雪の季節に野外彫刻を巡ると、思いがけない風景というか、状況に出くわすことが多々あります。 ブロンズの「意心帰」の上にギュッと積もっていた雪が、何かの拍子に真ん中から割れて彫刻そのものが形を露わにした瞬間に出くわしたりもするのです。 イメージとしては童話の「桃太郎」の如き…です。白い雪の塊が割れて、中から黒い塊が現れる…、なかなか劇的な出来事です。