チャランゴコンサート 福田大治 はじめての、再会。

投稿日 2013-10-07

10月5日 紅葉がはじまり、先週末はたくさんの方がアルテピアッツァ美唄を訪れてくださいました。燃えるような夕陽が見えた土曜日の夕方、アルテピアッツァ美唄内アートスペース(旧体育館)では、「チャランゴコンサート 福田大治 はじめての、再会。」が行われました。

 “チャランゴ”とは、南アメリカのボリビアに生まれた小型弦楽器で、今回は、8年間ボリビアで暮らし、現在も世界の第一線でチャランゴ奏者として活躍されている福田大治さんをメインに、ピアノの阿部篤志さん、フルートのkanaさんを迎えたコンサートでした。伝統的な独奏曲やスピード感あふれる情熱的な曲などを演奏され、途中には歌の特別出演として、道産子シンガーの越山元貴さんも登場。誰もが一度は耳にしたことがある曲「お~い北海道」をチャランゴ、ピアノ、フルート、ギターの豪華な伴奏にあわせて、会場にいるみんなで大合唱し、盛り上がりました。
 ジャンルを越えて、音を奏で、音を楽しむことの喜びが演奏者や客席にいるみなさんの表情からも伝わってくるコンサートでした。

てとてとてん―素敵な作家さん、ご紹介します―

投稿日 2013-10-05

10月5日 ただ今、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは、「てとてとてん―素敵な作家さん、ご紹介します―」を開催中です。イラスト、彫刻、油彩、アニメーション…と作風も技法も様々な若手作家さんたちによるグループ展です。
 一昨年、アルテのギャラリーで個展をしてくださった小輪瀬護安さんが、今度は「いろいろな方の手と手が繋がるような展覧会を」と企画されました。その想いのとおり、誰かとおしゃべりしながら見たくなるような賑やかで楽しい展示になっています。
 今回の展示には東京、大阪、埼玉、山形…遠くはイタリアから、各地で活動されている作家さん14名が出展しています。こんなにたくさんの方が集ったにもかかわらず、ひとつの空間の中で、ちゃんとそれぞれ独自の空間を創りだしているから不思議です。色とりどりの作品たち、ひとつひとつお楽しみください。

10月5日 また、会場内には「アルテでお便りを書いて送ることができるように」と、出展している作家さんのポストカードが置かれていて、お便りを書く机も用意しています。投函できるようにしていますので、詳しくはギャラリースタッフにお尋ねください。10月20日(日)までの展示です。※火曜休館

美術の授業をアルテで

投稿日 2013-10-03

 昨日、今日とアルテピアッツァ美唄には美唄市内の中学生が訪れてくれました。午前中いっぱい使って行う美術の授業で、毎年恒例となりつつあります。まずは、アルテのスタッフがどこにどんな彫刻があるか、案内しました。途中から「あっちにも彫刻がある!」「向こうにも行ってみたい~」と生徒たちは彫刻に導かれるように散策していました。

 ひととおり、アルテの中を歩いて、彫刻を見たあとは、ひとつ自分の好きな彫刻を選んで、スケッチし、それを見ながらねんどで作ってみます。「まん丸に思えても、実はぜんぜん違うからよく見てください」と美術の先生。そのとおり、単純なかたちだと思っても、実は見る角度によってかたちが違う安田侃さんの彫刻です。何度もスケッチと比べながら、微調整をして、一生懸命その「かたち」を再現していました。

 自分の選んだ彫刻に向き合って、1人1人ぐっと集中して挑んでいた姿が印象的でした。他にはなかなか無いこんな美術の授業、この体験が生徒たちの中にどんなふうに残っていくでしょうね。

落ち葉集め、はじめます。

投稿日 2013-09-30

9月30日 日に日に秋は深さを増し、アルテピアッツァ美唄内にある木々も葉を落として冬支度をはじめています。特に、大きなプラタナスやポプラの木の葉はこれからどんどん落ちて積もっていきますので、10月は毎朝、「落ち葉集め」を行います。
 この落ち葉集めに手を貸していただけませんか?事前連絡は不要、時間は10分でも30分でも“できるだけ”で構いません。「朝の散歩がてら、ちょっとだけ手伝おうかな…」という方も大歓迎です。朝の爽やかな時間、とても気持ちがいいですよ。
 落ち葉集めは次の春をきれいな状態で迎えるための準備でもあります。四季折々、アルテピアッツァ美唄の美しい空間を守っていくためにご協力をお願いします!

■日 時    10月の毎日(火曜休館日除く) 8:30~10:00  ※予約不要、雨天中止    
■場 所    アルテピアッツァ美唄 アートスペース(旧体育館)入り口
         (当日の作業場所を掲示しています)
■持ち物    帽子、軍手など。作業しやすい服装でお越しください。

安田侃の「こころを彫る授業」開催しました。

投稿日 2013-09-27

9月26日 少し前になりますが、9月22日、23日の二日間、アルテピアッツァ美唄のストゥディオアルテで、「安田侃の『こころを彫る授業』」を開催しました。今回も、彫刻家安田侃さんから、直接指導を受けられる機会とあって、道内はもとより、関西、関東など道外の方も多く参加してくださいました。

 天気に恵まれた二日間、初めて参加される方は、これから彫る“こころ”の石を選ぶところから始まります。安田さんから初めに、「選んだ石は、今が一番綺麗です。これからどんどん皆さんの“こころ”の形にしてください。」との言葉から授業はスタートしました。
 まず石をじっと見つめる方、石にそっと手を触れている方、すぐにノミで彫り始める方、殆どの方が初めての体験に戸惑いながらも、自身の“こころ”と向き合っているように見えました。途中、安田さんは、参加者の方にそっと声を掛けたり、実際に彫り方をレクチャーされたりと、皆さん、彫刻家安田さんの言葉や、手の動きにじっと目をやっていました。
9月26日
 二日間の授業を終えて、「とっても楽しい時間でした!」「時間が全然足りませんね」「またすぐ彫りに来ます」と嬉しい言葉を頂きました。
 ご参加頂いた皆さん、ありがとうございました。来月の10月5日、6日にはNPOスタッフが担当する「こころを彫る授業」も開催しますので、是非、また続きを彫りに来てください。
 安田侃の「こころを彫る授業」は、不定期の開催ですが、決まり次第アルテピアッツァ美唄のHPと、こちらのブログでもお知らせします。
 
 

農村の表現者たち~私たちの暮らしとその周辺

投稿日 2013-09-25

9月26日 今日は朝からまとまった雨が降って、気温も下がり、一雨ごとに秋が深まっていくのを感じます。

 明日からアルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは「農村の表現者たち~私たちの暮らしとその周辺」が開催されます。
 北海道内で農業など仕事を持ちながら、それぞれ自らの表現を続け、発表している今井克さん、菅野義樹さん、冨田美穂さん、諸橋淳さんによるグループ展です。2教室に40点を超える絵画や写真の作品が展示されています。
 写真と見まがうほど緻密に描かれたかわいらしい小鳥、キャンバスから出てきそうなくらい迫力のある牛、優しく透明感のある表現で描かれた農村地帯の風景、草の匂いがしそうなほど瑞々しく写された放牧地…その対象と接し、近くに暮らしながら生み出された作品たちはどれもエネルギーに満ちています。

 その場所、その時の空気も一緒に伝わってくるような作品ばかり。農村にお住いのみなさま、農業関係のみなさまにもぜひ見ていただきたい作品展です。会期中は初日と週末に作家さんが在廊されます。10月2日(水)までの展示ですので、お見逃しのありませんように。※10月1日(火)は休館日。

 

第16回「アルテの森語り」

投稿日 2013-09-22

9月21日 連休初日の21日(土)、真っ赤な夕陽が沈むころ、アルテピアッツァ美唄にあるカフェアルテでは「第16回アルテの森語り」が行われました。「森語り」は季節の節目ごとに静かな夜のアルテで行っている朗読会です。
 今回は、長谷川加奈さんのヴァイオリンで幕を開け、いつもより照明を少し落として大人っぽい雰囲気の会場で、バッハなどのクラシック音楽からシャンソン曲「愛の賛歌」、童謡「ふるさと」などしっとりと演奏してくださいました。
 続いて、磯田憲一さんによる朗読、藤沢周平著「意気地なし」です。妻に先立たれた蒔絵師の伊作と乳飲み子のおけい、婚約者の作次がいながら彼らが気になって仕方ないおてつ…人間の微妙な心の動きを1人演じ分けながら進む磯田さんの朗読に、参加者のみなさんもじっと眼を閉じて聞き入っていました。
 森語りの最後、元HBCアナウンサーの安藤千鶴子さんが読まれたのは高村光太郎の妻・智恵子を描いた津村節子著「智恵子飛ぶ」です。最初に智恵子の作品である美しい“切り絵”(今回の森語りのチラシにもなっています)が紹介されたのち、朗読がはじまり、光太郎と智恵子の深い絆を感じ、涙されている方もいらっしゃいました。
9月21日 そして、朗読の後にもお楽しみがあります。出演者と参加者のみなさん一緒においしいお蕎麦を食べながらの「交流会」です。おそばは「いつも楽しみにしているのよ」とおっしゃる方も多い、美唄の匠の会のみなさんによる手打ちそば。今回は香りよい“新そば”をざる天そばで出してくださいました。また、十五夜ということで、手作りの「おはぎ」を差し入れてくださった方もいらして(ありがとうございました!)、おいしく楽しい夜のひとときとなりました。
 次回の開催は12月を予定しています。今回参加された方もできなかった方もぜひご参加くださいね。

土の作品展「風に吹かれて」

投稿日 2013-09-19

9月19日 ただ今、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階のギャラリーでは、大谷実佳子さん、清水佐和子さん、竹中英雄さん、豊村眞理さんによる陶芸作品展「土の作品展『風に吹かれて』」が開催されています。
 アルテのギャラリーを気に入ったメンバーが声をかけあい、集まった陶芸仲間によるグループ展です。大阪と東京から集まったみなさんは搬入の日にはじめて今回の互いの展示作品を見て、その場で話し合いながら空間づくりをされたそうです。

9月19日 ところせましと並べられた作品たち。あら、こんなところにも!という場所にも置かれています。作品群による空間のそれぞれに色があり、たった4人によるグループ展とは思えないほど見応えがあります。作家さんが在廊されている日が多いので、作品についての詳しいお話を伺うこともできます。陶芸に興味がある方も、そうでない方も、お誘い合わせのうえ、お越しください。23日(月・祝)16時までの展示です。

アルテ通信vol.21、できました

投稿日 2013-09-16

 9月16日 アルテピアッツァ美唄での出来事やお知らせなど内容盛りだくさんでお届けしていますアルテ通信(年3回)の最新号vol.21ができました!アルテ市民ポポロのみなさんのお手元にはもう届いている頃と思います。

 今回の巻頭エッセイは、「安田侃の『こころを彫る授業』」に参加された九州大学院 人間環境学研究院 実践臨床心理学専攻 教授の増田健太郎さんにご執筆いただきました。イベント報告では、アルテの中でこの夏に行われたイベントを中心に掲載、毎回全国各地にある安田侃さんの作品を紹介する「安田侃モニュメントめぐり」では、函館五稜郭病院の風ちりん広場にある彫刻を紹介しています。美唄の炭山(やま)の記憶を次代に伝える「炭山の記憶」では、今年初めて開催しました「炭鉱映像館」と「アルテの盆踊り」について書きました。
 このアルテ通信はアルテピアッツァ美唄のギャラリー、アートスペース、カフェに置いています。また、アルテ市民ポポロのみなさんへはアルテ通信発行のたびにご自宅へお送りしています。ご希望の方はアルテピアッツァ美唄ギャラリーまたはアルテピアッツァ美唄ホームページ内「ポポロになる」からお申し込みください。どこにいても、通信を読んで、アルテの空気を感じていただけたら幸いです。

今年の秋は

投稿日 2013-09-14

9月13日 美唄は朝晩とすっかり涼しくなり、セミよりも鈴虫の声がよく聞こえるようになりました。今年は例年よりもやや早めでしょうか?アルテピアッツァ美唄では紅葉がはじまっています。カエデやサクラ、モミジも色付き始め、ナナカマドはもう真っ赤になっているところもあります。
 そして、今年、アルテの敷地内にあるクルミの木にはたくさんの実がなり、彫刻へと続く小道を歩くと、足の裏が痛いくらいに?たくさん落ちています。これから冬支度をはじめるエゾリスたちは、今年のクルミの出来に大満足でしょう。

 最後にお知らせをひとつ。9月22日(日)、23日(月・祝)に行います「安田侃の『こころを彫る授業』」は定員に達しましたので、募集を締め切りました。参加されるみなさま、授業はもちろんのこと、秋のアルテも楽しみにいらしてくださいね。

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