アルテの盆踊り

投稿日 2013-08-15

8月13日 お盆ですね。お墓参りのために美唄に帰省された方やお盆休みで旅行されている方など、連日アルテピアッツァ美唄にはたくさんのお客さまがみえています。

 かつて美唄が炭鉱で栄えた頃、その輪が二重三重になったという盆踊り。その頃の記憶を大切に伝えていこうと、今年も8月13日に「アルテの盆踊り」を行いました。
 力強い和太鼓のリズムが響き、子ども盆踊りから始まりました。年々参加してくれる子が増えているように感じます。盆踊りを踊ったことが無い子も、一緒に踊る大人たちをまねて、一生懸命踊ってくれました。子ども盆踊りが終わる頃、「水の広場」にはひとつひとつ想いを込めた絵が描かれた手作りのキャンドルが灯りました。灯りが水に反射して、ゆらゆらと揺れる、その風景を写真に撮ったり、自分で作ったキャンドルを探したり、眺めながらゆっくりと広場を歩いたり…それぞれに思いを抱きながらこの夜だけの特別な時間を過ごしました。
 大人盆踊りでは、炭鉱時代のままに「北海盆唄」に合わせ、「どーしたどした!」「それからどした!」と威勢のよい掛け声も飛び、あたりが真っ暗になるまで皆で踊りました。

8月13日「アルテは何度も訪れているけれど、盆踊りは初めてで感動した。来年もぜひ来たい」とおっしゃる方もいらっしゃいました。
 アルテピアッツァ美唄では、これからも毎年盆踊りを行います。地域のみなさま、美唄に帰省されるみなさま、この場を「ふるさと」と想うみなさま、また来年この場所で一緒に踊りましょう。

思い出の炭鉱写真展「炭鉱の四季」

投稿日 2013-08-12

8月10日 一昨日から、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは「思い出の炭鉱写真展」を開催中です。「炭鉱の四季」と題し、春夏秋冬、美唄が炭鉱町として栄えた頃の写真を展示しています。
 会場には、思い出の写真のほか、石炭ストーブや、元炭鉱マンで三笠市在住の斉藤靖則さんがつくってくださいました「立坑櫓」や「美唄市立栄小学校」の模型(アルテピアッツァ美唄は栄小学校の跡地を再生しています)も展示されています。当時を知る方々もこの記憶を伝えていく世代の方々も、ご家族そろってみなさまでお越しください。
 また、閉山後、全国へ散り散りになったあとも「我がふるさと」と美唄を訪れる方々のために「ふるさとノート」をご用意しています。美唄の炭鉱町に暮らしたみなさまはぜひこちらに思い出を綴ってください!

 今回はオープニングイベントとして、「炭鉱映像館」を開催しました。元国鉄マンで、美唄在住の金沢俊美さんが8ミリフィルムなどで撮影していた炭鉱閉山前後の暮らしの映像をみんなで鑑賞しました。当時炭鉱町に暮らした方々と、そのお子さんやお孫さんが一緒に…という方も多かったようです。貴重な映像が見られるとあり、2回上映で合わせて130名ものお客さまに来ていただき、大盛況でした。上映中には「これは○○があったところかい?」「今、映っているのは(美唄生まれの政治家の)岡田春夫さんだね」「ああ、そうだそうだ」などと話しながら、その頃の空気をこの場に集まった皆で共有しました。8月11日
 上映後、「私が乗ってた機関車が映ってた!」と嬉しそうに話していた方や「お父さんに見せてあげたかったな」と涙される方もいらっしゃいました。金沢さん、編集から上映、解説までありがとうございました。

 写真展の最終日、18日(日)には、炭鉱時代の花街・我路地区を歩く「てくてく美唄炭鉱―再度我路編―」を予定していますので、ぜひこちらもご参加ください。今の美唄につながる大切な時代をよく知る人のお話を聞きながら、一緒に歩いてみませんか?

安田侃講演会のお知らせ

投稿日 2013-08-10

8月10日 昨日から、雨が降ったりやんだりの天気です。雨に濡れた彫刻は、また違った見え方をしています。

 さて、9月7日(土)、アルテピアッツァ美唄で、安田侃講演会「イタリア:アートと歴史とまちづくり」を開催致します。
 今回は、札幌で行われる「JIA建築家大会2013北海道」にあわせて開催され、イタリア在住42年の安田侃さんが、「イタリア:アートと歴史とまちづくり」と題して語ります。
 1992年から、今なお安田さんが創り続けるアルテピアッツァ美唄で講演する貴重な機会となっておりますので、是非みなさんご参加ください。こちらからチラシなど詳細をご覧いただけます。

■日時:2013年9月7日(土)13時30分~
■場所:アルテピアッツァ美唄 アートスペース
■料金:入場無料 (会場内の寄付箱に寄付をお願いします。いただいた寄付はアルテピアッツァ美唄の管理運営に使わせていただきます。)

■主催:公益社団法人日本建築家協会(JIA)
■共催:NPO法人アルテピアッツァびばい
■後援:美唄市、美唄市教育委員会、北海道日伊協会

「思い出の炭鉱写真展」、「炭鉱映像館」開催します。

投稿日 2013-08-07

思い出の炭鉱写真展 昨日、今日と、美唄の気温は30℃を超え、暑い日が続いていますが、日陰に入ると、時折吹く涼しい風が気持ち良いです。

 さて、8月10日(土)から木造校舎2階のギャラリーで「思い出の炭鉱写真展」が始まります。かつて美唄に住んでいた方々が帰省されるこの時期にあわせ、炭鉱が栄えた頃の昔懐かしい写真をご覧いただきたいと、当NPO法人アルテピアッツァびばい主催で毎年開催しています。
 今年のテーマは「炭鉱の四季」。炭鉱もお休みになりヤマ一帯がお祭りになった山神祭や夏の盆踊り、 実りの秋やお正月など、ヤマに流れた季節を写真で展示するほか、オープニングイベントとして、懐かしい美唄の町並みや鉄道の映像を見る「炭鉱映像館」も開催致します。是非、ご家族みなさんでお越しください。
 その他、18日(日)には関連企画として、昨年も好評頂いた「てくてく美唄炭鉱」(昨年の様子はこちら)を開催致します。昔、炭鉱で栄えていた我路地区を、当時住んでいた人たちのお話を聞きながら一緒に歩きましょう。
 

■会期 2013年8月10日(土)~18日(日)
■場所 アルテピアッツァ美唄 ギャラリー展示室A, B
■料金 無 料

〈オープニングイベント〉 「炭鉱映像館」
■日時 2013年8月10日(土) ①13時~ ②15時~
■場所 展示室B
■解説 金沢俊美さん
■聞き手 酒井裕司さん(NPO法人炭鉱の記憶推進事業団) 

 また、11日(日)には写真展などでいつもご協力頂いています「NPO法人炭鉱の記憶推進事業団」さん主催で、アルテピアッツァ美唄の周辺の東明地区を歩く「ぷらぷら美唄東明」も開催されます。是非ご参加ください。詳しくはこちらから。

sapporo55夏祭り!

投稿日 2013-08-04

8月3日 昨日の土曜日、先日のブログでお伝えしていました「sapporo55夏祭り」に行ってきました。オーガニック野菜や手作りアクセサリーなどバラエティ豊かなブースが道内外から出店し、その中に「アルテピアッツァ美唄」の紹介ブースを設けていただきました。
 ブースでは通りかかった方が「つい先日、行きましたよ。気持ちのいいところですよね」と声をかけてくださったり、「母が美唄に住んでいて…」と立ち寄られた方が、8月10日(土)からアルテのギャラリーで開催する「思い出の炭鉱写真展」のチラシを見て興味を持ってくださったり、アルテのことを知っている方にも知らなかった方にも、少しでもアルテの空気をお伝えしようといろいろとお話させていただきました。「アルテの写真が見えたから寄ったよ!がんばってね」と声を掛けてくださるポポロさんもいらっしゃいました。
 今回も声をかけてくださり、搬入、搬出のお手伝いまでしてくださった主催の竹中工務店さん、sapporo55テナントのみなさん、ありがとうございました。ブースにお立ち寄りいただきましたみなさん、今度はぜひ「アルテピアッツァ美唄」に遊びに来てください!写真や言葉では伝えきれないアルテの空間が待っています。

マグノリアの会 展

投稿日 2013-08-01

8月1日 8月に入りました。夏休みとあって、平日でもアルテピアッツァ美唄には子どもたちが遊びに来ています。
 ただ今、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは、油絵によるグループ展「マグノリアの会 展」を開催中です。
 「マグノリアの会」とは、武蔵野美術大学通信課程の油絵学科で学んだ桔梗智恵美さん、狩野立子さん、風間直俊さんで結成された会で、名前には「マグノリア(太古の昔から形状が変わらないモクレンやコブシの花を咲かせる木々)のように、おおらかに力強く絵への情熱を持ち、いつまでも描き続けたい」という思いが込められています。

8月1日 “油絵”という共通点はあっても、表現の方法は三者三様です。弾けるような抽象表現による作品、現実とイメージの世界が混在するような作品、印象派の絵画を思わせるような作品、それぞれに強い思いを感じます。来週8日(木)までの展示です。ひとつひとつじっくりとご覧ください。

VIVA逢フェスタNEXT-ONE「耳なし芳一~真夏の夜の夢幻」

投稿日 2013-07-29

7月27日 7月27日(土)の夜、アルテピアッツァ美唄では「VIVA逢フェスタNEXT-ONE『耳なし芳一~真夏の夜の夢幻』」が開催されました。
 主な出演は、美唄出身の日本舞踏家・花柳鳴介さん(舞)、デーモン閣下(歌と朗読)。花柳鳴介さんは25年ほど前から美唄で「VIVA逢フェスタNEXT-ONE」と題して、ジャンルを超えたコラボレーションによる公演をされてきました。今回は、以前に何度か共演されているデーモン閣下と、はじめてアルテピアッツァ美唄で共演されました。
 この日、照明やスピーカーが設置され、「水の広場」は大きな舞台に変わり、たくさんのお客さまがこの公演を観るために集いました。開演前、ザーッと降った雨が上がると、怪談「耳なし芳一」の雰囲気に合わせるかのように、ひんやりと湿った風が吹いて、広場は神秘的な雰囲気に。
 演目がはじまると、白大理石の彫刻には場面ごとに違った色の照明が当てられ、舞いと朗読、鼓や笛の音に、木々の葉が揺れる音や時折吹いてくる風など自然の演出も加わり、観客のみなさまはぐっと引き寄せられていました。
 ご出演のみなさま、NEXT-ONE実行委員会のみなさま、アルテでしか見られない一夜限りの舞台をありがとうございました。

今年もsapporo55夏祭り!

投稿日 2013-07-28

sapporo55夏祭り2013 毎年この時期に札幌駅近くのsapporo55ビルで行われる「sapporo55夏祭り」。今年も声をかけていただき、この夏祭りでアルテピアッツァ美唄のご紹介をさせていただきます。
 「まだアルテに行ったことないんだけど・・・」という方もこの機会にぜひお越しください。札幌で、少しでもアルテの空気をお伝えできればと思っています。ブースではアルテのポストカードセットやTシャツ、書籍なども販売予定です。

 この夏祭りでは各地からオーガニック野菜やお米の販売、焼き菓子などの出店に加え、中国歌謡やクラシックのミニコンサートも予定されています(左の画像をクリックすると、詳細がご覧いただけます)。美唄からは「中村えぷろん倶楽部」による名物「美唄とりめし」の販売もあります(人気がありますのでご希望の方はお早めに!)。内容盛りだくさんの夏祭り、今から楽しみです。札幌駅近くにお越しの際は、ぜひみなさまお立ち寄りください。来週の土曜日、会場でお待ちしています!

 「sapporo55夏祭り2013」
 ■場所:札幌市中央区北5西5 sapporo55 1階 インナーガーデン
      (紀伊國屋書店札幌本店入口前)
 ■日時:8月3日(土) 10:00~17:30(ブースの出店は16:00まで)
 ■主催:sapporo55夏祭り2013実行委員会

8月の「こころを彫る授業」

投稿日 2013-07-25

7月25日 アルテピアッツァ美唄内木造校舎1階栄幼稚園は夏休みに入りました。雨が降ったり止んだりして、外を歩く人も少なく、いつもの平日よりも静かなアルテです。風に吹かれて、ワサワサと木々の葉が音を立てています。

 ここで、8月の「こころを彫る授業」のご案内です。毎月第一土日に行っていますこの授業、どの月からでも新規参加できますので、興味のある方はお気軽にお電話ください。
◆とき:8月3日(土)、8月4日(日)◆時間:10:00~16:00◆場所:アルテピアッツァ美唄内ストゥディオアルテ(体験工房)◆材料費:一般/15,000円(大理石)10,000円(軟石)中学生以下/9,000円(大理石)5,000円(軟石)◇アルテ市民ポポロ市民証提示の方は各1,000円割引◇翌月以降の授業に継続参加の場合は1日1,200円(アルテ市民ポポロ市民証提示の方は200円割引)。
 昼食は持参していただくか、事前にお申込みいただければ、別途800円で美唄農家のお母さん達による旬の野菜を使った昼食「かあさんの味」をご用意します。「こころを彫る授業」についてはこちらもご覧ください。1日のみの参加も可能です。
 小学4年生以上であれば、どなたでもご参加いただけます。夏休みを利用して、親子で参加してみませんか?ご予約はお早めにアルテピアッツァ美唄ギャラリー(0126-63-3137)までご連絡お願いします。

PMF2013美唄公演 「PMFアンサンブル演奏会」 

投稿日 2013-07-22

PMF2013 昨日、アルテピアッツァ美唄アートスペース(旧体育館)では、「PMF2013美唄公演 『PMFアンサンブル演奏会』」が開催されました。
 出演は、PMFピアニストの沢木良子さんと17名のPMFアカデミー生のみなさんです。演目ごとに4人、5人とアンサンブルのメンバーを変えながら、演奏してくださいました。
 将来を期待される若手音楽家たちによる演奏には「熱」が感じられ、それを受けて客席からは曲ごとに熱い拍手が響いていました。 最後は、出演者全員にお花が渡され、会場に拍手が鳴り響くと、出演者のみなさんは笑顔で手を振って応え、出演者も鑑賞者も一緒になって音楽を楽しんでいたことが伝わってくるフィナーレでした。

 出演者のみなさんは、リハーサルの合間、演奏順を待つ間にアルテピアッツァ美唄を楽しまれていたようです。カフェアルテに行ったり、みんなで芝生の上でのんびりしたり、「水の広場」の水に足を入れてはしゃいでいる姿も見られました。「またぜひここに来たいです!」と出演者の方から声を聞くことができ、この空間も楽しんで演奏していただけたこと、嬉しく思います。
 出演者のみなさん、会場にお集まりくださいましたみなさん、そして、PMFボランティアハーモニーのみなさんをはじめ、会場運営にお手伝いくださいました方々、ありがとうございました。

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