空知遊覧2016 ツミキデポエム

投稿日 2016-09-07

9月7日 9月4日の日曜日、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄では、現代サーカス「空知遊覧2016 ツミキデポエム」(主催:北海道教育大学岩見沢校)が開催されました。
 現代サーカスとは、これまでのサーカスとは違う、アートとサーカスが融合した「ヌーヴォーシルク(新サーカス)」です。会場はアルテピアッツァの屋外。テントを張って行うのではなく、広い敷地がサーカス会場となりました。いくつかのポイントごとでパフォーマンスが披露され、出演者が演技をバトンタッチしながら観客と共に移動していく回遊型の公演です。
 300人近くの観客が集まったなか、サーカスは音の広場の彫刻「真無」からスタート。自然の音だけが響く静かな空間での、演者の感情を体現した美しい動きに観客は見入っていました。「水の広場」にある大理石の舞台では一輪車での演技、高速のスピンやバランスを保ちながらの複雑なターンに、技が決まると観客からワッと歓声が上がり場を盛り上げました。9月7日続いて演者が変わり、木に吊り下げられた「ティシュー」と呼ばれる布を用いた空中での演技。重力を忘れさせるゆったりとした動きに見ている人は心を奪われました。
 最後は特設した空中パフォーマンス用のトラスでの演技、そしてジャグリング。長い竹馬や一輪車に乗った演者も集合し、観客からは自然と手拍子が鳴り大団円を迎えました。いつものアルテとは違う、まさに彫刻とサーカスが融合した特別な瞬間を、みなさんと共有した楽しいひと時となりました。
 9月11日(日)には岩見沢の公演もありますので、気になった方はぜひご覧ください。詳しくはこちら

秋の気配

投稿日 2016-09-04

9月4日 朝晩の気温が下がり、夏も終わりに近づいています。
本格的な秋はまだまだ先ですが、ここ安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄にいて自然に囲まれていると、少しずつ、でもしっかりと秋が近づいていることを感じます。

 そのひとつがナナカマド。緑の葉に囲まれて、赤いかわいらしい実がなっています。9月4日ナナカマドがたわわに実る年は、雪がたくさん降ると言われています。

 そしてもうひとつ、この時期、彫刻散策をしながら出会えるのがキノコ。今朝ふと見つけたこの立派なキノコはテングダケと言います。絵本に出てきそうな面白い形をしていますね。でもこのテングダケ、有毒なので食べないでくださいね!

エゾユキウサギ

投稿日 2016-09-01

9月1日 不安定なお天気が続いていましたが、今日の安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄は青空が出ています。

 さて、先月下旬頃のお話ですが、雨が降った日に珍しいお客さんが来ていました。誰も居ない「音の広場」にひょこっと姿を現したのは「エゾユキウサギ」です。警戒心が強く、日中は身を隠していることが多いそうなのですが、雨で静かになった音の広場では、のんびりとしているようにも見えました。今は茶色い毛ですが、冬になるとその名のとおり雪のような真っ白な毛で覆われるのが特徴です。
 季節や天候によっても印象が変わるアルテピアッツァ美唄、雨の中散策すると、思わぬ出会いがあるかもしれませんね。

「こころを彫る授業」の映像&9月授業のお知らせ

投稿日 2016-08-28

 安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄で毎月第一土日に開催している「こころを彫る授業」ですが、この度、授業の紹介映像が完成しました。自分の“こころ”と向き合い、無心になって石を彫る授業の様子が、3分ほどの映像で表現されています。(こちらからもご覧いただけます。)
 9月の「こころを彫る授業」は3日(土)、4日(日)です。小学4年生以上であればどなたでも参加できますので、映像をご覧になって興味を持たれた方、ぜひご参加お待ちしております。

◆日にち:9月3日(土)、4日(日)※1日のみの参加も可能。 ◆時間:10:00~16:00 ◆場所:安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄内ストゥディオアルテ(体験工房) ◆材料費:一般/15,000円(大理石)10,000円(軟石)大学生・高校生/10,000円(大理石)6,000円(軟石)中学生以下/9,000円(大理石)5,000円(軟石)◇アルテ市民ポポロ市民証提示の方は各1,000円割引 ◇翌月以降の授業に継続参加の場合は1日1,200円(アルテ市民ポポロ市民証提示の方は200円割引)。 ◇昼食について:持参していただくか、別途800円で美唄農家のお母さん達による昼食「かあさんの味」をご用意します。授業のお申し込みと一緒にご予約ください。

 お申し込みは、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄ギャラリー(0126)63-3137までお願いします。※毎週火曜日、祝日の翌日は休館日。

第25回アルテの森語り

投稿日 2016-08-25
8月25日 暦の上ではすでに秋ですが、まだまだ蝉の声も聞こえ夏らしさが残っています。でも、空を見上げればうろこ雲もあり、秋は確実に近づいています。
 そんな季節の節目にカフェアルテにて行われている朗読会「アルテの森語り」が次回、9月17日(土)に開催されます。朗読は磯田憲一さん、ゲストには道庁男声合唱団の方々をお迎えします。
 今回は十五夜に合わせての開催となりました。朗読と合唱を聞き、秋の涼しい夜に綺麗な月を見ることができるといいですね。ぜひご参加ください!
■日時    2016年9月17日(日)17時半~
       *終演後交流会があります、持ち込み大歓迎*
■場所    アルテピアッツァ美唄 カフェアルテ
■出演    朗読/磯田憲一さん(宇江佐真理著「おはぐろとんぼ」)
        合唱/道庁男声合唱団
■料金    2,000円(手打ちそば付き)
■定員    40名・予約制
■ご予約・問合せ   認定NPO法人アルテピアッツァびばい (0126)63-3137 (9:00~17:00、火曜休館)

アルテ(星)(空)の学校

投稿日 2016-08-22

8月22日 8月16日(火)、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄内アートスペース(旧体育館)にて「アルテ〇〇の学校 第6回(星)(空)」を開催しました。

 ゲストには、北海道網走郡にある津別町の山奥に「星ドロボウ津別観測所」を自ら建設、約600もの小惑星を共同発見し、その惑星に名前もつけているという円舘 金さんをお迎えしました。

 たくさんの星空の写真を見ながら、星や宇宙について軽快に分かりやすく話す円舘さん、参加者を惹き込みます。天体写真で数々の雑誌に入選された円舘さんの写真をもとに、参加者全員で小惑星探しをしたのですが、動く小さな点ほどの小惑星をいち早く発見するのは、大人ではなくやはり子どもたちで、大人たちは思わず見つけた子どもに拍手を送ります。
 その後は、土星と月のお話。ガリレオの時代、土星ははじめ惑星だと認識されておらず、耳がついているとされたのですが、その後も観測がつづけられ、耳だと思われていたものが実は輪であるということがわかったそうです!この日はあいにくのお天気で、土星を見ることはできませんでしたが、円舘さんのお話のあとには、「この曇り空の上には宇宙が広がっているんだ。」と、見えぬ宇宙に想いを馳せました。

本日のてくてく美唄炭鉱は中止します

投稿日 2016-08-21

8月21日(日)13時より予定していた「てくてく美唄炭鉱ー三井美唄編ー」ですが、悪天候のため中止いたします。

炭鉱映像館

投稿日 2016-08-20

8月20日 8月14日(土)13時から、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄アートスペース(旧体育館)にて「炭鉱映像館」を開催しました。
 これは、現在木造校舎2階ギャラリーで行っている「思い出の炭鉱写真展」(8月21日(日)17時まで)の関連企画で、今年5回目の開催となりました。映像を撮影、編集されたのは美唄市在住で、炭鉱があった当時をよく知る金沢俊美さん。自身の体験談を交えながらお話いただき、聞き手にはNPO法人炭鉱の記憶推進事業団の酒井裕司さんにお越しいただきました。
 映像は東明駅から始まり、アルテピアッツァ美唄のある落合町栄町を抜け、炭鉱の栄えていた山の方へと上って行き、炭鉱メモリアル公園のある常盤台までを辿る構成となっています。8ミリフィルムの懐かしい映像で、当時の生活や街並みの様子を観賞しました。今年の写真展のテーマ「学校」に合わせ、各小学校で行われた運動会や学芸会、また、今はアルテピアッツァ美唄ギャラリーとなっている栄小学校でのクリスマス会の様子など、当時の子供たちの表情がうかがえる貴重な映像を見ることが出来ました。
 最後には東美唄で石炭や人々を運んだ交通の中心、美唄鉄道のラストラン映像を上映し、「炭鉱映像館」を締めくくりました。

てくてく美唄炭鉱-三井美唄編-

投稿日 2016-08-18

8月18日  お盆が過ぎてもまだ日中の暑さは厳しいですが、朝晩はずいぶんと涼しくなりました。そして、ここ安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄には、昨日の豪雨とうってかわって、夏らしい青空が広がっています。

 さて、木造校舎2階ギャラリーで開催中の「思い出の炭鉱写真展」最終日の8月21日(日)13:00より、「てくてく美唄炭鉱―三井美唄編―」を開催します。今回歩く南美唄には、当時、道内一のマンモス校があり、オペラの上演や映画を上映した“ヤマの文化センター”三井美唄互楽館などがありました。
 この「てくてく美唄炭鉱」は、日本の近代化を支え、黒いダイヤと呼ばれた石炭を掘り出す炭鉱で大いに栄えていた「炭都」を、その土地を知る人と歩き、そこで暮らしたかつての記憶や、その頃の人々の思いを参加者と分かち合う企画です。

 集合場所は南美唄コミュニティセンター(南美唄町西町)、参加費は700円(飲み物代込)です。お申し込みは不要ですので、直接集合場所にお集まりください。場所がわからない方はアルテピアッツァ美唄に12:30までにお越しください。スタッフの車が先導いたします。お待ちしています!

■日時 2016年8月21日(日)13:00
■集合場所 南美唄コミュニティセンター(美唄市南美唄町西町)地図
※駐車スペース有。
※小雨決行、 荒天時中止。3時間ほど歩きます。運動靴か長靴、長袖、長ズボンでお越しください。

アルテの盆踊り

投稿日 2016-08-15

8月15日 このお盆期間中は天候に恵まれ、美唄に帰省された方たちなどで安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄は賑やかでした。
 さて、先週末の8月13日(土)、アルテピアッツァでは「アルテの盆踊り」が開催されました。夕方の暑さが落ち着いてきた5時半頃から、こども盆踊りがアルテピアッツァ美唄内トリフォリオの広場で始まりました。可愛らしい浴衣を着て踊っている子やお母さんに抱っこされている子、お父さんの押すベビーカーに乗って参加している子など、たくさんの人が太鼓の音が響くやぐらを囲んで大きな輪となっていました。6時半からは大人盆踊り。輪は少し小さくなりましたが、地元の人も加わって、「よいしょ!」と合いの手を入れながらの踊りは、熱のこもった活気あるものでした。
 辺りが暗くなり始めた頃、水の広場の流路と池の周りには、みんなで作り、思い思いの絵を描き込んだころころキャンドルを灯します。8月15日風の少なかったこの日、ろうそくの炎は穏やかにゆっくりと燃え、自分の作ったキャンドルを探す人や写真を撮る人たちを惹き付けていました。すっかり暗くなると雲のない空には月が出ていて、普段味わうことのない特別な夜となりました。

 参加してくださったみなさまありがとうございました!「アルテの盆踊り」は毎年この時期に開催しています。また来年お待ちしています。

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