てくてく美唄炭鉱 我路編

投稿日 2012-08-23

8月19日 8月20日まで開催していました「思い出の炭鉱写真展」関連企画として、先週の日曜日、「てくてく美唄炭鉱 我路編」を行いました。“我路”という地域は、アルテピアッツァ美唄から車で5分ほどのところにあり、炭鉱が栄えていた頃、我路に行けば全て用は足せる…と言われるほどの大商店街でした。今回は、その当時を知る方のお話を聞きながら、我路地区をてくてく歩いてみよう、というイベントです。
 当日の参加者は、「炭鉱に興味がある」「昔、このあたりで働いていた」という方々が集まり、スタッフ含め52名と超満員!
 「炭鉱メモリアル森林公園」の立坑やぐら、我路ファミリー公園にある安田侃さん作の記念碑「炭山(やま)の碑」に立ち寄って、炭鉱の歴史をおさらいした後、いよいよ我路地区を散策します。

 大正時代建造ながら現役の簡易郵便局「我路郵便局」などが並ぶ路地を、「お祭になるとこの道いっぱいに出店が並んで、それはそれは通りが狭く感じられたんだよ…」と、お話を聞きながら、てくてくてくてく…。
 道中、我路に住む方からミニトマトを差し入れいただいたり、我路神社の神主さんのご厚意で神社の本殿を特別に参拝させていただいたりと、我路の方々から嬉しいサプライズも(ありがとうございました)!
 約2時間の“てくてく”は、あっという間に終了の時間です。「本当に懐かしかった。建物はだいぶ無くなったけど、それでも道路や神社は昔と変わりなかった。」「我路って、まだまだこんなに元気なんだね」「また来たいなあ」と参加者のみなさん。 

 炭鉱隆盛時から時が過ぎて、今は何も無くなってしまった…と思われがちな東美唄地区。ですが、当時をうかがい知ることが出来る“ヒント”が、今もなお息づいていることを感じた1日でした。

イリス弦楽四重奏団アルテピアッツァコンサート

投稿日 2012-08-20

8月19日 昨日19日は、アートスペース(旧体育館)にて「イリス弦楽四重奏団アルテピアッツァコンサート」が開催されました。イリス弦楽四重奏団は、日本フィル・ヴィオラ奏者の後藤悠仁さんを中心に、植村薫さん(ヴァイオリン)、大谷美佐子さん(ヴァイオリン)、伊堂寺聡さん(チェロ)の4人で結成されました。普段は個々に活動されていますが、イリスとしては、今年、結成20周年(おめでとうございます!)を迎え、アルテでは、12回目のコンサートとなります。
 今回の曲目は、モーツァルトとドヴォルザーク。後半から、美唄在住のピアニスト・奥山幸恵さんも加わって、五重奏となり、しなやかで力強い演奏を披露してくださいました。音楽と夕日が射し込む彫刻空間が一体となったアートスペースでは、目を閉じて、じっとその時間を味わうように聴いている方も多くみられました。

 そして、本日午前中には、イリス弦楽四重奏団のみなさんからアルテピアッツァ美唄内木造校舎1階の栄幼稚園の園児たちへの“プレゼント公演”も行われました。8月20日「となりのトトロ」など子どもたちもよく知っている曲ばかりを、一流の演奏で聴かせてくださいました。演奏者のすぐ近くに用意された座席で、園児たちは立ち上がって、手拍子を打ったり、生のクラシック音楽を楽しんでいたようです。

 ギリシア語で「虹の女神」を意味する“イリス”の名の通り、しっとりと落ち着いた演奏からリラックスした楽しい演奏まで、虹のように多彩な音色で人々を笑顔にしていました。イリス弦楽四重奏団のみなさま、2日間に渡るコンサートをありがとうございました。

松林の中

投稿日 2012-08-18

8月18日 お盆を過ぎて、暑さもいち段落したように感じます。とはいえ、白大理石が敷き詰められた池と流路がある「水の広場」は、今日も子どもたちで大賑わいでした。
 一方で、アルテピアッツァ美唄には静かで、木陰が涼しい場所もあります。カフェアルテ周辺の松林です。虫の声が響く、静かな松林の中を歩けば、ところどころに彫刻が佇んでいて、「ここにあるはず・・」とわかっていても、出合うたびにハッとしてしまいます。先日は、木々の葉の隙間からこぼれる夏の太陽光をうけて、彫刻がひときわ白く輝いて見えました。アルテにお越しの際には、ぜひ松林の中も歩いてみてくださいね。

 夏休みも終盤、明日、8/19(日)13時~「てくてく美唄炭鉱 我路編」、17時(16時半開場)~アートスペース(旧体育館)にて「イリス弦楽四重奏団アルテピアッツァコンサート」が開催されます(詳細はこちら)。どうぞご家族でご参加ください。

アルテの盆踊り

投稿日 2012-08-15

8月14日 今年も開催しました「アルテの盆踊り」。予定していた13日(月)は朝から大雨・・・で翌14日(火)に延期となりましたが、当日は前日までの雨がウソのような快晴、絶好の“盆踊り日和”となり、ほっと一安心でした。
 「ドンッドンッ、ドンッ」、5時半のこども盆踊りの時間にあわせて力強い太鼓の音が響き渡り、いよいよ盆踊りがスタート。赤やピンク、可愛い浴衣を着た子どもたちがたくさん集まってくれました。お母さんと手をつないでよちよち歩きで踊ってくれていた小さな子もいました。終わったあとはしっかりご褒美の“おかし”を貰ってご満悦の表情の子どもたち。また来年も踊りに来てね!
 続いて大人盆踊りの「北海盆唄」が流れ、薄らと辺りが暗くなりはじめた頃、この日の一夜限りの演出として、「水の広場」には校舎1階の「栄幼稚園」の子どもたちをはじめ、たくさんの方に協力していただいて作った 「ころころキャンドル」が灯されました。8月14日
 幻想的なアルテピアッツァの空間に、最後まで「北海盆唄」が流れ、踊る人たちの輪が途切れる事はありませんでした。

  アルテピアッツァ美唄では、炭鉱の歴史を次の世代に伝えようと、現在ギャラリーで行われている「思い出の炭鉱写真展」とともに、毎年「アルテの盆踊り」の灯りをともし続けていきたいと思っています。

もうすぐお盆

投稿日 2012-08-12

8月12日 お盆間近の週末、帰省されている方や旅行されている方も多いのではないでしょうか?アルテピアッツァ美唄「水の広場」もたくさんの親子連れで賑わい、9日から始まった「思い出の炭鉱写真展」にも多くの方にお越しいただき、美唄に帰省されている方やかつて炭鉱町に暮らしていた方などとのお話に花が咲いていました。
 そして、お盆といえば「盆踊り」、以前こちらのブログでもお知らせしましたが、明日13日(月)14日(火)(雨天のため、延期になりました)はアルテピアッツァでも「アルテの盆踊り」を開催します!場所は木造校舎のそば「トリフォリオの広場」、17:30~こども盆踊り、18:30~大人盆踊りです。櫓を囲んで輪になって踊りませんか?飲み物やおつまみの売店もご用意していますので一緒に楽しみましょう。詳しくはこちらもご覧ください。

思い出の炭鉱写真展

投稿日 2012-08-09

8月9日 天気の良い一日、空には綺麗な夏雲が広がっていました。

 アルテピアッツァ美唄のある、美唄市の人口は現在約2万5千人ですが、かつて産炭地として栄えた1950年代には、全盛期、約9万人以上の方の暮らしがありました。こうした美唄の歴史、炭鉱の記憶を次世代へと伝えていく取り組みとして、毎年お盆の時期に開催している「思い出の炭鉱写真展」(NPO法人アルテピアッツァびばい主催)が今日から木造校舎2階ギャラリーで始まりました。
 今回の展示テーマは「炭鉱の一日」。「眠らない街」として24時間3交替制で働いていた坑夫達やその家族の暮らしの様子を、朝、昼、夜とそれぞれに分かれて展示しています。朝、働きに出かける坑夫の様子、昼の学校の給食の様子、夜の大規模な盆踊りの様子など、活気に満ちあふれていた当時の様子が写真に写る人々の表情から伝わってきます。その他にも今回の展覧会のためにと、美唄市在住の方が作成してくださった炭山のお祭の貴重な映像(約20分)、8月9日お隣、三笠市在住の方から寄贈していただいた「三菱美唄炭鉱立坑やぐら模型」(1/75スケール)の展示など、充実の展示内容になりました。展覧会開催にご協力くださった皆さま、本当にありがとうございます。
 炭鉱で栄えた時代を知っている方から、石炭を見たことがないという子どもまで、色々な世代の方に写真展を通して“炭山の記憶”を共有して頂ければと思います。展示は8月20日(月)まで、どうぞみなさんでご覧ください。※会期中無休

 期間中には関連企画として8月19日(日)に「てくてく美唄炭鉱 我路編」を開催します。かつて炭鉱で栄えた我路地区を、当時の事を知る方々と一緒に、お話をしながら歩きます。皆さまのご参加お待ちしております。詳しくはこちら

 美唄炭鉱の歴史については、アルテピアッツァ美唄ホームページ内「炭山の記憶」もご覧ください。
  

「触れる」、ありがとうございました

投稿日 2012-08-06

8月6日 夏らしい青空が広がりました本日、安田侃作品展「触れる」は最終日を迎えました。いつもよりも、アルテピアッツァ美唄の空気が濃く感じられたこの1ヶ月、「もう20年も経つんだね」という声をよく聞いた1ヶ月でもありました。「数年ぶりにアルテを訪れた」という方も多く、この作品展をとおして、長い年月を経てもなお、この空間が人の心の中にずっとあり続けていることを実感しました。みなさまにとっては、どのような作品展でしたでしょうか?
 会期中にお越しいただきましたみなさま、様々なかたちで作品展開催にご協力いただきましたみなさま、ありがとうございました。

 作品展終了後も、アルテピアッツァ美唄には、安田さんの彫刻と自然が調和する空間は変わらずにありますので、いつでも遊びにいらしてくださいね。そして、アルテを10年後、50年後、100年後…ずっと先の未来までこの場所を残していくため、これからもご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、今月はこのあと、9日(木)から木造校舎2階ギャラリーにて「思い出の炭鉱写真展」がはじまります。その他、13日(月)には「アルテの盆踊り」、19日(日)には「てくてく美唄炭鉱~我路編~」と続きます。いずれも、夏休み中の子どもたちにぜひ参加してほしいイベントです。大人も子どもも、みなさまのご参加、お待ちしております!

あと2日

投稿日 2012-08-04

8月4日 先日の雨から、過ごしやすい涼しい日が続いています。アルテピアッツァ美唄の敷地内をトンボが飛び交いはじめました。このまま秋の気候になっていくのでしょうか?

 7月4日からはじまりました安田侃作品展「触れる」。作品がおかれている木造校舎には、いつも自然の光が射し込みます。柔らかい午前の光、照りつけるような午後の光、日が暮れる前の夕方の光…刻々と変化し、それらの光を受けて、1日中、作品の表情は変化し続けます。会期中、時間帯を変えて、何度も足を運んでくださる方がいるのも、うなずけます。

 曇り空の今日は、終日薄明るい光が優しく作品を照らしていました。アルテピアッツァ美唄20周年を記念して行われているこの作品展も、8月6日(月)まで。残り2日となりました。おひとりでも、おふたりでも、みなさんでも、どうぞたっぷりと時間をとって、アルテにお越しください。

夏休み

投稿日 2012-08-01

8月2日 美唄は昨夜から朝にかけて、久しぶりにどしゃぶりの雨が降りました。だんだんと空は明るくなってきましたが、雨上がり特有の蒸し暑さが続いています。
 先日、「ん?」と目をやると、どこからかカフェの中にメスの小さなクワガタが入ってきていました。外に逃がしてあげようと、捕まえると、ちょうど外に虫取り網を持っている親子がいたので、「クワガタいましたよ~」と声を掛けると、小学生くらいの子どもが嬉しそうに、「ありがとうございます」と言って、手の上に乗せていました。
 夏休みに入って、「水の広場」で水遊びする子や、虫取り網を持った子など、連日たくさんの子どもたちがアルテピアッツァに遊びに来てくれています。遊び疲れたら、休憩にカフェアルテで、ソフトクリームがおすすめですよ。

 カフェといえば、毎年のようにこちらのブログで報告しています、カフェアルテ近くのあじさいの花も、雨が降らなかったせいか少し遅めの開花をしていました。散策の途中、ぜひ探してみてください。

今年も行ってきました!

投稿日 2012-07-30

7月28日

 先週の土曜日、sapporo55インナーガーデン(紀伊國屋書店札幌本店入口前)で行われた「sapporo55夏祭り」にアルテピアッツァ美唄も参加してきました!夏祭りらしい「わたあめ屋さん」や「風船屋さん」などが並ぶ中、アルテも“入口すぐ”の特等席にブースを設けていただきました。
 毎年開催されていますこのイベントは、札幌でアルテピアッツァ美唄を紹介させていただく貴重な機会です。主催の竹中工務店さん、sapporo55テナントのみなさま、いつも参加のお誘い、ブースのお手伝いなど、ありがとうございます。
 ブースでは、アルテの空気感が伝わりますように・・・と写真やポスターを貼り、いくつかアルテグッズを並べて、お客さまをお迎えしました。

 「ここは何ですか?」と興味をもってくださった方や「ずっと行きたいと思っているんですよ」とブースを訪ねてくださった方々に、札幌からアルテへの交通手段、四季によって変わるアルテの風景のこと、毎月第一土日に行われている「こころを彫る授業」のことなど、いろいろお話させていただきました。中には「とてもいいところですよね!」と、私たちアルテスタッフと一緒に、お連れの方にアルテがどんな場所か、説明をしてくださる方も。嬉しかったです。
 ブースを訪ねてくださったみなさま、ありがとうございました。次は美唄でお会いしましょう。

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