館日

春の気配

投稿日 2017-04-03
4月3日 4月になり、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄でも春を感じられるようになってきました。
 今年は雪が少なかったため、例年よりも早く雪融けが進み、フキノトウが芽吹いているのが見られます。園路の雪はすっかり融け、広場のよく陽の当たる場所ではすでに芝生が顔を出し始めています。芝生はまだ茶色く垂れていますが、これから陽を浴びるとぐんぐん緑が増していき、日ごとに色濃くなっていく姿にはとても生命力を感じます。鹿もエサを求めて活動を始めている様子です。日中はなかなか見られませんが、朝方に向かいの山を歩いていたり、辺りが暗くなってから広場に現れるのをたびたび目撃します。
 冬籠りしていた屋外の彫刻もまもなくお披露目、春の訪れが楽しみです。

北海道新聞に掲載していただきました

投稿日 2017-03-31

3月31日 今日の北海道新聞文化面で「25年かけ生まれた美術館」として安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄を紹介していただきました。アルテピアッツァ美唄のこれまでの歩みと、当学芸員が寄稿した文章が載っています。紙面の中では、安田侃さんのこのような言葉もあります。「アルテピアッツァは、美術館として作られたのではなく、かかわった人、訪れた人のおかげで『美術館が生まれた』といえる。これからも心が休まる空間、自分を見つめ直せる場所であってほしい」と。
 これまでの月日で積み重ねられた多くの「ひとの想い」から生まれたこの安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄を、未来へとつなぎたいと気持ちを新たに明日から新年度を迎えます。もしお手元に北海道新聞の朝刊がありましたら、ぜひご覧いただければと思います。

小学生のための「こころを彫る授業」

投稿日 2017-03-27

3月27日 先週末、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄では「小学生のための『こころを彫る授業』」を開催しました。初めはおそるおそる「削ること」から始める子も、石と向き合う中で、どんどん自分の気持ちが確かになるようで、後半には小さな手でノミとゲンノウを握り、とても力強く彫り続け、「終わりだよ~」の声がかかるまで工房内にはカンカンカン!という音が響き渡りました。

 思い思いの「かたち」に満足する子や「もっと削ってこんな形にしたい!」という子も、活き活きとした表情でこちらまで嬉しくなりました。最後に「また彫りたい」と言ってくれた子も多く、みんなにはこの後もぜひ自分の「こころ」を見つめ、彫り続けて欲しいなと思いました。その他、外にある安田侃さんの彫刻を巡る時間では五感をフルに使い、目をつぶって触れたり、抱きついてみたりして、たくさんのことを感じてもらえたと思います。みんな、また来てね! 3月27日

 そして、4月の「こころを彫る授業」のご案内です。こちらは小学校4年生からでも大人と一緒に参加していただけます。みなさんも自分の「こころ」を形にしてみませんか?
◆日にち:4月1日(土)、2日(日)※1日のみの参加も可能。 ◆時間:10:00~16:00 ◆場所:アルテピアッツァ美唄内ストゥディオアルテ(体験工房) ◆材料費:一般/15,000円(大理石)10,000円(軟石)大学生・高校生/10,000円(大理石)6,000円(軟石)中学生以下/9,000円(大理石)5,000円(軟石)◇アルテ市民ポポロ市民証提示の方は各1,000円割引 ◇翌月以降の授業に継続参加の場合は1日1,200円(アルテ市民ポポロ市民証提示の方は200円割引)。 ◇昼食について:持参していただくか、別途800円で美唄農家のお母さん達による昼食「かあさんの味」をご用意します。授業のお申し込みと一緒にご予約ください。

お申し込みはアルテピアッツァ美唄ギャラリー(0126)-63-3137までお願いします。※毎週火曜日、祝日の翌日は休館日。

※5月の「こころを彫る授業」は第2週目の土日(5/13、14)の開催となります。

カフェアルテ営業時間のお知らせ

投稿日 2017-03-24
3月24日 ここのところ、冬の終わりのように寒さも和らぎ雪融けも進んでいましたが、今日は久しぶりに雪がちらついています。東京では桜が開花しましたが、北海道の春はもう少し先のようです。
 さて、カフェアルテの営業時間変更のお知らせです。冬期期間は16時までの営業でしたが、春分も過ぎ日が長くなってきましたので、22日(水)からは10時~17時までの通常営業に戻りました。冬期限定のかぼちゃスープはまだご注文いただけます。機会を逃していた方、まだ間に合いますのでぜひお召し上がりください。
 また、人気のソフトクリーム、水出しアイスコーヒーなどの夏期メニューは4月21日(金)から開始予定です。こちらもお楽しみに!

安田侃の「こころを彫る授業」

投稿日 2017-03-22

3月22日  3月18日からの3連休で「安田侃の『こころを彫る授業』」を開催しました。連日、会場となった安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄ストゥディオアルテ(体験工房)は、定員40名の方でいっぱいになりました。地元美唄市や札幌市など北海道はもとより、北海道外からも多くご参加いただきました。

 授業の冒頭、安田侃さんから「こころを彫ること」について、「人に見せようとか、良く作ろうと考えないで、無心になってください」と、お話がありました。続いて、安田さん自らノミとゲンノウを手に、道具の使い方の説明があり、いよいよ彫刻スタート。いっせいに「カンッカンッカンッ!」とノミの音が工房に響き渡ります。色々な角度から自分の石を眺める方、すぐにノミを振るう方など、それぞれのペースで彫り進めていきます。安田さんは、参加者に時折声を掛け、石の特徴や道具の使い方など、気さくに会話していました。3月22日
 この3日間、小学生~80代まで、年齢も職業もさまざまな方が参加されていましたが、みなさん最後には、無心になって石と向き合い、“こころ”を形にする事に集中していました。
 今回、参加された方々、ぜひまた続きを彫りにいらしてくださいね。お待ちしております!スタッフが担当する「こころを彫る授業」は毎月第一土日に開催していますので、こちらもぜひご参加ください。

栄幼稚園卒園式

投稿日 2017-03-17
IMG_336 昨日、木造校舎1階にある美唄市立栄幼稚園では卒園式が行われました。卒園児17名、名前を呼ばれた子は元気よく返事をして、園長先生から保育証書を受け取ります。次に、後ろの席にいるお父さんお母さんに園児から「ありがとう」と証書を渡すと、親御さんは涙を堪えていました。「がんばったね」と言われた園児の中には目を真っ赤にした子もいました。
 卒園式の一週間前、木造校舎2階ギャラリーに、卒園児たちがお手紙を持って来てくれました。手紙には感謝の気持ちが書かれ、「1年生になっても遊びに来ます!」とみんなで声をそろえて言ってくれました。
 毎朝登園中にあいさつをしてくれた園児たち、この1年で日ごとにお兄さん、お姉さんらしくなっていくのを間近で感じていました。彫刻のある広場で遊んだ思い出を胸に、これからもどんどん成長して、活躍していってほしいです。遊びたくなったとき、懐かしく思ったときにいつでも「おかえり」と言える場所でありたいと思いました。

ふわふわのつぼみ

投稿日 2017-03-13

3月13日 ここ安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄はまだまだ一面雪景色ですが、今朝太陽の光をあびながら敷地内を歩いていると、ふとコブシにつぼみがついていることに気付きました。ふわふわの毛で覆われたつぼみが、枝先にちょこんとついている様がなんだかかわいくて、思わず顔がほころんでしまいます。

 雪が融けるのはまだ先の話ですが、外を歩いていると、こうして春が近づいているのを感じられるようになりました。みなさんも長靴を履いてザクザク園路をはずれ、木々の近くまで来てみませんか?「春の訪れ」を発見できるかもしれません。長靴はギャラリー(木造校舎2階)とカフェアルテにてお貸ししています!

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