語り合う相手としての自然-Conversing with Nature-

投稿日 2011-07-14

7月14日

 今日は雨降りです。外を散策するにはあいにくの天気ですが、こんな日はギャラリーやカフェの中に入って、屋根をたたく雨音を聞きながら、ぼんやりと屋外の彫刻を眺めて過ごすのもいいですね。

  ただいま木造校舎2階ギャラリーでは「語り合う相手としての自然-Conversing with Nature-」を開催中。小林俊哉さん、スザンナ・ニーデラーさん、アラキヒロユキさん、東亭順さん、齋藤玄輔さん、ロルフ・ベルグメイヤさん、藤井龍徳さん、ヨッヘン・レンペルトさん、藤井達矢さんという9名によるグループ展です。今回の展示は参加アーティストでもある小林俊哉さんが国内外問わず、自然と向き合って作品を制作しているアーティストへ「アルテピアッツァ美唄で展示をしませんか」と声をかけ、「ぜひ」という方々が集まって、実現しました。

7月14日

 もちろんアーティストによって表現方法は違いますが、根底には共通のテーマがあるからでしょうか。それぞれの作品が微妙なバランスをとって空間を共有しています。会期中、小林さんがいらっしゃることも多いので、作品やアーティスト、その背景にあるもの・・・ぜひいろいろと直接お話しを聞いてみてください。ただ見ているだけではわからない、新たな発見があるかもしれません。24日(日)まで開催。なお、19日(火)は休館日です。

安田侃のこころを彫る授業&講演会&ポポロミーティング

投稿日 2011-07-11

7月9日

  先週末は安田侃さんがアルテピアッツァ美唄にお越しになり、「こころを彫る授業」や講演会が行われた充実の2日間でした。

 7月9日(土)快晴。安田侃の「こころを彫る授業」初日です。今回も全国各地からたくさんの方が参加してくださいました。冒頭、安田侃さんのお話の中で「美しく彫ろうとしないで、ありのままを彫ってください」という言葉がありました。参加者の中には初めて石を彫るという方もたくさんいて、その言葉にますます戸惑ってしまう方も。

7月9日

ですが、安田さんがそれぞれの作業台をまわり、時には自ら道具を手にして彫り方の指導をしていくと、最初は不安そうだった方も徐々に自らの「こころ」を彫ることに挑み始めました。天気が良かったので、ストゥディオの外に出て作業する方もいらっしゃいました。夕方になり、皆さん感覚がつかめてきた頃で1日目の授業は終了。

   この日は続いて16時半から「『アルテピアッツァ美唄に流れる時間とは』~北海学園大学『法学部カフェ』~」が開催されました。

7月9日

安田侃さんと北海学園大学法学部教授・田口晃さんとの対談はそれぞれの視点から芸術や社会などについて幅広く語られ、そのあとは特別に延長営業したカフェアルテで安田侃さんを囲んでのコーヒータイム。ここでは初対面の参加者同士がお話をして盛り上がっているのも印象的でした。

 7月10日(日)くもり。「こころを彫る授業」2日目。昨日に引き続き、大理石を彫っていきますが、疲れたらストゥディオを出て自然の中を散策したり、ギャラリーを見に行ったり・・・皆さん自分のペースで彫り進めていて、昨日よりもリラックスして楽しんでいるのが伝わってきました。場所は変わって、アートスペース(旧体育館)では13時からアルテピアッツァ美唄を応援してくださっているアルテ市民ポポロの方々が参加する年に1度の「ポポロミーティング」があり、まずはNPO法人アルテピアッツァびばい事務局による運営報告。

7月10日

それから、安田侃さんとポポロの皆さんが一緒に初夏のアルテピアッツァ美唄を散策され、こちらも多くの方に参加していただきました。
 「こころを彫る授業」は17時で終了。最初は恐る恐るだったけれど、あっという間の2日間だったようで「1週間コースがあったらいいのに」という声も聞こえてきました。またぜひ「こころ」を彫りにいらしてくださいね。安田侃さんの「こころを彫る授業」は不定期ですが、次回開催は9月に予定しています。募集開始は近日中にホームページにてお知らせしますのでお楽しみに!


明日からの展覧会&安田侃さん講演会のお知らせ

投稿日 2011-07-08

7月8日

 今日は雨降り。この夏は雨の日と晴れの日が順番にやってきて、植物の成長にはちょうどいいようです。アルテピアッツァ美唄にあるポプラの木も風が吹くとわさわさと葉音をたてて揺れています。
 木造校舎2階ギャラリーでは明日から「『語り合う相手としての自然 』-Conversing with Nature-」が開催されます。小林俊哉さんをはじめ、国内外で活躍する9名のアーティストによるグループ展です。小林さんは北海道・江別市出身、現在は東京とドイツで活躍されていて、こちらのギャラリーでは2009年12月2010年7月に続いて3回目の展覧会です。今回もどのような空間が創られるのか楽しみですね。
 そして、明日はいよいよ安田侃さんの講演(対談)「『アルテピアッツァ美唄に流れる時間とは』~北海学園大学『法学部カフェ』~」が開催されます。

◇  日時: 7月9日(土)16:30~18:30
◇  場所: アートスペース(旧体育館)
◇  料金: 無 料(17:45~カフェアルテでのコーヒータイムにご参加の方はコーヒーチケットを購入していただきます。チケットは当日16:00~アートスペースにて販売します。なお、定員に限りがありますのでご了承ください。)

 予約は必要ありません。皆さまお誘い合わせのうえお越しください。お問い合せはアルテピアッツァ美唄(0126-63-3137)まで。

実がなりました

投稿日 2011-07-06

7月6日

 7月に入ってお客さまからも「今日は暑いね~」という声がたくさん聞かれるようになり、北海道もしっかり夏らしくなりました。
 さて、先日よりお伝えしています”栄幼稚園産”トマトの状況ですが、ぐんぐん伸びて園児たちの背丈と同じくらいになり、ついに小さな実を付け始めました。
 写真で見えるでしょうか?鉢によっては鈴なりに実が付いています。毎朝、ちゃんと園児たちは小さな手に小さなジョウロをもってお水をあげているのです。きっともうすぐ赤く色づいて収穫できることでしょう。育てたトマトの入ったお弁当を持って、登園する日も近いかな?
 最近のアルテピアッツァ美唄では太陽のもとで子どもたちは元気に走り回り、暑さに参った大人たちは木陰でお昼寝…という風景がよく見られます。そして、こうも暑いと冷たいものが恋しくなりますね。そんな時はカフェアルテにどうぞ。たくさん歩いて彫刻に触れ自然に触れ、その後はカフェでゆっくり時間を過ごすのもいいですね。

「アルテピアッツァ美唄に流れる時間とは」                 ~北海学園大学「法学部カフェ」~

投稿日 2011-07-03

7月3日

 今日は薄曇りで蒸し暑いです。昨日はクリーン会があり、「天翔の丘」周辺の草むしりをしました。夏の朝、涼しいうちにみんなで話をしながら外で作業するのは気持ちがいいものです。枕木の間の雑草もすっきりして、太陽に照らされた彫刻がさらに輝いて見えました。ご協力いただきました皆さまありがとうございました。
 さて、来週末はアルテピアッツァ美唄に安田侃さんがいらっしゃいます!7月9日(土)16時30分から「『アルテピアッツァ美唄に流れる時間とは』~北海学園大学『法学部カフェ』~」が開催されます。アートスペース(旧体育館)にて行われる安田侃さんの講演と対談(お相手は北海学園大学法学部教授・田口晃さん)は入場無料でどなたでもご参加いただけます。続いて、17時45分からカフェアルテでのコーヒータイム。こちらは席数に限りがありますので、当日講演前にアートスペースにてコーヒーチケットを販売します。チケットご購入の方のみ参加していただけますのでご希望の方はお早めに。18時30分終了予定です。アルテピアッツァ美唄の中で安田侃さんのお話しが聞ける貴重な機会です。どうぞ皆さまお誘い合わせのうえ、お越しください。

ころころキャンドルづくり 第2弾

投稿日 2011-07-01

6月30日

 6月11日にストゥディオアルテで行いました「ころころキャンドルづくり」に続いて、昨日は栄幼稚園の園児たちにも手伝ってもらいました。まずは溶かした蝋を入れて入口をテープでしっかり止めた牛乳パックを両手である程度回転させます。「ころころキャンドル」という名前の由来は蝋が均等に固まるように「ころころ」と転がすから。そして、ここからが楽しいところ。今度は外に飛び出して丘の上からキャンドルを転がします。
  「よーいドン!」先生のかけ声で一斉に牛乳パックを転がす園児たち。競争しながらふもとまで到達したら、また上まで登ってころころころころ…4往復くらいしたでしょうか? 

6月30日

  かなりの運動量ですが、園児たちは元気いっぱい疲れ知らず。「もう1回登ったら最後!」「先生、見て見て~!」子どものパワーに脱帽です。その後はしっかり冷やし固めて牛乳パックを剥がし、クレヨンで絵を描いたら出来上がり。園長先生にも手伝っていただき、50個ほどのキャンドルをつくることができました!以前にもお知らせしましたとおり、8月13日(土)アルテの盆踊りで灯す予定ですので、皆さん是非見に来てください。

江戸時代(寺子屋・藩校・私塾)、明治、昭和(初期)の古書・教科書展

投稿日 2011-06-29

6月29日

 今日も快晴です。午前中は三井美唄幼稚園の園児たちが水の広場に遊びに来てくれました。水着を着て、ジョウロを持って、みんな大はしゃぎ。元気な声が響いていました。
 木造校舎2階ギャラリーAでは、6月25日(土)から江戸時代(寺子屋・藩校・私塾)、明治、昭和(初期)の古書・教科書展を開催中です。主催しているのは美唄在住の奈良憲司さん。長年、市内の工業高校で先生をされていた方です。展示された古書、古教科書、古地図の数は700冊を超え、まるで史料館のような雰囲気で、木造校舎ともよく合っていて昭和初期の学校にタイムスリップしたようでもあります。そして、嬉しいことに貴重な古書も手にとって読むことができます。じっくり読み出すとあっという間に時間が経ってしまいますので、どうぞ時間に余裕を持っていらしてください!また、ご要望があれば古書修理(紐綴じ)もしていただけるとのことです。さらに「ひっそりとやるから告知はしなくていいよ」というギャラリーB(奥の教室)では、写真をメインとした奈良さんワールドが繰り広げられています。特に山好きの方はお楽しみに。7月4日(月)までの開催です。

永井公美子ヴァイオリン・コンサート

投稿日 2011-06-26

6月25日

 ここ数日の不安定な天気から一転、この週末は白大理石が眩しいくらいの晴天です。
 昨日25日(土)は午後2時からアートスペースで「永井公美子ヴァイオリンコンサート」が開催されました。ヴァイオリニスト・永井公美子さんは国際的なコンクールで入賞を重ね、3年間のドイツ留学を経て、現在は神戸女学院大学にて後進の指導に当たられています。永井さんのご親戚が美唄在住という縁で今回のコンサートが実現しました。ピアノの永井礼子さんとともにエルガー「愛の挨拶」、マスネ「タイスの瞑想曲」、サラサーテ「サパテアード」などタイトルだけではイメージしにくいかもしれませんが、誰もが一度は耳にしたことのある曲ばかり。1曲終わるたびに会場に集まった80名ほどの皆さんから大きな拍手がおきていました。「札幌から美唄に続く風景はヨーロッパを思い出させます」と、永井さんは演奏しながらその風景を思い描いていたそうです。初夏のアルテピアッツァ美唄に心地良いヴァイオリンの音色が響くすてきなコンサートでした。

7月の「こころを彫る授業」&永井公美子ヴァイオリン・コンサート

投稿日 2011-06-24

6月24日

 初夏らしい気持ちのよい天気が続き、毎朝ギャラリーの窓をすべて開けて風を通すことが日課となっていましたが、昨日は雨が降り、今日も薄曇りで今にも降りだしそうです。雨の日のアルテピアッツァ美唄といえば、濡れた木の葉や芝生の緑の濃さ。その中に佇む白大理石やブロンズの彫刻もいつもとはまた違った美しさが感じられます。
 7月の「こころを彫る授業」のお知らせです。「彫刻なんてはじめて」という方も大歓迎です!
◆とき:7月2日(土)、3日(日)◆時間:10:00~16:00◆材料費:一般/15,000円(大理石)12,000円(軽石)中学生以下/9,000円(大理石)6,000円(軽石)◇アルテ市民ポポロ市民証提示の方は各1,000円割引◇翌月以降の授業に継続参加の場合は1日1,200円(アルテ市民ポポロ市民証提示の方は200円割引)。◇お昼は持参していただくか申し込みがあれば別途800円で美唄農家のお母さん達によるこころのこもった昼食「かあさんの味」をご用意しています。まだ申し込み受け付けておりますので、ご参加希望の方はアルテピアッツァ美唄ギャラリー(0126-63-3137)までご連絡下さい。詳細についてはこちらもご覧下さい。
 そして、明日25日にはアートスペースにて、美唄に縁のある札幌市在住・永井公美子さんのヴァイオリンコンサートが開催されます。皆さま、お誘い合わせのうえお越し下さい。

「がんばれー!」

投稿日 2011-06-22

6月19日

 週末でも朝は静かなアルテピアッツァ美唄ですが、19日の日曜日は開館前から外は何だか賑やか、いつもと様子が違いました。木造校舎1階にある栄幼稚園の運動会の日です。数日前までは雨が降りそうな天気予報でしたが、幼稚園の教室いっぱいに吊したてるてる坊主が効いたようです、運動会日和となりました。「がんばれー!」かけっこ、玉入れ、綱引き…どの競技も一生懸命な園児たち、それに応えるように大人たち、お兄ちゃんお姉ちゃんたちの声援も力いっぱいです。 はじめは出る方も見る方もドキドキでしたが、だんだんと緊張がほぐれて、毎日の練習の成果を発揮していましたよ。

6月19日

    そして、ダンスでは音楽に合わせて「はっ!」「やぁ!」と力強いかけ声とともに小さな体をいっぱいに使って踊る勇ましい姿が見られました。
  プログラム後半父母が参加する「がんばれリレー」では、普段見られないお父さんお母さんの奮闘ぶりに園児たちも大盛り上がり。ギャラリーの窓からその様子を眺めるお客さまもたくさんいらっしゃいました。運動会終了後はアルテピアッツァ内の広場でゆっくり遊んでから帰る家族も多かったです。みなさん、お疲れさまでした!

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