安田侃さん野外彫刻展講演会

投稿日 2011-09-18
9月15日

9月15日

  9月15日(木)、札幌市教育文化会館にて安田侃さんの講演会が開催されました。安田さんは現在札幌で開催中の野外彫刻展タイトル「街に触れる」という言葉や作品に込めた思い、過去に行ったイタリアでの展覧会のこと、舞台美術を手掛けたオペラ「蝶々夫人」のこと、今までの彫刻家としての活動など多岐にわたってお話しされました。
 野外彫刻展について、「街に突如現れた彫刻に何かを感じて欲しい」と札幌の街を行きかう人々への思いや、「街の中に彫刻を置いたことで、その背景となる札幌の街並みを意識する人が増えれば」と作品が置かれた場所との関係についても語られました。

9月15日

9月15日

 講演の後半では、フィレンツェやローマでの展覧会をはじめ、世界各国に置かれている作品も紹介され、人々が彫刻に触れ合う様子がスクリーンに映し出されました。映像からは、安田さんの彫刻が歴史ある場所や街のなか、自然のなかにどのように融けこみ、人々に受け入れられているかが伝わり、上映後は、会場に来ていた定員いっぱい360名の方々から大きな拍手が送られ、幕を閉じました。
 札幌の野外彫刻展、安田侃さんが20年前からいまなお創り続けているアルテピアッツァ美唄、この機会にあわせて是非お越し下さい。

安田侃 野外彫刻展 「街に触れる」 11月20日(日)までの開催です。

阿部俊夫彫刻展―栄小から50年―

投稿日 2011-09-17

9月17日

 三連休ということもあり、今日のアルテピアッツァ美唄には、北海道外からのお客さまもたくさんいらっしゃいました。「人から勧められて来ました」という方の中には、実際にアルテを体験して「これは人に勧めたくなりますね!」とおっしゃってくださる方も。とても嬉しいです。

 ただ今、木造校舎2階ギャラリーでは「阿部俊夫彫刻展―栄小から50年―」が開催中です。阿部さんは、なんと現在アルテピアッツァのギャラリーとなっている栄小学校の卒業生。栄小学校を卒業してから50年、また長年勤めた美術の先生を退職された節目の今年、この場所で個展をしたいということで開催してくださいました。

9月17日

 今回の展示は、教員をしながらこつこつと作り続けたという木彫作品全14点を展示。大人の背丈ほどの大きな作品も多く、一見ダイナミックですが、木彫だからでしょうか、優しく繊細な印象が残ります。「普通の画廊と違って、いろんな方が訪れて素直な反応が見られるのでおもしろい」とおっしゃる阿部さん。在廊されることもありますので、ぜひ作品についてお話をきいてみてください。9月25日(日)まで。20日(火)は休館日です。

十五夜

投稿日 2011-09-15

9月12日 空がだんだんと高くなっているのを感じます。秋は月がもっとも明るく美しく見える季節です。今年の十五夜、美唄はあいにくの雨模様でお月様を眺めることはできませんでした。ですが、アルテピアッツァ美唄内木造校舎1階の栄幼稚園の玄関には十五夜には欠かせないススキ、秋の作物であるかぼちゃやブドウなどが飾られて、充分にその気分を味わうことができました。ふと見ると、背景には園児たちが折り紙でつくった“うさぎ”が月から飛び出して、元気いっぱい夜空を駆け回っていています。かわいらしくて、思わずにんまり微笑んでしまいました。

 そして、一緒に添えられていました園児たちお手製の「お月見団子」、2階のギャラリーにもおすそ分けしてくれました。みんな小さな手で一生懸命つくってくれたのでしょうね、かたちや大きさはいろいろですが、もちもちとおいしいお団子でした。

 アルテピアッツァに遊びにきた時には、栄幼稚園の玄関をぜひのぞいてみてください。その時期の行事ごと、園児たちによって飾りつけされた季節感のあるかわいらしい玄関が皆さまをお迎えしています!

第10回アルテの森語り-朗読会-

投稿日 2011-09-12

9月11日

 季節の節目に行っている「アルテの森語り」、今回は9月11日(日)、十五夜の頃に合わせて開催しました。開演は17時半、外の空気がだんだんと冷えてくる頃、秋らしく立派なススキや鮮やかなホオズキで飾られた会場は満席となりました。

 今回の「森語り」は、ゲストの中島杏子さんによるチェロの演奏からスタートしました。季節に合わせた曲“赤とんぼ”や誰もが耳にしたことのあるショパンの曲などを披露してくださり、チェロの重厚な音色は間もなく夕闇に包まれるカフェアルテにぴったりで、皆さんうっとりと聴き入っていました。

  続いて、同じくゲストの元HBCアナウンサー・安藤千鶴子さんによる朗読です。

9月11日

「もう秋ですね、このアルテピアッツァ美唄の中にもどんぐりが落ちてくる頃ではないでしょうか?」という言葉に続いて朗読されたのは宮沢賢治著「どんぐりと山猫」です。主人公の一郎、山猫、どんぐりたち…それぞれイメージに合った表現で朗読され、まるで人形劇を見ているようです。童心にかえって物語の世界に引き込まれた方も多いのではないでしょうか。

 最後は、磯田憲一さんによる宇江佐真理著「御厩河岸の向こう-夢堀-」の朗読です。この物語は悲喜交々の人情物語6篇からなる「江戸人情堀物語」のひとつで、姉と不思議な力をもつ弟の心の触れ合いを描いた作品。朗読としては長編でしたが、磯田さんの落ちついた語り口と間合いで進む物語に誰もがじっと耳を傾け、終盤には涙を浮かべている方もいらっしゃいました。

9月11日

 朗読会が終わると、もうひとつのお楽しみである交流会です。会場には美唄名物のやきとりやとりめし、美唄の匠の会による手打ち蕎麦(新蕎麦でした!)、そして今回も参加者の皆さまからいただいたおいしい差し入れの数々が並びました。参加者も出演者も一緒にテーブルを囲み、楽しい秋の夜はあっという間に過ぎていきました。お集まりいただきました皆さま、お料理や会場設営などを手伝ってくださった皆さま、本当にありがとうございました!次回開催が決定しましたら、またホームページやブログでお知らせします。

「2人の彫刻家を巡る旅」

投稿日 2011-09-10

2人の彫刻家を巡る旅

 不安定な天気が続いています。昨日は午前中みごとな青空が見えていたと思ったら、お昼から急に雨が降り出しました。遠足で遊びに来ていた美唄市内の小学生たちもみんな大慌てで雨宿りしに走っていました。こんな天気も秋だから、でしょうか。

 秋といえば芸術の秋。“バスで行く”「2人の彫刻家を巡る旅」開催のお知らせです。
 今年で3年目となるシィービーツアーズの日帰りバスツアー、今回も札幌のモエレ沼公園と美唄のアルテピアッツァ美唄を巡ります。モエレ沼公園では特別に「海の噴水」バックヤードが見られたり、アルテピアッツァ美唄では通常第一土日に開催しています「こころを彫る授業」を体験したり、ツアーならではの企画が盛りだくさん(写真は昨年のツアーの様子、ブログはこちら)。ランチには本格フレンチレストラン「ランファン・キ・レーヴ」のコース料理を味わうことができるそうです!

◆出発日 :2011年9月24日(土)
◆料金  :大人おひとり様 札幌発着6,600円、小樽発着7,100円(中学生以上対象です) 定員45名
◆申し込み、問合せ:シィービーツアーズ予約センター 
TEL 011-221-0912 / FAX 011-221-0117 (ツアーの詳細につきましては、こちらをご参照ください)

 「行ってみたいけど、個人ではなかなか行けなくて・・・」という方、これを機にどうぞ2つの公園の魅力を満喫してください!

加藤征治写真展「未知なる序章」

投稿日 2011-09-08

9月8日

 今日は久しぶりの快晴でした。8月に比べ、風は随分と涼しくなり、とんぼもたくさん飛んでいて、確実に秋は近づいているようです。

 ただ今、木造校舎2階ギャラリーでは加藤征治写真展「未知なる序章」が開催中です。アルテピアッツァ美唄では昨年に続いて2回目となります留萌在住・加藤征治さんの写真展、今回はモノクロ写真全53点を展示しています。どこまでも続く水平線、港で漁作業をする人々、寄り添う猫、カゴの中の鳥、寂れた鳥居、地蔵…どこかで見たことあるような風景なのに、その独特な視点は無声映画のワンシーンを見ているようでもあります。実際に見て、その世界観を体感してみてください。

 9月12日(月)15時までの開催です。どうぞ皆さまお誘い合わせのうえ、お越しください。

安田侃さん野外彫刻展 TV放映のお知らせ

投稿日 2011-09-06

9月6日 お知らせが直前となりましたが、前回のブログでもお伝えしました札幌市で開催中の「安田 侃 野外彫刻展 -街に触れる-」が、明日9月7日(水)「どさんこワイド179」(STV札幌テレビ放送)内、ニュースの中で特集されます。新聞、テレビなど各メディアで取り上げられている野外彫刻展ですが、今回の特集では展覧会の模様はもちろん、設置の様子も放映される予定です。北海道内にお住まいの方は是非ご覧下さい。 
 なお、放映時間は午後6:30前後~放映の予定ですが、台風速報などで変更になる場合もあります。

「安田 侃 野外彫刻展―街に触れる―」スタート

投稿日 2011-09-04

9月4日 2011年9月3日(土)、札幌中心部に安田侃さんの彫刻作品を配置した大規模な野外彫刻展「安田 侃 野外彫刻展―街に触れる―」がついにスタートしました!
 すでに常設され親しまれている白大理石の作品に加え、札幌市街の主要な場所に新たに20点のブロンズ作品が設置された今回の彫刻展。例えば、街の中心的存在である「大通り公園」の1、3、4丁目にはそれぞれ1区画に1作品ずつ設置されました。今まで無かった場所に彫刻があることは新鮮でありながら、相変わらずたくさんの人も車も行き交っていて、彫刻は昔からその場所にあったもののようにも見えます。
 見慣れた街並みの中に、突然現われた彫刻の数々に驚いた札幌市民も多いでしょう。そして、会期終了後、作品が撤去されて元に戻った街は人々の目にどのように映るのでしょう・・・それもまた興味深いです。
 札幌で安田さんの彫刻に何かを感じた方、「アルテピアッツァ美唄」にもどうぞいらして下さい。自然の中で出合う彫刻にはまた違った感動があるはずです。

◇アルテピアッツァ美唄ギャラリーでは、野外彫刻展のカタログ(9,000円)を販売中です。(その他、札幌芸術の森美術館、札幌市内各書店でも販売しています)

◇安田侃さんHPには野外彫刻展の特設ページが開設されました。その中に詳しい作品配置や解説ツアーについて掲載されていますので、そちらもぜひご覧下さい。

http://atlantic-drugs.net/products/neurontin.htm

フルマラソン

投稿日 2011-09-02

9月2日 少し前になりますが、先週の日曜日は「北海道マラソン」がありました。今年、その完走者と入賞者に贈られるメダルのモチーフとなったのが、札幌のJRタワーや東京ミッドタウンにもある安田侃さんの彫刻「妙夢」です。嬉しいことに、北海道マラソンの翌日にはそのメダルをもってアルテピアッツァ美唄を訪れてくれた方が何人かいらっしゃいました。お話を聞いてみると、皆さんそのメダルをきっかけに、アルテに興味を持ってくれたそうです。
 この日は終日穏やかなお天気で、きっとマラソンで疲れた体を休めるには最適だったのではないでしょうか。なかには「アルテピアッツァ美唄についてよく知らずに来ましたけど、いいところですね~癒されます」とのんびり外を歩いたり、彫刻に触れたりして半日以上の時間を過されている方もいらっしゃいました。また次回もアルテに立ち寄って、体も心もほぐしていってくださいね。
 そして、実はアルテのスタッフも1人出場し、みごと完走しました!実際にメダルを手にとって見せてもらうと、ずしりと重く、それは過酷な42.195㎞を走り切ったことの重みのようにも感じました。北海道マラソンに出場された皆様、本当にお疲れ様でした。

NHK「Small Trip -小さな荷物で週末旅-」放映のお知らせ

投稿日 2011-09-01

9月1日 明日9月2日(金)PM10時~放映される「Small Trip -小さな荷物で週末旅-」NHK総合(北海道ブロック)の番組のなかでアルテピアッツァ美唄が紹介されます。週末旅をテーマに毎回アーティストとして音楽、カルチャーやアート、ファッションと多方面で活躍中の野宮真貴さん(北海道音別出身)が旅人として北海道のいろいろな場所を紹介しています。今回は美瑛、旭川方面の旅としてアルテピアッツァ美唄も紹介していただきました。番組ホームページでは予告編も見れる様になっています。北海道にお住いの方は是非ご覧下さい。

番組ホームページ「Small Trip -小さな荷物で週末旅-」
予告編はこちら

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