第16回「アルテの森語り」のご案内

投稿日 2013-09-11

9月11日 数日続いていた雨もようやく落ち着き、今日は晴れて、日中は蝉も鳴いていました。

 さて、アルテピアッツァ美唄の、季節の節目の行事「アルテの森語り」を、9月21日(土)に開催いたします。今回は、“十五夜”の頃にあわせて行います。
 朗読してくださるのは、元HBCアナウンサーの安藤千鶴子さんと磯田憲一さん、そして、ヴァイオリン奏者の長谷川加奈さんが、素敵な音色を披露してくださいます。毎回好評の交流会も、終演後に予定しています。(持ち込み、差し入れ大歓迎です。)
 夕暮れ時、静かな「カフェアルテ」で朗読や音楽に耳を傾けてみませんか?ご参加お待ちしております。

◆日時  2013年9月21日(土)17時半~ 
◆場所  アルテピアッツァ美唄 カフェアルテ  
◆出演   安藤千鶴子さん(元HBCアナウンサー)、磯田憲一さん、長谷川加奈さん(ヴァイオリン演奏)
◆料金  1500円(手打ち蕎麦付)  
◆定員  40名・予約制 
※定員になり次第締め切らせていただきます。
※未就学児童のご入場はご遠慮願います。  
◆ご予約・問合せ   NPO法人アルテピアッツァびばい (0126)63-3137

 

安田侃講演会「イタリア:アートと歴史とまちづくり」

投稿日 2013-09-09

9月7日 先週土曜日、アルテピアッツァ美唄アートスペース(旧体育館)で、安田侃講演会「イタリア:アートと歴史とまちづくり」が開催されました。今回は、主催の公益社団法人日本建築家協会(JIA)による「JIA建築家大会2013北海道」にあわせて行われました。

 当日は、朝から雨が降り続くなか、彫刻家安田侃さんのお話を聴こうと、道内外から約300名の方が会場に集まりました。
 イタリア在住42年の安田さん、講演は、和やかにサッカーの話題から始まり、彫刻家としてアトリエを構える北イタリアのピエトラサンタでのお話しや、美唄の炭鉱で働いたアジアの人々を慰霊する彫刻、イタリアで戦時中に起きた悲劇など古今東西の歴史観にまで至りました。
 後半は過去にイタリアのローマやフィレンツェ、ミラノなどで行われた大規模な野外彫刻展のスライドを交えながら、開催された町の地域性や、そこに関わる人々、当時の貴重なエピソードなどを語ってくださり、「もっと国が芸術をまもらなければいけない」と、彫刻家の視点から、イタリアと日本の芸術性の違いについてもお話されました。

 今回、入場無料ではありましたが、多くの方からご寄付をいただきました。いただいた寄付は、これからも次世代へとアルテピアッツァ美唄を繋げていくために大切に使わせていただきます。ご寄付してくださった方々、ご来場くださった方々、会場でお手伝いいただいたみなさん、本当にありがとうございました。

 

「孤高の画家 澤田文一展」「写真展 夢のかたち 加藤征治」

投稿日 2013-09-06

9月6日 ただ今、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは、2つの展覧会が開かれています。
 展示室Aでは、「孤高の画家 澤田文一展」を、展示室Bでは、「写真展 夢のかたち」を、どちらも写真家の加藤征治さんによる企画展です。
 「孤高の画家 澤田文一展」では、画界のドストエフスキーと言われた孤高の画家・澤田文一さんの油絵を中心とした作品19点が展示されています。どれも心にずしりとくる貴重な作品です。「澤田作品と人となりを理解するうえで少しでもお役に立てれば」と、それぞれの作品に解説文が添えられていますので、合わせてご鑑賞ください。
9月6日 展示室B「写真展 夢のかたち」は、アルテのギャラリーでは4回目となる加藤征治さんによる写真展です。ぽつんと建つ小屋、海岸沿いのバス停、雪をまとった線路…海沿いの街・留萌の風景を中心にモノクロ写真が27点展示されています。白黒の濃淡で表現された作品は、ふっと音と時間が止まった瞬間のようにも見えます。
 ひんやりとした風が吹きはじめた初秋に似合うふたつの展覧会です。みなさま、お誘い合わせのうえお越しください。9月16日(月)16時までの開催です。※火曜休館

「こころを彫る授業」、9月は第2土日開催です

投稿日 2013-09-04

9月4日 お知らせです。毎月第1土日に行っています「こころを彫る授業」。9月の「こころを彫る授業」は、“第2土日”に行いますので、お間違えのないように!まだ予約承り中ですので、ご参加希望の方はお気軽にアルテピアッツァ美唄ギャラリー(0126-63-3137)までお申し込みください。

◆とき:9月14日(土)、15日(日)◆時間:10:00~16:00◆場所:アルテピアッツァ美唄内ストゥディオアルテ(体験工房)◆材料費:一般/15,000円(大理石)10,000円(軟石)中学生以下/9,000円(大理石)5,000円(軟石)◇アルテ市民ポポロ市民証提示の方は各1,000円割引◇翌月以降の授業に継続参加の場合は1日1,200円(アルテ市民ポポロ市民証提示の方は200円割引)。昼食は持参していただくか、事前にお申込みいただければ、別途800円で美唄農家のお母さん達による昼食「かあさんの味」をご用意します。「こころを彫る授業」についてはこちらもご覧ください。1日のみの参加も可能です。

 そして、いよいよ今週末の7日(土)、アルテピアッツァ美唄アートスペース(旧体育館)では「イタリア:アートと歴史とまちづくり」と題した安田侃さんによる講演会が行われます。こちらはご予約不要です。13時半からの講演ですが、開演直前は大変混み合いますので、時間に余裕をもってお越しください。

アルテを探検!

投稿日 2013-09-01

9月1日 9月になりました。気温が少し下がり、カフェアルテでは、温かいコーヒーとケーキで“ひと休み”、という方が増えています。

 今日は、ストゥディオアルテ(体験工房)から子どもたちの楽しげな声が聞こえてきました。
 美唄市主催のイベント「わくわく自然体験inアルテピアッツァ美唄」が行われ、美唄市内から10名の子どもたちが参加しました。NPO法人北海道自然体験活動サポートセンターの方々が講師となり、木で作った名札に名前を書いたり、外を探検したり、アルテで見つけた自然のものを使って工作したり、と一日アルテピアッツァ美唄を満喫していました。
 アルテピアッツァを散策していると、季節によって、色んな花が咲いていたり、大きな松ぼっくりが落ちていたり、不思議なキノコが生えていたり・・・と様々な植物、昆虫に出合うことが出来ます。みなさんも、アルテを探検してみてはいかがでしょうか?意外なところで、彫刻にも出会えるかもしれません。
 

安田侃の「こころを彫る授業」開催します!

投稿日 2013-08-29

8月29日 雨が降ったと思えば、青空が出たり、と落ち着かない天気が続いていますが、こんな日は彫刻が様々な表情を見せてくれます。

 さて、来月9月22日(日)・23日(月・祝)に「安田侃の『こころを彫る授業』」を開催いたします。
 通常は、当NPOスタッフが担当し、毎月第一土日に開催している「こころを彫る授業」。今回は、特別に彫刻家安田侃さんが講師となる授業を開催します。毎回、安田さんが講師とあって、全道・全国から沢山の方が参加してくださっています。
 彫るのは自身の“こころ”です。自分のこころと向き合い、それを大理石や軟石を使って、形にしていきます。今回は、学生の方も参加しやすいように、学生料金も設定しましたので、この機会に是非ご参加ください。
 締切りは9月9日(月)となっておりますので、参加希望の方はお早めにお申込ください。

■日 程  : 2013年 9月22日(日)、23日(月・祝) 
■時 間 : 各日10:00~16:00
■締 切 : 9月9日(月) ※お申込み多数の場合は、初めての参加の方を優先します。ご了承ください。
■参加費 :    一 般      /   15,000円(白大理石)10,000円(軟石)
         高校生・大学生 /   10,000円(白大理石)6,000円(軟石)
         中学生以下    /   9,000円(白大理石)5,000円(軟石)
アルテ市民ポポロ市民証提示の方は各1,000円割引になります。
※昼食は持参していただくか、お申込みがあれば別途650円でご用意いたします

■お申込・問合せ:アルテピアッツァ美唄ギャラリー(0126)63-3137

 

イリス弦楽四重奏団コンサート

投稿日 2013-08-26

8月25日 25日(日)17時から、アルテピアッツァ美唄内アートスペース(旧体育館)では、「イリス弦楽四重奏団コンサート」が開催されました。日本フィル・ヴィオラ奏者の後藤悠仁さんを中心に、植村薫さん(ヴァイオリン)、大谷美佐子さん(ヴァイオリン)、伊堂寺聡さん(チェロ)の4人で結成されたイリス弦楽四重奏団。今回で、アルテピアッツァ美唄での公演は13回目を迎えました。
 この日はころころと変わりやすい天気で、演奏中にも雨が降り、アートスペースの屋根を雨粒が打つ音が会場に響きました。それでも、イリス弦楽四重奏団のみなさまは演奏を最後まで止めることはありませんでした。「雨音に演奏がかき消されそうになるなんて、こんなに自然を近くに感じられるホールはないです」と、この環境を楽しみながら演奏され、ブラームスの弦楽四重奏で幕を閉じました。
 翌日の月曜日、この日は美唄市立栄幼稚園と私立めぐみ幼稚園の園児を招待してのミニコンサートが開かれました。大人っぽい雰囲気の昨日とはちょっと違い、このコンサートではアンパンマンのテーマ、犬のおまわりさんなど園児たちもよく知っている曲をたくさん演奏してくださいました。
 8月26日生演奏に合わせて、園児たちの大合唱♪というシーンもあり、たまたまアルテに来ていたお客さまの中には「つい一緒に歌っちゃいましたよ」とおっしゃる方もいるくらい、盛り上がっていました。園児のみんなには、一流の音楽に触れて、一緒に歌って、音楽の楽しさを体感した素敵な思い出になったでしょうね。夜も昼も、イリス弦楽四重奏団のみなさまの演奏に魅了された2日間でした。

-cocoon- 糸原ムギ Exhibition

投稿日 2013-08-24

8月24日 ただ今、アルテピアッツァ美唄内木造校舎2階ギャラリーでは、糸原ムギさんによる個展「-cocoon- 糸原ムギ Exhibition」を開催中です。羽根や羊毛、植物の種、花びらなど繊細な素材を使った立体作品が展示されています。
 最初の展示室にはいって、すぐに出合うのが大きな白い「かたまり」。その存在感の強さにひかれて、近くによって見てみると、たくさんの小さな紙がついていて、すべて同じ“ある言葉”が書かれています。
 もうひとつの展示室には、「羽根」をまとった作品たち。視線を上げると、壁には羽根が舞っているような絵画があります。そのほかに、木や石や糸を用いて創られた作品もあります。
 それぞれの作品に一切説明はありません。イメージをつなぎながら、展示室をゆっくりと静かに歩きながら見たい作品展です。アルテのギャラリーの窓から吹き込む風が良い、とおっしゃる糸原さん。ぜひ、風を感じながら作品をご覧ください。9月1日(日)までの展示です。

てくてく美唄炭鉱―再度我路編―

投稿日 2013-08-21

8月18日 8月18日(日)、アルテピアッツァ美唄ギャラリーで行われていた「思い出の炭鉱写真展」最終日、関連企画として「てくてく美唄炭鉱―再度我路編―」を開催しました。
 「我路」地区は、炭鉱が盛んだった頃、炭鉱町の「花街」でした。今も、その頃を思わせる「何か」がいろんなところに残っていますが、一人で歩いても見逃しがちです。そこで当時を知る方のお話を伺いながら、一緒に我路を歩く・・・というこの企画、昨年実施し、大好評をいただきまして、また今年も!我路を歩くことにしました。
 この日、お集まりいただいたのは20名ほど。札幌、岩見沢、名寄、北見、そして美唄にお住まいの方も参加してくださいました。アルテピアッツァ美唄を出発し、まずは炭鉱を掘るために使われていた立坑櫓と坑口を見学。当時炭鉱で働いていた方から話を伺いました。
 その後、我路ファミリー公園まで移動し、てくてく歩きながら、我路出身の方、我路に通学していた方、(山の上にある)常盤台で生活していた方など、いろんな人が入れ替わり立ち代り、思い出話を語りました。途中、昔の写真の撮影地点に立って、同じ場所を見て、写真と比べてみました。今は汽車も走っておらず、橋の場所も違うけれど、目の前にある建物と同じものがひとつでも写真に写っていることで、時の流れを実感。「おおっ」「あっ!」という歓声とともに、カメラのシャッターが下りる音がいっせいに響きました。そして、歩き疲れてきた頃、我路にお住まいの方々から嬉しい差し入れが!

8月18日

畑で採れた味の濃いトマトとあまーいトウモロコシをいただきながら、現在の「我路」のお話も聞くこともできて、疲れも吹き飛びました。我路のみなさま、昨年に続き、今年も素敵なおもてなし、ありがとうございました。
 ここには書ききれなかった「驚き」や「感動」がいっぱいあった今年の「てくてく」。一緒に歩いてくださったみなさま、ありがとうございました。興味を持たれた方はぜひ来年ご参加くださいね。

雨があがると

投稿日 2013-08-18

8月18日 昨日から今日にかけて、美唄では大雨が降り、風も強く、大きなプラタナスの木がワサワサと葉音を立てて、揺れていました。

 今日のような風が強い日には、広場に強い陽射しが注ぐ瞬間に出合うことがあります。雲の切れ間から射す光が徐々に強くなり、パーッと彫刻を照らすのです。
 澄んだ空気の中、いつにも増して白大理石の彫刻の白さが輝いて見え、雨に濡れて艶っぽい緑との対比が美しいこと!今日はそのまま一気に青空が広がり、セミが鳴きはじめました。北海道内では、「明日は始業式」という子も多いようで、あちこちで子どもたちがアルテの広場を駆け回る姿が見られました。夏休み最後の日曜日、晴れてよかったね~。

 また、お昼からは予定通り「てくてく美唄炭鉱―再度我路編―」を開催しました。その様子は後日ブログでお知らせしますので、参加できなかった方も、お楽しみに。

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