雪のなかから…

投稿日 2007-02-02

 雪の季節に野外彫刻を巡ると、思いがけない風景というか、状況に出くわすことが多々あります。                                                                                                                                      ブロンズの「意心帰」の上にギュッと積もっていた雪が、何かの拍子に真ん中から割れて彫刻そのものが形を露わにした瞬間に出くわしたりもするのです。                                                              イメージとしては童話の「桃太郎」の如き…です。白い雪の塊が割れて、中から黒い塊が現れる…、なかなか劇的な出来事です。

砂澤ビッキ彫刻展

投稿日 2007-01-28

 2月17日から1ヶ月間、校舎2階のギャラリーで「砂澤ビッキ彫刻展~おさしまに遺したもの~」を開催します。                                                                              1989年に57歳で逝ってしまった砂澤ビッキが、晩年の約10年を過ごした音威子府村筬島(おさしま)地区。彼がアトリエとして使っていた旧筬島小学校跡を改修し「エコミュージアムおさしまセンターBIKKYアトリエ3モア」としてオープンし、ビッキの作品を展示・公開しています。                                           その中から約20点をお借りしての展覧会となります。普段は村役場に飾ってある「蝶と鮭」も公開します。この機会に是非、ビッキの世界に触れて下さい。                                他に以下のような関連事業も開催されます。                                             ●「ビッキの世界に触れよう!「樹華」inアルテピアッツァ」                                                                      柳の枝を1本1本差し込み作られる「樹華」という作品を、みなさんも参加して作り、完成までの過程も楽しみましょう! というイベントです。午後1時半より約1時間・参加自由                                                   ●オープニングトーク「ビッキがおさしまに遺したもの」                                                                   ビッキとの親交が深かった現おさしまセンター館長・河上實氏による講演会。人間・砂澤ビッキをおおいに語っていただきます。午後3時より約1時間・無料                                                                                                                                展覧会・オープニングイベントに対する問い合わせ◆アルテピアッツァ美唄◆でんわ:0126-63-3137◆開館時間9時~17時◆火曜休館                                                                                                                                                                                                                                  

いくよ~っ!

投稿日 2007-01-26

 始まりました!栄幼稚園のソリ滑り。今年も最高のゲレンデ(?)が完成しました。                                                                            「いくよぉ~っ!」て声と同時に「天聖」のところから一気に滑ってくるのです。「天モク」のところに着いたらすぐソリから降りてまたてっぺんまで。何回も何回も滑ります。そうするとゲレンデがどんどん締まって、さっきよりもスピードが出るようになります。                                                          赤・青・黄色のソリを引っ張って、色とりどりのスノーウエアが踊っています。何回見ても微笑ましくて、しかも自分が「大人」になってしまったことが少しだけつまらなく思えてしまう光景です。                                                                            でもアルテピアッツァでは、夏の水遊びの様子を見ていても、同じような気持ちになってしまいます。                                                                    やっぱり「こどもが主役」の空間でもあるのです。

雪中散歩

投稿日 2007-01-21

 雪の肌理が美しい真っ白な空間に颯爽と現れた緑の人と赤い人。 何度かお見かけするおふたりが今日も雪の斜面をストックを巧みに使って登って行きます。                                           多分2、30分は林のなかを歩きまわっているのだと思います。                               「天聖」のこのあたりを下る時には「すいぃーっ」と滑り降りてきていかにも楽しそうです。                                                          途中エゾリスに会っているかもしれないですし、美しい鳥のさえずりも聞いているかもしれません。雪原に遺された足跡を追跡したりしているかもしれません。                                           なんて羨ましいことでしょう!

雪の日に

投稿日 2007-01-19

 今日も雪が降っています。時には窓外の風景がほとんど見えなくなるくらい降っていましたが、一瞬晴れて辺りを美しく照らしてみたり。とにかく天気が安定しません。こんな不安定な日の晴れ間は本当に美しいです。                                                              今日のような日にこの場所を訪ねてくださる方は雪が降れば降るほど「イイですねぇ」とおっしゃいます。                                              なんにも見えないこんな日だからこそ見えてしまうモノがきっとあるのです。お薦めですよ。                                                  

静寂

投稿日 2007-01-15

 今日も雪が降っています。暖かで穏やかなお正月から一変、ここ数日は雪がどんどん降り積もっていますが、一瞬の晴れ間です。                                                                                     足跡もほとんどない「音の広場」。ふわふわの雪の向こうに「天聖」と「天モク」が綿帽子をのせて佇んでいます。雪原のうえに光が滑り込み、その美しさを際立たせています。                                                                   「音の広場」で静寂にひたるとは、なんとも贅沢な時間です。

「自分の形・命の形」

投稿日 2007-01-10

 2007年の最初の展覧会は美唄市立東中学校第3学年美術作品展『自分の形・命の形』です。                                                         美術の授業のなかで粘土を使って作った自分自身の心の形の数々。ひとつひとつの作品は大人の拳大くらいのサイズですが、そこに込められた想いを感じ取ってください。                                                     指導をした先生からは次のようなコメントが寄せられています。「美術の授業の中で『自分にとって心とは、存在とは、命とは…そして自分とは?』という視点から自分を見つめ、抽象形の作品を作り上げました。安田侃氏の作品には足元にも及ばないものの、子どもたちの『思いを込めた』小さな作品たちを、アルテピアッツァ美唄の独特な空間で見つめていただき、子どもたちの心に触れていただけたら幸いです」。1月29日(月)まで。

あけまして おめでとうございます

投稿日 2007-01-06

 新年あけましておめでとうございます。2007年の幕開けです。年末から年始にかけて美唄は殆ど雪が降らず、穏やかに新年を迎えました。                                            今年の一大イベントは6月から開催予定の安田侃ローマ展、なんといってもこれです。日程など詳細は未定ですが、9月くらいまでの予定だとか。みなさま、今年はローマですよ。                     

 今年も昨年同様、NPO会員さんが手作りしたミニ門松をいただきましたので、入口に飾って来訪者の皆さまをお迎えしています。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年の瀬に

投稿日 2006-12-30

 2006年最後の開館日。朝日が眩しく、それでいて結構冷え込んでいます。                                                                   空気がピーンと張りつめているせいか、つい背筋もシャンと伸びる…そんな朝の表情です。                                                                                                                                 今年も様々な出来事がありました。なんといっても私たちNPOにとっては、アルテピアッツァ美唄を市の指定管理者として守り始めた最初の年です。                                                            戸惑いも多く、支援してくださるみなさんにもご心配をおかけする場面があったでしょうが、会員の皆様をはじめ、アルテピアッツァを大切に思ってくださる方々に支えられ、励まされる日々でした。                                                        まずは1年間、どうもありがとうございました。心より感謝申し上げます。そして皆さま、良い年をお迎え下さい。                                                                                 アルテピアッツァは新年6日より通常通り開館しております。

投稿日 2006-12-27

 今日は雨が降っています。朝からずっと降っていて、降り積もっていた雪も、残っていた足跡もへにゃへにゃぁ~っとなって、融けて曖昧になってきています。                                                                                                                             12月のこんな時期にトタン屋根を打つ雨音を、これほど大きく感じることは本当にめずらしいことで、ザァァァーッと鳴り止まない音に吸い込まれてゆきそうです。                                                                                                        本来なら音もなく雪がしんしんと降っている季節。しばらくは耳を澄まして雨音を楽しみます。

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