春の訪れ

投稿日 2016-04-04

4月4日 4月に入り、まだ空気は少し冷たいですが、陽射しは春らしくなってきました。日中の暖かい日だと、散策時に上着を脱いでいる方もいらっしゃいます。 
 アルテピアッツァ美唄は、ここ最近雨が降ったこともあり、順調に雪どけが進んでいます。雪に埋まる前に白いカバーをかけて冬籠りしていた作品たちも、少しずつそのフォルムが見え、姿を現し始めました。冬期間除雪をして道をつけていた園路の雪は、すでに融けて芝生が顔を出しています。わずかにですが、土の匂いも感じられるようになってきました。広場全体にはまだまだ雪が積もっていますが、山や林の方に目を向けると、木の周囲から丸く雪融けが始まる、“雪根開き”が見られます。これが見られるようになると、北国では春の訪れと言われています。 

4月4日 雪が融け、一面緑の芝生となり、花が咲いて、桜が咲いて…とこれからの風景を想像すると、冬の真っ白い世界が名残惜しくも感じられます。もう少し、雪融けには時間がかかりそうですので、雪のアルテの見納めに、散策されてはいかがでしょうか?お待ちしております。

「安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄」になりました

投稿日 2016-04-01

4月1日 入学や就職など新生活に期待と不安の入り混じる4月を迎えた方も多いことと思います。アルテピアッツァ美唄も今日から美術館としての新たなスタートを切ることとなりました。
 1992年のオープン時、美唄市の芸術文化交流施設として、芸術広場という意味の「アルテピアッツァ」と名付けられ、多くの人が思い思いの時間を過ごされています。彫刻家安田侃氏と美唄市の手によって今なお創り続けられているこの場所は、40点を越える作品が常設展示され、いつ来ても変わらない稀有な芸術空間です。ここをもっと多くの人に知ってもらうために、美唄市が3年前から美術館としての位置づけを検討してきました。
 先月、美唄市議会で「アルテピアッツァ美唄条例」の改正案が可決され、4月より名称を「安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄」とし、美術館としての活動も充実させることになりました。さらに、博物館法上の登録博物館となることも承認され、館長にはNPO法人アルテピアッツァびばい理事長でもある磯田憲一さんが就任しました。
 これまでと変わらず、この自然と芸術が調和した空間を次の世代につなげるために、私たちNPO法人アルテピアッツァびばいは管理運営により一層努力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

石川久美子・苧坂恒治・山口武史展

投稿日 2016-03-31

3月31日

 アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは現在、「石川久美子・苧坂恒治・山口武史展」が開催されています。この展示は、石川さん・苧坂さんの陶芸作品と、山口さんの絵画による3人のグループ展です。今回で、アルテピアッツァ美唄での開催は3回目となります。
 苧坂さんの作品は、まるで何かの装置を思わせるような造型をしています。よく見てみると作品の上部には小さなスクリーン、その背面にはレンズがあり、そこに窓からの日の光を受けると外の景色がスクリーンに投影される仕掛けになっています。石川さんの作品は、抽象的なオブジェですが、どこか生き物のようなフォルムと親しみある愛らしさに惹きつけられます。壁面3月31日に展示された山口さんの作品は、間近で見るとカラフルに色を付けられた、樹脂のようなもので点描されていて、そのマチエールに引き込まれます。

 3人の作品はどれも存在感があり、作品と向き合うと時が経つのを忘れさせます。展示は4月11日(月)までですので、ぜひお見逃しなく。火曜休館です。

小学生のための「こころを彫る授業」

投稿日 2016-03-30

 先週末、アルテピアッツァ美唄では「小学生のための『こころを彫る授業』」を開催しました。参加してくれたのは、この春から1年生になる子から5年生まで、あわせて20名。美唄市や岩見沢市、三笠市、浦臼町、遠くは苫小牧市からも集まってくれました。

 道具の使い方や「“こころ”を彫るってどういうこと?」というお話をした後、ひとりひとつ、自分の石を決めて、彫り始めます。早速、ノミやゲンノウを手にして彫っていく子もいれば、石をじっと見つめて考える子もいます。それぞれのペースで、自分の石と“こころ”と向き合いながら進めました。
 お昼ごはんは美唄の郷土料理の「とりめし」。デザートには美唄の米粉を使った「米粉ババロア」も食べました。ひと休みしたら、アルテのスタッフが案内役となって、安田侃さんの彫刻を見に行きます。すべすべだったり、ごつごつしていたり…いろんな彫刻に触れて、抱きついて、子どもたちは全身で楽しんでいました。
 3月27日午後の彫刻の時間を終えて、最後に彫った石について、みんなでお話をして、今日の授業は終了。うまく説明できない子もいました(大人だって難しいことです!)が、アンケートを読むと、「頭もたくさん使うのでつかれた」「自分のこころはたいせつだなとおもいました」など、一生懸命自分の“こころ”と向き合って、彫っていたことがよーく伝わってきました。

 年に1回、主に春休みに開催しています「小学生のための『こころを彫る授業』」。次回の開催が決まりましたら、アルテHPやブログでお知らせします!

アルテ〇〇の学校 第5回マルマルは (デ)(ザ)(イ)(ン)

投稿日 2016-03-27

3月27日 昨年からアルテピアッツァ美唄でスタートした「アルテ○○の学校」は、毎回、様々なテーマでアルテにゆかりのあるゲストを招き、お話を聞くというイベントです。この度、第5回目の開催が4月10日(日)に決定しました!
 第5回マルマルのテーマは(デ)(ザ)(イ)(ン)。今回のゲストは、アルテピアッツァ美唄のロゴや封筒、リーフレットなどをデザインした三善俊彦さんです。私たちは、日々「デザイン」されたものに囲まれて生活していますが、あまり「デザイン」について知る機会はないのではないでしょうか?当日は、アルテピアッツァ美唄のデザインに関するお話やデザインが出来上がるまでの裏側などもお話していただく予定です。お話を聞けば、まわりにあるものの見方が、明日から変わるかも・・・? ぜひこの機会にご参加ください。 
 「アルテ〇〇の学校」はどなたでも参加できます。参加希望の方は、お電話にてお申し込みください。お待ちしています!

■日 時:2016年4月10日(日)15:00~(受付14:30~)

■場 所:ストゥディオアルテ 美唄市落合町栄町 アルテピアッツァ美唄内
■参加費:ひとり1000円(ポポロ※ではない方、1200円) 
      ※「アルテ市民ポポロ」については、こちらをご覧ください。
      交流会参加の場合、+800円
■定 員:30名 予約制
■申 込:アルテピアッツァ美唄 0126-63-3137(9:00~17:00 火曜休)

4月の「こころを彫る授業」

投稿日 2016-03-24

3月24日

 3月も残すところ1週間となり、まもなく新年度です。日に日に日差しも柔らかくなり、芝生が顔を出し始めました。
 さて、ここで4月の「こころを彫る授業」のご案内です。春から新たな気持ちで、自分の「こころ」と向き合ってみませんか?小学4年生以上ならどなたでもご参加いただけます。

◆日にち:4月2日(土)、3日(日)※1日のみの参加も可能。 ◆時間:10:00~16:00 ◆場所:アルテピアッツァ美唄内ストゥディオアルテ(体験工房) ◆材料費:一般/15,000円(大理石)10,000円(軟石)大学生・高校生/10,000円(大理石)6,000円(軟石)中学生以下/9,000円(大理石)5,000円(軟石)◇アルテ市民ポポロ市民証提示の方は各1,000円割引 ◇翌月以降の授業に継続参加の場合は1日1,200円(アルテ市民ポポロ市民証提示の方は200円割引)。 ◇昼食について:持参していただくか、別途800円で美唄農家のお母さん達による昼食「かあさんの味」をご用意します。授業のお申し込みと一緒にご予約ください。

 お申し込みはアルテピアッツァ美唄ギャラリー(0126)-63-3137までお願いします。※毎週火曜日、祝日の翌日は休館日。

どんなふうにみえるかな?おしえて!きみのアルテピアッツァ

投稿日 2016-03-21

3月19日 3月19日(土)と20日(日)、アルテピアッツァ美唄では小学校高学年向け鑑賞プログラム「どんなふうにみえるかな?おしえて!きみのアルテピアッツァ」を開催しました。
 安田侃さんの彫刻作品がたくさんある、アルテピアッツァ美唄。ここで、自分の好きな作品や場所をみつけて、写真を撮って、それを見ながらお話しよう!というプログラムです。

 彫刻を見る前に、画面に映した絵画を見て、気付いたこと、感じたことをみんなで話しました。じっくりと作品を見て、「この部分は暗号なのかもしれない。だって、…」「こう見ると、ペンギンにみえる。こっちが足で…」と、発言して、お友達の意見を聞くとまた新しい発見があり、同じ作品を見ていてもなかなか話が尽きません。
 ウォーミングアップが終ったら、今度はアルテの中を散策して、彫刻をよーく見て、写真を撮る時間です。「もしかしたら、(この彫刻は)光があたるように窓の近くに置いたのかな…」「ここから見ると、ふくらんで見えるけど、こっちから見ると、へこんで見える!」など、いろんなことに気が付きながら、撮影していました。
3月20日 最後に、撮った写真を見ながら、それぞれ「今日の1枚」を決めて、「何を撮ろうとしたのか」「どこが気に入ったのか」を発表して、プログラムは終了!その1枚をプリントアウトして、フォトフレームに入れてプレゼントすると、みんなちょっと誇らしげな顔をしていましたよ。

 彫刻を見る位置や触れる箇所で感じることが違ったり、季節や時間、天気によっても、様々な表情を見せるアルテ。今度はどんなふうにみえるかな?またいつでも遊びに来てね!

第61回栄幼稚園卒園式

投稿日 2016-03-19

 3月17日、アルテピアッツァ美唄内、木造校舎1階にある美唄市立栄幼稚園では、卒園式が行われました。 今年の卒園生は10名、名前を呼ばれたら「はい!」と大きな返事をして、ステージに上がり「大きくなったら○○になりたいです!」と言って、園長先生から卒園証書をもらっていました。「警察官になりたい!」「ケーキ屋さんになりたい!」、中には「お父さんと同じ仕事をしたい!」という子もいました。保護者は、その卒園証書をわが子から渡され、「がんばったね」「楽しかったね」と、涙をこらえながらやさしく語りかけていました。先生方も、来賓の方々も涙をこらえながら、園児たちのさらなる成長を願って、卒園を祝いました。
 その卒園式の数日前、栄幼稚園の2階にあるアルテピアッツァ美唄ギャラリーに、卒園する園児たちが、「アルテのみなさん、いままでありがとうございました!」と声をあわせて挨拶に来てくれました。毎朝会うと声を掛けてくれたり、楽しそうな笑い声を響かせていた子どもたちの旅立ちを思うと、とても胸が熱くなります。最後に手作りのペン立てと折り紙、そしてお手紙をくれて、手を振って教室を後にしました。大きくなってもまたアルテに遊びに来てくださいね。待ってます!

タイからのお客さま

投稿日 2016-03-16

3月16日

 今年の冬は、タイからのお客さまがたくさん美唄に来られています。

 昨日からツアーで美唄にいらっしゃった方たちも、そば打ち体験やスノーモービルに陶芸など、美唄の見所を満喫されたようです。そして、ここアルテピアッツァ美唄では雪にふれながら安田侃さんの彫刻作品にも触れていました。

 外を散策された後は、カフェアルテにも寄っていただきました。暖炉の前でくつろいだり、談笑したりと、みなさん思い思いに過ごされている様子が印象的だったのですが、なかでも、ホットミルクを飲む女の子の笑顔がかわいくて、こちらの心まで温まりました。季節の異なるアルテをまた見に来ていただけたら…。心よりお待ちしています。

窓からの光景

投稿日 2016-03-13

3月13日 青空の日が増えるなか、先日カフェアルテの窓から微笑ましい光景が目にとまりました。音の広場をぐるっと一周する親子。カラフルなスキーウェアを着て、お父さんが笑顔でひっぱるソリに乗った男の子がとても愛くるしく、温かい気持ちになりました。

 さて、そんなカフェアルテからのお知らせです。3月23日(水)より、平日の営業時間が17時までとなります。 本格的な春が訪れるほんの前の、ゆったりとしたひとときを、カフェアルテで過ごされるのはいかがでしょうか。

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